書籍・雑誌

やっぱり日本は「滅びの笛」だなぁ

2019年03月10日
(やっぱり日本は「滅びの笛」だなぁ)


https://www.sankei.com/premium/news/190310/prm1903100010-n1.html


・〔大林組〕よ、気をつけ!せよ。ちょんまげ時代の『悪代官』みたいなことしやがって。いつも書いているように、「弱者は数多あれど、代表的なのは『子供・女性・老人』だ。内定通知を出した女性を弄ぶなんざ愚の骨頂。やっぱり日本は「滅びの笛」だ。民度が下がり過ぎている。


・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング] から、記事を以下。


・「【[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]〈710〉示唆多い、韓国ファクトチェック】産経ニュース 2019.3.10 09:00」


・「『週刊文春』(3月14日号)のトップが『就活女子大生の私を弄んだ大林組幹部』。タイトルを見て、てっきり、先日、就活女子大生への強制わいせつで大林組社員(27)が逮捕された、あの事件の被害者の告白かと思ったら違った。全くの別件」


・「〈大型プロジェクトを指揮する幹部で、次期支店長候補〉、長年、リクルーターをつとめていた幹部社員(高橋=仮名)が、〈最終面接前の女子大生に内定をちらつかせ、ホテルに連れ込み、行為に及んだ〉。ある意味27歳社員よりタチが悪い」


・「〈『入社までに、三、四回ビジネスホテルやラブホテルで関係を持ちました。誘いを断ると、内定が取り消されるのではないかという不安があった』〉」


・「『文春』の取材に大林組コーポレート・コミュニケーション室は『事実関係を確認中』と回答したが、翌日、被害者女性は人事部から呼び出され、3時間にわたって経緯を聞かれたという」


・「〈人事部長からは『高橋の方が立場が弱い』とも言われた。『高橋には妻子がいて、役職もある。失うものが多いんだ』と。『お世話になった会社ではなく、なぜ文春に話すのか。相談窓口があるだろ』と何度も問い詰められ、まるで私が悪いと言わんばかりの状況でした〉


・「問いただすべきは幹部社員の方だろう」


・「『週刊新潮』(3月14日号)、全体的に粒がそろっているが、6度目のがんを告白した〈『梅宮辰夫』芸能界への遺言〉が現在の芸能界を痛烈に批判。


〈昭和の時代のように、圧倒的な輝きやオーラを放つ俳優が見当たらない〉

〈ダイヤの原石もバラエティ番組の「ひな壇」に並んだら擦り減って輝きを失うんだ〉


・「『ニューズウィーク日本版』(3・12)、〔木村幹さん〕(神戸大学大学院教授)による『韓国ファクトチェック』は示唆されることが多く必読。 たとえば、『文政権は反日で支持率を上げている?』。データを調べると、徴用工判決でも、レーダー照射でも〈特段、支持率に変化は見られない〉という。(花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)」・・・

昔の『週刊誌らしい週刊誌』の野生

2019年03月03日
(昔の『週刊誌らしい週刊誌』の野生)


https://www.sankei.com/premium/news/190301/prm1903010009-n1.html


・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]には、いつも「私の前フリ」は要らないと思う。しっかしま、いつの間にか『ニューズウィーク日本版』が、現在の日本型週刊誌の定石を蹴散らして、「昔の『週刊誌らしい週刊誌』の野生」を取り戻しているようだ。


・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング] から、時事を以下。


・「【[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]〈709〉 必読 アマゾンの問題点】産経ニュース 2019.3.3 09:00」


・「今週も『ニューズウィーク日本版』(3・5)の独走状態だ。読者のニーズにピタリと応えているし、タイトルも強い。『徹底解剖 アマゾンエフェクト』、18ページの大特集」


・「〈どうあがいても、私たちはアマゾンから逃れられない。ニュースの世界も消費者の暮らしもアマゾンだらけ。政治家や経営者の頭の中もだ〉」


・「創業者でCEO〔ジェフ・ベゾス〕(55)の資産総額は推定1340億ドル(約14兆7000億円)。同社の時価総額は8000億ドル(約88兆円)近い」


・「〈今のベゾスは〔石油王ジョン・ロックフェラー〕と〔発明王トマス・エジソン〕、〔新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハースト〕の3人を束ねたような実業界の大立者〉」


・「扱う品目は2000万点を超え、物流、食品販売から映像コンテンツ、ゲームの世界……。〈18年度の総売り上げは2329億ドル(約25兆6000億円)〉『


・「歴史家〔ジル・レポア〕は最近、ニューヨーカー誌にこう書いたという。〈『私たちはアマゾンの家に住んで、アマゾンの食料品を食べ、アマゾンの新聞を読んでいる』『そして死ねばアマゾン地獄へ落ちるのだろう』〉 アマゾンの現状、問題点などもわかりやすく解説したこの特集は必読」


・「『週刊文春』(3月7日号)、久しぶり、硬派のスクープは『日産西川(さいかわ)社長激白120分『ゴーンは日本人をナメていた』」。ゴーンチルドレンと呼ばれた〔西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)〕、クーデター説は明確に否定」


・「〈そもそもゴーン氏の不正行為は、普通の役員であれば即刻解雇になるようなものばかり。経営統合の話とは全く次元の異なる、極めて悪質な不正への対応、対処という性格のものです〉」


・「『週刊新潮』(3月7日号)『100周年『韓国3・1独立運動』を現地レポート!』。〈3月1日から臨時政府樹立記念日とされる4月11日まで、『独立のたいまつ』が聖火リレー方式で全国100カ所を巡る〉など、狂気の沙汰」


・「日本もきちんと世界に発信することが重要だ。(花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)


《手前から「ニューズウィーク日本版」、「週刊文春」、「週刊新潮」》


Photo

日本は自立した国の姿取り戻せ

2019年03月01日
(日本は自立した国の姿取り戻せ)


https://special.sankei.com/f/seiron/article/20190301/0001.html


・〔西尾幹二氏〕は83歳、東大出のドイツ文学者・評論家である。しっかしま、「自分」を失くした今の日本人に対し、「1945年までの日本人は、〈たとえ敗北しても、自分で戦争を始め、自分で敗れたのだ。今の日本人よりよほど上等である〉。この『自分』があるか否かが分かれ目なのである。『自分』がなければ何も始まらず、ずるずると後退があるのみである」・・・と、意気軒昂である。


・だが括りにあるように、「日本製の大型旅客機が世界の空を自由に飛行し、〈全国に130カ所ある米軍基地〉を撤退してもらい、貿易決済の円建てがどんどん拡大実行される日の到来を期待すればこそである。憲法改正はそのためのほんの第一歩にすぎない」・・・になると、非現実的・ドイツ文学者の側面が見える。


・北からの『ロシアの脅威』に加えて、南西からの『チャイナの脅威』も加わり、今又『南北朝鮮半島からの脅威』も加わった現代、『在日米軍』は安全保障の要である。勿論「未来永劫に」とは言えない。憲法改正の要諦は、①『専守防衛』、②『非核三原則』などの旧態依然の国是・スローガンを撤廃し、③自衛力を強化して、④交戦権(先制攻撃も含まれる)を持つことである。


・「核」は ①アメリカ核のシェアリングか、②自前か・・・当然付いてくる問題だが、②の場合は、山国の利点を生かして、極秘裏に持つべきである。モデルは〔イスラエル〕ではないか?


・産経スペシャル・[正論] から、記事を以下。


・「【[正論] 日本は自立した国の姿取り戻せ 評論家・西尾幹二】産経スペシャル 2019.3.1」


・「天皇陛下のご退位と新天皇陛下のご即位という近づく式典は、日本人に象徴としての天皇のあり方を再認識させている。昔から皇室は政治的な権力ではなく、宗教的な権威として崇(あが)められてきた。皇室は権力に逆らわず、むしろ権力に守られ、そして静かに権力を超えるご存在であった」


・「武家という権力がしっかり実在していて、皇室が心棒として安定しているときにこの国はうまく回転していた。そこまでは分かりやすいが、『権力を握ってきた武家』が1945年以来〔アメリカ〕であること、しかも冷戦が終わった平成の御代にその『武家』が乱調ぎみになって、近頃では相当程度に利己的である、という情勢の急激な変化こそが問題である」


≪平成は地位落下の歴史と一致≫


・「皇室は何度も言うが精神的権威であって、政治的権力ではない。昔から武士とは戦いを交わすことはなく、武士の誇示する政治力や軍事力を自(おの)ずと超えていた。第二次大戦の終結以後も同様である。しかもその武士が外国に取って代わられたということなのだ」


・「ここに最大の問題、矛盾と無理が横たわっている。さらにそのアメリカはもう日本の守り手ではなくなりつつあり、史上初の『弱いアメリカ』の時代が始まっている」


・「平成時代の回顧が近頃、盛んに行われているが、平成の30年間は〈ソ連の消滅が示す冷戦の終焉(しゅうえん)より以降の30年〉にほかならず、日本の国際的地位の急激な落下の歴史と一致する」


・「冷戦時代には世界のあらゆる国が米ソのいずれか一方に従属していたから、日本の対米従属は外交的にあまり目立たなかった。しかし今ではこの点は世界中から“異常視”されている。世界各国は日本がアメリカと違った行動をしたときだけ注目すればいい」


・「わが皇室は敗戦以後、アメリカに逆らわず、一方的に管理され、細々たるその命脈を庇護(ひご)されたが、伝統の力が果たしてアメリカを黙って静かに超えることができたのかとなると、国内問題のようにはいかない。当然である。各国はそのスキを突いてくる。かくてわが国は中国から舐(な)められ、韓国から侮られ、北朝鮮からさえ脅かされ、なすすべがない」


≪自分で操縦桿を握ろうとしない≫


・「今の危うさは、昭和の御代にはなかったことだ。すべて平成になってからの出来事である点に注目されたい。平成につづく次の時代にはさらに具体的で大きな危険が迫ってくると考えた方がいい」


・「125代続いた天皇家の血統というものが世界の王家のなかで類例を見ないものであり、ローマ法王やエリザベス女王とご臨席されても最上位にお座りになるのはわが天皇陛下なのである」


・「125代のこの尊厳は日本では学校教育を通じて国民に教えられてさえいない。そもそもその権威は外国によって庇護されるものであってはならず、日本国家が本当の意味での主権を確立し、自然なスタイルで天皇のご存在が守られるという、わが国の歴史本来の姿に立ち戻る所から始めなければならない」


・「天皇、皇后両陛下が昭和天皇に比べても国民に大変に気を使っておられ、お気の毒なくらいなのは、国家と皇室とのこうした不自然な関係の犠牲を身に負うているからなのである」


・「ではどうすればよいか。日本国民がものの考え方の基本をしっかり回復させることなのだ」


・「アメリカに『武装解除』され、政治と外交の中枢を握られて以来74年、操縦席を預けたままの飛行は気楽で心地いいのだ。〈日本人は自分で操縦桿(かん)を握ろうとしなくなった〉。アメリカはこれまで何度も日本人に桿を譲ろうとした。自分で飛べ、と。彼らも動かない日本人に今や呆(あき)れているのである」


≪憲法改正を飛躍の第一歩に≫


・「もっとも、操縦桿は譲っても、飛行機の自動運航装置は決して譲らないのかもしれない。日本人もそれを見越して手を出さないのかもしれない。しかし問題は意地の突っ張り合いを吹き飛ばしてしまう『意思』が日本人の側にあるのか否かなのだ」


・「1945年までの日本人は、〈たとえ敗北しても、自分で戦争を始め、自分で敗れたのだ。今の日本人よりよほど上等である〉。この『自分』があるか否かが分かれ目なのである。『自分』がなければ何も始まらず、ずるずると後退があるのみである」


・「2009年4月8日に今上陛下が事改めて支持表明をなさった日本国憲法は、〈日米安保条約といわば一体をなしている〉。憲法と条約のこの両立並行は、アメリカが日本人に操縦桿を渡しても自動運航装置を決して譲らない、という意向を早いうちに固めていた証拠と思われる」


・「日本国民の過半が憲法改正を必要と考えるのは、逆にまともに生きるためにはたとえ不安でも自立が必要と信じる人が多いことにある」


・「日本製の大型旅客機が世界の空を自由に飛行し、〈全国に130カ所ある米軍基地〉を撤退してもらい、貿易決済の円建てがどんどん拡大実行される日の到来を期待すればこそである。憲法改正はそのためのほんの第一歩にすぎない。(にしお かんじ)」・・・

「男と女の狂想曲」は、今やスクープではない

2019年02月24日
(「男と女の狂想曲」は、今やスクープではない)


https://www.sankei.com/premium/news/190224/prm1902240009-n1.html


・花田氏の「単なる痴話げんかなのでは」・・・が面白い。日本もこれだけ「平安の昔に戻ったか?」のようなフリーセックス時代では、「男と女の狂想曲(カプリチオ)」はスクープにはならないのだろう? 代議士も「汚名」を着ただけで「党からの処分」も無いようだし。そりゃ、タイトルから行っても「沖縄ラプソディ(狂詩曲)」の勝ちだわなぁ。


・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング] から、記事を以下。


・「【[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]〈708〉 絶妙の『沖縄ラプソディ』】産経ニュース 2019.2.24 09:00」


・「タイトルといい、県民投票直前というタイミングといい絶妙だ。 『ニューズウィーク日本版』(2・26)のルポ『OKINAWAN RHAPSODY(沖縄ラプソディ)』。タイトルはむろん、大ヒット中の映画『ボヘミアン・ラプソディ』から」


・「〔石戸論さん〕(ノンフィクションライター)による16ページにもわたる沖縄現地ルポは読ませる。左右を問わず多くの人にじっくり話を聞いて、沖縄という島の『複雑』な現実を追っている。 このルポを読むためだけに460円払っても惜しくない」


・「こういう優れたルポの後に『週刊新潮』(2月28日号)今週のスクープ、『『田畑代議士』を準強姦で告訴した被害女性の独占激白10時間』を読むといささかゲンナリする」


・「『新潮』によると、告訴した20代の“被害女性”と田畑毅(つよし)代議士(46)は昨年夏に知り合って、すでに性的関係もあり、クリスマスイブにデート。 彼女は〈ハイボールを1杯空ける。その後、焼肉屋に入って、グラスのシャンパンを1杯、そして、街の華やいだ雰囲気に呑(の)まれるように、赤ワインのボトルを1本空けた〉あげく、彼女の部屋で気がつくと〈全裸で毛布をかけられていた〉。単なる痴話げんかなのでは」


・「しかも、女性を『A子さん』として同じ件を取り上げている『週刊文春』(2月28日号)によると、〈『実は、A子さんにはもうひとり、B氏という信頼を寄せる五十代の男性がいるのです。(中略)公私共に親密な間柄』(地元の社会部記者)〉


・「田畑代議士を警察官に突き出したのもその男性だという。 田畑代議士は『新潮』発売前の15日に自民党に離党届を提出。処分はされぬらしい。 それにしても〔宮崎謙介〕、〔中川俊直〕…代議士の質も落ちたものだ」


・「このところの『文春』の安倍たたきは異常。今週も『驕(おご)れる安倍晋三のフェイクを撃つ』とタイトルは勇ましいが、中身は新聞報道の域を出ていない。単なる政界ゴシップレベルだ。(花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)」・・・

もはや総合週刊誌といえるのは3誌だけ!

2019年02月17日
(もはや総合週刊誌といえるのは3誌だけ!)


https://www.sankei.com/premium/news/190217/prm1902170012-n1.html


・毎回「はて、どう読むのだっけ?」と思ってしまう。親御さんも面倒な命名をなさったものだ。〔花田紀凱氏〕は「かずよし」と読むのだ。「凱」は「よし」と読めなくはないが、「紀」を「かず」とはねぇ。


さてその〔花田紀凱氏〕、「今や“総合週刊誌”は、①『週刊新潮』と、②『週刊文春』と、③『ニューズウィーク日本版』だけとなった!と慨嘆しておられる。あとはみな、“老人雑誌”に成り下がったのだそうな。よっく分かる!


・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング] から、記事を以下。


・「【[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]〈707〉 もはや総合週刊誌といえるのは3誌だけだ】産経ニュース 2019.2.17 09:00」


・「 〈がんになりやすい スーパーで売っている『異性化糖』『増量剤』『隔離剤』が入った食品100〉 〈『最期の手続き』 まず名義変更をしなさい〉 〈『代襲(だいしゅう)相続』と『二次相続』で損しないために〉 〈大切なのは『通帳』。『実印』ではない〉 〈『土地の権利証』、死後の手続きでは不要です〉 〈がんは『のど』からやってくる〉 〈目が見えなくなる、その始まりを知っておく〉・・・これが『週刊現代』(2/16・23)」


・「ライバル誌の『週刊ポスト』(2/15・22)も負けじと、〈「あなたと妻の年金 『申請ミス』と『記入漏れ』〉 〈ここを押さえる 親が『ボケる前』『ボケた時』必要な手続き〉 〈親が『死んだ時』に一番大変な『葬式』と『相続』の手順〉 〈『100万円』で治せる病気、治せない病気〉」


・「両誌の表紙に並んだタイトルだが、書き写していてもウンザリ。これを毎号のようにやっている。完全に“老人雑誌”化。これで売れてるんだから、といわれればそれまでだが、正直、読む気がしない」


・「『週刊朝日』(2・22)や『サンデー毎日』(2・24)まで、トップが 〈夫や妻と死別後の手続き〉(朝日)、〈穏やかに逝く心得〉(サン毎)」


・「今や、総合週刊誌といえるのは『週刊文春』『週刊新潮』、それに『ニューズウィーク日本版』だけだ。 なかでも、大人の視点を保ち、一番バランスがいいのが『新潮』。今週もトップで〈『慰安婦への直接謝罪』という噴飯要求! 『天皇』を『外交カード』にした韓国議長〉と、きちんと取り上げているのはさすがだ」


・「韓国問題、〔八幡和郎さん〕(徳島文理大教授)の言葉に尽きる。


『理不尽な要求をしてきても、まともに取り合わず、国際世論に正当な情報を提供し、韓国がどれだけのウソを言っているかを知ってもらうのです。(中略)日韓友好を実現しようと躍起にならず、淡泊につき合うのがいい』 (花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)」・・・

SNSの功罪

2019年02月10日
(SNSの功罪)


https://www.sankei.com/premium/news/190210/prm1902100012-n1.html


・私は「短文ツイッター」はやらない「ブロガー」だから、SNSからしたら『時代遅れのご先祖』なのかも知れない。気ままに生きているので、SNSのような「束縛だらけ」のような世界は得手ではない。


・ただそのSNSの蔓延で、犯罪も蔓延なのだ。私は「人が持つ警戒心」を、SNSが極小化してしまうのだと思う。何となく「知己」「友人」のように。この「30万円当て込んで、帰りの電車賃も持たずに初めて会う男の所に出掛けた女子大生」は、その典型例ではないのか?


・人は「会って」「話して」「呑んで」「食って」を何度も繰り返して、初めて「自分の仲間かどうか」を判断するものだと思う。SNSは便利なのだろうが、そうそう「自分の仲間」は居ないもんだぜ!


・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング] から、記事を以下。


・「【[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]】〈706〉SNSで巻き込まれる犯罪 防ぐ方法は】産経ニュース 2019.2.10 09:00」


・「帰りの電車賃も持たず、茨城県に住む男のところに行って殺された女子大生。実は男には性犯罪で2度の検挙歴があった。誰しもいったいなぜ?と思うだろう。『週刊新潮』(2月14日梅見月増大号)が、その謎に迫っている」


・「茨城『女子大生殺人事件』新聞テレビが報じない『30万円金銭トラブル』の代償」


・「警視庁関係者の話。女子大生は男から〈『事前に、会うことの対価として一定金額の提示を受けていたようです。彼女はお金を受けとれると見込んで、片道の交通費しか持たずに神栖まできた』〉 が、結局、男は金を出さず、男の写真を『SNSで拡散する』と騒がれ、殺してしまったという」


・「近年、SNSがきっかけで犯罪に巻き込まれるケースが増えているが、防ぐ方法はないのか。『常磐大学元学長、〔諸澤英道氏〕(刑事法学)の話」


・〈『日本では警察、検察、刑務所が犯罪者のデータをバラバラに持っています。それを一元化したデータベースを作り、必要に応じて市民に公開する仕組みを作っていくべきです。そのために、私は『犯罪者登録法』の必要性を訴えています。特に性犯罪は再犯率が非常に高いので、再発防止の観点から犯罪歴を、もちろん慎重にですが、公開できる仕組みがあれば、高い抑止効果を発揮するはず』〉 人権問題ともからむが、論議する価値はあろう」


・「『新潮』では『ZOZO『前澤社長』の背伸びがバレた!!』も、前澤社長の自社株を使った“錬金術”が興味深い」


・「『週刊文春』(2月14日号)、いつまで続くのかとうんざりの『貴乃花初めて語る』。今週第4回は『宮沢りえ婚約と破局』というので気になった。というのも、『破談』をスクープしたのが、当時、ぼくが編集長を務めていた『週刊文春』だったからだ。1993年1月7日号から6号続けて記事にした」


・「が、この件、〈九二年暮れから、貴乃花と宮沢の破局情報が燻(くすぶ)り始める〉のみ。『燻っていた』ことにされてしまった(笑)。 (花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)」・・・


《送検のため、警視庁亀有署を出る広瀬晃一容疑者=2月1日午前(桐原正道撮影)》


Photo_5

日本人のIQは世界で第何位?

2019年02月04日(立春!)
(日本人のIQは世界で第何位?)


http://news.livedoor.com/topics/detail/15970766/


・敗戦後からたった4年、昭和24年は「私のピッカピカの1年生」の年である。(5歳上の〔美空ひばり〕は小学6年生。「♪ 丘のホテルの 紅い灯も 胸の灯りも 消える頃・・・」=昭和屈指の名曲と言われる【悲しき口笛】の生誕と同年)


・入学してすぐ『知能テスト』なるものが有った。私は担任の佐藤先生に引率され、木全校長の『校長室』に生かされた。7歳(未だ誕生前で6歳)だったからナニが話し合われたのか覚えていないが、未だ『特殊学級』など無い頃、読み書きが出来ない〔約1名〕は、何故か6年生までの6年間、私と同じクラス。2人架けテーブルで、常に私が面倒を見た。


・「IQの高い民族は、北東アジアに集中している」・・・何とも不可思議な統計書籍である。タイトルに魅かれて、本日のNo.1投稿とする。


・ライブドアトピックス から、デイリー新潮 の記事を以下。


・「【日本人のIQは世界で第何位? 『国別IQランキング』の衝撃】デイリー新潮 2019年2月4日 7時31分」


・「世の中にはタブーとされることは数多くある。たとえば『容姿』について。『ブスは○○だ』『デブは○●だ』といった物言いは、親しい間柄や熟練の芸人同士のやり取りであればOKかもしれないが、職場などでは極力避けたほうがいいだろう」


・「あるいは『育ち』についても。『あの人は●●出身だから……』といった考え方は、差別に直結しやすいから最大限の注意が必要だ。日本国内では『大阪の人は面白い』といった表現が安易に使われがちだが、これとて結構危なっかしい」


・「そして、世界規模でいえば『人種』についての議論は極めてデリケートな配慮が必要とされている。『黒人だから足が速い』『ラテン系は女好き』『ドイツ人は堅物』といった表現も、差別につながりかねないと指摘する声は存在するのだ」


・「しかし、興味深いのはその一方で欧米の科学者たちの中には、こうしたテーマにも果敢に挑む人が少なくないという点である。作家・〔橘玲氏〕が新著【もっと言ってはいけない】で紹介しているのは、『国別IQ一覧』だ」


★日本人のIQは世界で第何位なのか?


・「もともとはイギリスの認知心理学者〔リチャード・リン氏〕が世界各国の知能テストのデータを収集し(あるいは自身で実施し)、著書(『Race Differences In Intelligence』)に掲載したものだ(正確には『国・地域・民族別』になっている)」


・「こうした調査は、かなりデリケートな問題をはらんでいるのは事実で、リン氏は欧米のリベラルから『白人至上主義』『人種主義』と批判されることもある。そして、日本においてもこの著書は翻訳されていない」


・「しかしながら、こうした批判的な見方に対して橘氏はこう述べる(以下、引用はすべて【もっと言ってはいけない】より)」


。「『PIAAC(国際成人力調査)や、日本でも大きく報道されるPISA(国際学力調査)のように、国際的な公的機関が国別の学力ランキングを公表している。IQと学力は同じではないが、その相関がきわめて強いことは認知科学では常識だ』」


・「『学力ランキングは問題なくて、『IQの国別比較は差別だから許されない』との主張はバカげている。――日本では『リベラル』を自称するメディアが、高校や大学の偏差値ランキングをさかんに商業化していることも付け加えておこう』」


・「問題は、こうした調査やデータの公開ではなく、あくまでもそれによっていわれのない差別を口にしたり、実行したりすることなのである」


★IQが高い北東アジア


・「概して、日本の属する『北東アジア』のIQ平均値は高い。〔中国(106.8)〕〔シンガポール(110.6)〕〔香港(108.8)〕〔韓国(106.4)〕〔日本(105.4)〕となっている」


・「『日本が中国や韓国に負けているはずはない!』と憤る向きもいるかもしれないが、この差は誤差の範囲内と見ても問題ないだろう。むしろ注目すべきは、前述の通り、『この地域全体の値が高い』という点だ」


・「同書掲載の一覧表を見る限り、このように軒並み3ケタの数字が並ぶのはこの地域くらいだといっても過言ではない。『ヨーロッパ系白人』の区分では、42カ国中、100を超えているのは、〔ベルギー〕〔イングランド〕等6カ国だけ。〔フランス〕〔ドイツ〕ですら100に満たない」


・「先進国で見ても、〔アメリカ(のヨーロッパ系白人)〕が99.7、〔オーストラリア(のヨーロッパ系白人)〕が98.2という具合なので、単純に比較すれば、北東アジアの高さは突出している」


・「日本の上に位置しているのは、前述の北東アジアの4カ国とミャンマー(107)のみ。日本は第6位ということになる(ただし、橘氏によればミャンマーのデータは正確さに疑問ありとのこと)」


・「もちろん、IQの高さイコール『賢さ』ではないことは言うまでもない。橘氏は、IQというのはあくまでも『知識社会への適応度を測るものさし』だという点は強調している」


・「アボリジニのIQは一般に高くないとされていて、60年代からの調査では55~60程度とされていた。しかし、1981年に西オーストラリア大学の研究者〔ジュディス・カーリンズ〕が、アボリジニと白人の子どもの知能を比較したところ、興味深いことがわかったのだ」


・「色や形のちがう20個の積み木を子どもの前に置き、30秒間でその場所を覚えさせる。その後、いったんばらばらにし、元の位置に戻すよう指示する。 空間記憶能力を測るこのテストで、アボリジニの子どもは同い年の白人の子どもをはるかに上回る成績をあげた。白人の子どもの知能を100とすれば、、アボリジニの子どもは1標準偏差以上も高い119だったのだ」


・「おそらくこれは、砂漠に暮らすアボリジニにとって空間記憶能力はとても重要だからだと考えられている。つまり、砂漠に放り出されれば、『高いIQ』であるかどうかは重要ではないというわけだ」


・「科学的な調査などをしなくても『勉強はできるけど社会ではボンクラ』という人は珍しくない。そう考えるとIQの高さにあまり浮かれるべきではない、ということか。(デイリー新潮編集部)」・・・


《日本人の3人に1人は日本語が読めない!? 「置かれた場所」で咲くのは不幸!? 人種で知能はちがう!? 高所得をもたらす性格は!? 人間社会のタブーがまた、明かされる! 【もっと言ってはいけない】橘玲[著]新潮社》


Photo


『週刊文春』がおかしい

2019年02月03日
(『週刊文春』がおかしい)


https://www.sankei.com/premium/news/190202/prm1902020011-n1.html


・〔花田紀凱氏〕も『古巣・週刊文春』の批判はし辛いだろうが、「文春砲」の異名をとった『文春』だ。大先輩の叱咤に応えて、〔門田隆将氏〕の言う『告発型ジャーナリズム』の大道に戻ってくれ。


・『週刊新潮』が未だ〔小室母子〕を追っかけているようだが、これはもう「スキャンダル」なのだ。スキャンダルとは一番遠い位置に居なければならない皇族なら、『プリンセス・眞子』の悲恋(迂闊?)で終わった話だ。〔眞子さん〕のため、〔小室 圭氏〕の将来のため、もう「追っかけ」は止めたがエエぞ!


・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング] から、記事を以下。


・「【[花田紀凱の週刊誌ウオッチング]〈705〉『週刊文春』がおかしい】産経ニュース 
2019.2.3 09:00」


・「古巣のことを、あまり厳しくは書きたくないのだが、『週刊文春』がおかしい。何がなんでも安倍政権たたきの姿勢が露骨。そんなことは朝日新聞、東京新聞あたりにまかせておけばいいのだ」


・「今週(2月7日号)のトップが『〈大本営発表〉に騙(だま)されるな! 偽りだらけの安倍晋三』。 予想したとおり、タイトルのわりに、中身は薄い」


・「昨年12月20日号でも元NHK記者、〔相沢冬樹氏〕の本を紹介し、『独占手記 森友スクープ記者はなぜNHKを辞めたか』という記事をトップにしていた。思わせぶりなタイトルだが、要は、文芸春秋から出した相沢氏の新刊【安倍官邸VSNHK】のパブリシティー」


・「本自体、中身はスカスカ、読んでガッカリした。 時の政権を批判することはむろん必要だが、『文春』らしく、正攻法でやってほしい」


・「『週刊新潮』(2月7日号)は今週も小室問題がトップ。『〔紀子さま〕が〔小室圭さん〕釈明文書にきつすぎるお言葉』。 リードに〈事態は泥沼の様相を呈している〉とあるが、事態はもう、とっくに終わっているのだ」


・「小室文書に対しては、 〈秋篠宮邸では、紀子妃が、《今さら遅すぎます》と、辛辣(しんらつ)なお言葉を漏らされているという〉」


・「〔佳代さん(小室さんの母)〕と元婚約者のトラブルについて〈『《それを解決できたからと言って、私たちが結婚に向けて前向きになれるかといえば、そうではありません》と漏らされていました』(同家の事情に通じるさる関係者)。 それにしても、空気の読めない小室母子だ」


・「『週刊現代』『週刊ポスト』はすっかり老人誌化してしまった。今週の大特集、『ポスト』(2・8)は『親が『ボケる前』『ボケた時』にやるべきこと』、『現代』(2・9)は『老親もあなたも死んでからでは遅い』。 大事な問題ではあろうが、読む気がしない。 (花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)」・・・


《「週刊文春」の目次 》


Photo

世界には親日国が何カ国ほどあるのか

2019年01月31日
(世界には親日国が何カ国ほどあるのか)


http://news.livedoor.com/topics/detail/15956015/


・『絶対的親日国』は、〔インドネシア〕〔ベトナム〕〔フィリピン〕〔タイ〕〔台湾〕〔マレーシア〕・・・であることは知っていたが、括りの「2大反日国である中韓が2大訪日国である」というのも面白い。


・ただこの記事には無いが、〔インドネシア〕のオランダからの独立に、「敗戦国日本に帰らなかった5000人の日本兵と、日本軍の戦闘指揮・武器弾薬」が底辺に在ることを付記しておきたい。


・ライブドアトピックス から、まぐまぐニュース の記事を以下。


・「【[書評]データで見る『世界には親日国が何カ国ほどあるのか』】まぐまぐニュース 2019年1月31日 19時58分」


・「現在、世界にはどのくらいの親日国があって、どれくらい日本は信用されているのか。それを知ることは今後の日本が平和に進んでいくために必要なものであると考えて『親日国をデータで実証した本』があります。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で、編集長の柴田忠男さんがそんな一冊をご紹介しています」


〈『親日国の世界地図 236のデータで実証』 佐藤拓 著・祥伝社〉


・「まことに世界は不安定である。日本が戦争やテロに巻き込まれず、平和で繁栄するには、どのような外交政策をとればいいのか。様々な問題があり、方策は多岐にわたるが、要は国同士が互いに信頼できる関係を構築するのが第一で、そのためには世界中に『親日国』を増やしていくことが必須だろう」


・「現在、世界にはどれくらいの親日国があって、どの程度の信頼感を持ってくれているのか、多くのデータを分析し明らかにしているのがこの本だ。日本及び日本人に対して、親近感、信頼感を持っている人を『親日家(または親日派)』と呼び、親日家が多数を占めている国を『親日国』と定義する。その逆は『反日国』とする。親日・反日の感情を持つ要因は9件提示されている(略す)」


・「徹底的にデータにこだわり『親日指数』を表した。しかし、それは現時点に限った一過性のものである。また政府の対日姿勢と、国民の意識は別物であるという認識も必要だ。中韓は政府が政権安定のため国民を反日に誘導してきたが、若い世代はかなりの親日感情を持っていることもデータから明らかだ」


・「日本のことが大好きな国『絶対的親日国』はアジアに集中している。〔インドネシア〕〔ベトナム〕〔フィリピン〕〔タイ〕〔台湾〕〔マレーシア〕である。各国の親日の理由が示されており、非常に興味深い。外務省が毎年行うASEAN 10か国の対日観の世論調査では、『信頼できる』の割合は73%で、『できない』は6%だ」


・「先の大戦で日本軍の被害を受けたのに、なぜ親日なのか。第一に良好な経済関係、世界経済への貢献と開発協力、そして価値観の共有である。『かなりの親日国』は、〔ミャンマー〕〔シンガポール〕〔インド〕〔オーストラリア〕〔ニュージーランド〕〔フランス〕〔カナダ〕〔ブラジル〕〔コロンビア〕。〔アメリカ〕はすぐ下のランク『親日国』だ。ロシアはさらにその下のランク『友好国』である」


・「明かな『反日国』は〔中国〕と〔韓国〕である。〔北朝鮮〕は対日観の世論調査データが皆無のため、この本では取り上げていない。中国は90年代半ばまで日本肯定派のほうが多数だったが、天安門事件以降、愛国主義教育によって民主化から国民の目を逸らすために、国家が反日を誘導したからで、2016年の言論NPOの調査結果では、中国人が日本によくない印象を持つ割合は76.7%である」


・「一方、中国に良くない印象を持つ日本人は91.6%に達している。ただし、ここ数年中国の反日感情に改善の兆しも見える。その理由は『訪日中国人』が増えたことで、政府やメディアの伝えるものとは違う日本・日本人に触れ、対日意識が変わったという人が多い。そして、その経験をSNSで拡散しているからだ」


・「そして今、韓国は日本に対して敵意満々、世界一の『大反日国』になった。今までは失政に対する国民からの批判の矛先を変えるのに、政府が反日を利用してきたが、今は挙国一致の反日の様相である。この本のデータでは、日本に好感がもてる割合が30%で、10代ではじつに78.6%が『かなりの親日』だったのに」


・「2017年に中央日報とキヨンヒ大学が実施した世論調査では、『世界で最も魅力的な国民』で1位がドイツ(23.6%)、第2位が日本(13.3%)だったのに。その根拠は『遵法精神・配慮文化』であった。また、2大反日国が2大訪日国であるという面白いデータもある(3位は台湾)。親日国を増やそう!」・・・


《偏屈BOOK案内:佐藤拓『親日国の世界地図 236のデータで実証』》


Photo_3

秀吉:後世の人間まで騙し続けた不徳の男

2018年11月28日
(秀吉:後世の人間まで騙し続けた不徳の男)


http://ironna.jp/theme/529


・凡庸な織田信長の子らにあって、三男信孝は気性の激しさも風貌も、父・信長に似ていたと言う。野間大坊に残るという辞世の句:「昔より主を討つ身(内海)の野間なれば むくいをまてや羽柴筑前」 にその無念さが現れている。


・源氏の黎明期、源義朝(頼朝や義経の父)が入浴中に家臣・長田某に闇討ちされ。『せめて木太刀の1本も有れば』の遺言により、未だに木太刀が奉納されている。


・iRONNNA発から、井沢元彦(作家) 氏の記事を以下。


・「【後世の人間まで騙し続けた不徳の男、〔豊臣秀吉〕の『大魔術』】iRONNNA・井沢元彦(作家)2018/11/27」


・国民作家、〔司馬遼太郎〕は〔豊臣秀吉〕のことを『史上、類を絶した大悪党』と呼んでいる。〔徳川家康〕を主人公とした小説【覇王の家】においてである。


・同じ作者の【新史太閤記】や【関ヶ原】を読んだ読者にとっては意外かもしれない。私に言わせれば、関西人である司馬遼太郎はどちらかといえば豊臣びいきであり、関西人特有の『家康嫌い』についてもかなり賛成のように見受けられるからだ」 


・「確かに家康は秀吉と固い約束を交わしたにもかかわらず、その死後あっという間に天下を乗っ取った。しかも秀吉の子孫を根絶やしにした。ここだけ見れば家康の方が大悪党である」


・「しかしながら秀吉という男も実は褒められたものではない。〔織田信長〕の天下を、信長が死んだ途端乗っ取ったからだ。しかもその過程で信長の息子の3男〔信孝〕を切腹に追い込み、その母と娘つまり本能寺の変以前は秀吉にとって『お方様』であり『姫』だった女性を自らの手で処刑している。まさに大悪党なのである」


・「家康にしてみれば『秀吉よ、お前が織田家に対してやったことを、オレはやったに過ぎない』と弁明したいところだろう。しかし、秀吉には家康にない優れた能力がある。これも司馬遼太郎が小説【覇王の家】で述べている言葉を使えば『大魔術』の使い手であった」


・「これを読んでいるあなたは中年以上か、それとも若者だろうか? 中年以上の人ならば秀吉は『大悪党』などとは夢にも思っていない。むしろ子孫が滅ぼされた気の毒な人というイメージすら持っていないだろうか?」


・「その点はその通りなのだが、一方で秀吉の『織田一族に対する仕打ち』というのは、まさに大悪党の仕業と言っていいのが歴史上の事実である。秀吉にとって信長は卑賤の身からとりたててくれた『大恩人』である」


・「『足を向けて寝られない」』ほどの存在だ。にもかかわらず本能寺の変が終わって、わずか数年の間に3男〔信孝〕は切腹に追い込み2男〔信雄〕はいったん追放した。主君の直系の孫である〔秀信〕(三法師、長男信忠の子)には美濃一国は与えたが、天下は返さなかった。まさに『忘恩の徒』である」


・「しかし後世の人間は秀吉を悪く言わなかった。同じことをした家康は散々悪口を叩かれたのに、極めて不思議な話では無いか。ここが『大魔術』なのである。最近は新しい傾向として、秀吉のこうした点に注目して、秀吉を腹黒い悪人に書いた小説もある」


・「私が書いた【逆説の日本史】(小学館刊)では秀吉の悪をきちんと追及しているので、こういうことが影響を与えたのかもしれない。つまり若者の中にはあまり秀吉の『大魔術』に騙されていない人もいるということだ」


・「だが、そうはいってもやはり『秀吉はいい人』というイメージを抱いている人は少なくない。秀吉の『大魔術』、つまり後世に対する情報操作はそれほど卓越しているのである」


・「しかし、やはり真実は隠せない。最近、秀吉が『忘恩の徒』であることを証明する史料が発見された。秀吉の腹心で天下取りに大きく貢献した大名〔脇坂安治〕(初代龍野藩藩主)に、天下取りまっただ中の秀吉が細かく指示を出した手紙がまとまって発見されたのである。脇坂家の領地にあった龍野神社(兵庫県たつの市)の旧蔵文書からである」


・「その内容を簡単にまとめると、まず『アメとムチ』が目立つ。安治の仕事ぶりを責め、こんなことでは担当者を代えなければならないなどと脅すのである。そのうえで本人の適性を見極め能力を最大限に発揮させる」


・「この史料の整理に当たった東京大学史料編纂所の〔村井裕樹助教〕は『天下人でありながら、しつこいぐらい細かい性格』(2016年1月21日神戸新聞電子版、以下引用は同記事)と述べている」


・「そして極めつきは1585年(天正13)秀吉から安治に宛てた手紙であろう。『秀吉の御意に違う侯輩(ともがら)、信長の時の如く少々拘(かか)え候へとも苦しからずと空だのみし許容においてはかたがた曲事(くせごと)たるべく候(秀吉の意思に背く者ども、信長の時代のようにかくまっても許されると思い込んでいると処分する)』というのである」


・「信長の死後をわずか3年しか経っていない。この時点で秀吉は大恩人信長を呼び捨てにしているのである。まだ関白になったわけでもないのに、いかに親しい間柄宛ての手紙とはいえ、呼び捨てはないだろう」


・「つまりこれが秀吉という男の本当の姿なのである。しかも秀吉自身が『信長の時代のように甘くはないぞ』というからには、多くの人が抱いている『信長は残酷だが秀吉は優しい』というイメージも実は『大魔術』に乗せられたものだとわかる」


・「これから先は推理だが、なぜこんなにたくさんの『秀吉の意思に背く者ども』が出たのだろうか?それは秀吉の織田家に対する仕打ちはあまりにも酷いと思っていた人間が大勢いたということではないか」


・「その筆頭であった〔柴田勝家〕は賤ヶ岳の合戦で敗北し死んだが、裏切りによって戦いを勝利に導いた〔前田利家〕はちゃっかりと生き残り秀吉政権下では重く用いられた」


・「だが秀吉が死に利家も後を追うようにこの世を去ると、前田家は直ちに家康に人質を出してその傘下に入ることを表明し、〔石田三成〕の『家康討つべし』の呼びかけにも応じなかった。そして、一時はその呼びかけに応じ関ヶ原に西軍として出陣した大名のうち、まさに賤ヶ岳の合戦における前田利家のように、最初から西軍を裏切り家康に味方することを決めていた武将がいる。脇坂安治である」


。「要するに関ヶ原の敗戦、そして豊臣家の滅亡は秀吉の『不徳のいたすところ』であるというのが私の考えである」・・・


《大阪城二の丸の〔豊國神社に建つ豊臣秀吉公銅像〕=平成22年12月18日、大阪市中央区(竹川禎一郎撮影)》


Photo


より以前の記事一覧

最近のトラックバック

2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ
フォト