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バイデンで『南』ピンチ!日本も対岸の火事ではない

2020年11月09日
(バイデンで『南』ピンチ!日本も対岸の火事ではない)


https://news.livedoor.com/topics/detail/19191243/


・元・駐韓大使の〔武藤正敏氏〕は、テレビのコメンテータ向きである。語り口もソフトであるし、内容も詳しく分かり易い。しかし記事を書かせると長いこと長いこと!あのホッソリした紳士の何処にこんなパワーが潜んでいるのかと呆れるが、ブロガーとしてその記事を整理する根気も大変だ。


・朝一でないと、とてもヤル気が起こらない。読者の皆様も〔読む〕のに大変だろうが、〈バイデン新政権〉〈南北朝鮮(韓半島)〉〈日本〉そして〈支那〉の対応がヨック分かるので、是非お目通し戴きたい。一言で言えば、〔文在寅政権〕の『虚言』と『隷北』と『独りよがり』で、東アジアは振り回されて来た。


・記事では『日米豪印』のクワッドに、『南』の旗幟を鮮明にさせるため『南』も参加させると勇ましいが、軍事機密が『北』や『支那』に筒抜けになると、軍は反対するだろうし、実質『支那の属国』である『南』も、これ以上『支那』を怒らせないため、立ち位置は変えないだろうな。


・ライブドアトピックス から、現代ビジネス・武藤正敏氏(元駐韓大使) の記事を以下。


・「【[武藤正敏] 韓国・文在寅が『バイデン勝利』で窮地へ…米国から脱『中国・北朝鮮』を迫られて大ピンチ!】現代ビジネス・武藤正敏(元駐韓大使) 2020年11月9日 6時0分」


■バイデン陣営への接触をもくろむ「文在寅政権」


・「米国大統領選挙で、〔バイデン氏〕が当選に必要な〔270人の選挙人を確保〕したが、〔トランプ大統領〕はいまだ敗北宣言をすることなく、選挙の決着を法廷闘争にゆだねる姿勢を示している。そして、最後まで当選者が確定できず、<連邦下院議員による投票に持ち込めれば勝算がある> と考えている。最終決着にはまだ時間がかかりそうである」


・「しかし、韓国では <トランプ大統領誕生の際に首脳間の関係構築に乗り遅れた> との認識から、バイデン政権誕生にどう取り組むか、政権の誕生にともないもたらされる米韓関係の変化と朝鮮半島情勢の変化がどうなるのかについて青瓦台、外交部が検討を始めた」


・「文在寅政権は当面、どのタイミングで首脳電話会談を行うか、日本より先にバイデン氏に面会できるか、その準備として〔康京和(カン・ギョンハ)外相〕の訪米の際にバイデン人脈とどのような関係を結んでいくかなど方法論を優先して検討しているようである」


・「〔康京和外相の訪米〕の主目的は〔ポンぺオ長官〕との協議であるが、バイデン政権の政権移行チームとの接触も試みるだろう。ただ、トランプ大統領がいまだ敗北宣言をしていない中で、<トランプ氏の怒りを買わずにバイデン政権と接触するのは危険がともなう> だろう」


■韓国で論じられていること


・「バイデン政権と良いスタートを切りたいのであれば、そのような小手先のことでは不十分であり、米国とどのような政策面での協調を図っていくかという基本に戻って対応することが重要となる。
〔文在寅政権〕は冷徹な現状認識に基づいた対応よりは、<期待値で政策を考える傾向にある> が、バイデン政権との付き合いは、その外交の方向性を副大統領時代の言動、最近の発言や寄稿をよく分析し、その結果に基づき、現在の米韓関係、南北関係、米中関係への対応を再検討していくことが不可欠であろう」


・「これまでトランプ政権との比較で言われているバイデン外交のスタイルは、


・第一に、トップダウンではなく、実務的な積み上げを大事にする
・第二に、多国間主義で同盟国の協力を重視する


であり、このスタイルが米国の外交に及ぼす影響は大きなものがある。以上の視点を念頭に、バイデン政権の姿勢にいかに対応していくべきか、韓国で論じられている点を整理してみたい。そして文政権の具体的対応についても予測したい」


■文政権が懸念する「バイデンの対北朝鮮外交」


・「青瓦台・与党は〈米国大統領に誰が当選しても米韓同盟は堅固〉と述べた。しかし、現実を見ると〈米韓同盟が堅固でない〉ことが最大の問題である。過去3年半、『米韓合同軍事演習』はまともに行われていない。〔文在寅大統領〕は <北朝鮮の非核化意思を誤って伝え、米国の信頼を失っている>。<米国と協議もなしに国連一般討論演説で非核化を前提としない『終戦宣言』を提案> した。<南北経済協力についても、米国に妨害されないようどうするか画策している懸念> がある」


・「韓国の外交にとって最大の課題は、<北朝鮮との平和共存体制の構築>、<北朝鮮への制裁緩和と南北協力の推進> であろう。表面上は北朝鮮の非核化も言っているが、もともと韓国は、北朝鮮の非核化よりも38度線沿いの北朝鮮の軍事力に脅威を感じてきた。非核化を北朝鮮が拒否している状況で、韓国は北朝鮮の非核化はできる限りトーンダウンしたまま、平和共存の道を探り、南北協力の実績をあげて、〔金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長〕との良い関係を結びたいと考えているだろう」


・「これまで、〔文在寅氏〕は対北朝鮮外交という観点から〈トランプ大統領の再選〉を期待していたであろう。文在寅氏は米大統領選挙後のトランプ氏と金正恩氏の会談を橋渡ししたいとの思惑を持っていたものと言われる。他方、バイデン氏は先月22日、最後の大統領候補のテレビ討論で〔金正恩氏〕を『悪漢(thug)』と呼び、そんな金正恩氏と軽率に首脳会談を行ったトランプ氏を批判した」


■韓国を無視…?


・「これを受け、北朝鮮は『朝鮮中央通信』でバイデン氏を『狂犬』『痴保末期』と言い返した。また、バイデン氏は、大統領が実務の意見を無視して独断的に『トップダウン』で外交するスタイルではなく、実務的な検討、準備を進めたうえで動く『ボトムアップ』外交スタイルが基調だ。<実務者による事前調整を忌避している金正恩氏と対話の糸口を見出す> ことは困難であろう」


・「バイデン政権で主要な外交・安保参謀には〔トニー・ブリンケン元国務副長官〕、〔ジェイク・サリバン元副大統領国家安保問題補佐官〕、〔スーザン・ライス元国連大使〕などがいる。特にブリンケン氏はホワイトハウスの国家安保補佐官や国務長官などの要職を務めることが予想されているという。そのブリンケン氏は金正恩氏のことを『最悪の暴君』と呼び、強硬な対北朝鮮観を見せた」


・「そのようなバイデン政権は、〔文在寅氏〕の <北朝鮮は非核化に前向きであるとの虚言> によってトランプ氏が米朝首脳会談に応じたのを批判した。同じ手に乗ることはないであろう。韓国が米韓同盟に基づく関係を復元し、『CVID(完全で検証可能かつ不可逆的)の原則』に基づき北朝鮮の核廃棄に力を合わせなければ、韓国を無視し、オバマ政権時代の『戦略的忍耐』に立ち返りかねない」


・「韓国の安保問題専門家には〈バイデン政権が発足すれば、北朝鮮が対米圧力の観点から来年初めに挑発行動を試み、朝鮮半島の緊張が始まるかも知れない〉と話す。それはトランプ政権の初めに米朝の緊迫が高まった時を思い出させる。ただ、今回は緊張緩和の助けとなった、平昌オリンピックはなく、バイデン氏のスタイルからしても突然の方向転換はないだろう。文在寅氏にとって最初の試練は、米朝の緊張状態をいかに抑えるかになるかもしれない」


■米中対立では「中立姿勢」は認めない


・「バイデン政権は、<『米国優先主義』を前面に出して同盟国に圧力をかけ続けたトランプ政権> とは違い、『多国間主義』に基づきグローバルリーダーシップの強化を進める外交を展開するだろうと見られている。韓国にとって米国の東アジア外交の中で困惑すると思われるのが、<米中対立の中での立ち位置> である。韓国では米国の対中けん制戦略は超党派的で、バイデン政権になっても変わらない、との見方が支配的である」


・「ただ、トランプ氏の反中は、中国からの新型コロナの蔓延によって大統領選挙で苦戦を強いられたという感情的な側面が背景にあった。バイデン氏の場合には〈中国の南シナ海での活動の強化〉、〈技術覇権主義〉、〈人権問題〉などの中国の行動を問題としたものとなろう。ただ、環境問題では中国との協力も模索していくことになろう。そうした中、バイデン氏のトランプ氏との最大の違いは、独断的に中国に強硬な姿勢を見せるトランプ氏に対し、『同盟国の助けが必要』との姿勢である」


■「日米豪印への参加」が試金石


・「その点はバイデン氏が寄稿文やスピーチの中で中国に言及する際には欠かさずと強調してきたことだ。副大統領時代の2013年にソウルを訪問した際、〈米国の反対側に賭けるのは良い賭けではない〉と直接的に韓国が米国の対中圧迫に賛同することを促した。文在寅大統領は、米中間の中立外交を推進し『安保は米国、経済は中国』との姿勢を貫いてきた。しかし、これからは事案別に対応できる時代ではなくなっていくであろう」


・「また、中国は韓国に対し、〈THAADの配備問題〉などで、韓国に報復措置を取るなど圧力を行使し、韓国はこれを恐れ『親中姿勢』と『屈従姿勢』を固守してきてきたが、バイデン氏は対中包囲網への韓国のより強い協力を求めてくるだろう。その手始めが、『クアッド(日米豪印戦略対話)』への韓国の積極的関与かもしれない」


・「これは、トランプ政権が推進した新しい時代の安保枠組みであるが、バイデン政権はトランプ外交の単なる継続は潔しとはしないであろう。これを新たな形とするためにも、韓国にも参加を強く呼びかけ、『クアッドプラス』として、より広げた形にしてくるのではないか。康京和外相は、クアッドについて〈他国の利益を排除してはならない〉と中国に配慮し、否定的な反応をみせた。しかし、バイデン政権はこうした韓国の姿勢は黙認しないのではないか」


■米国は日米韓協力体制にどのように向き合うのか


・「中国の〔王毅外相〕は韓国訪問を取りやめた。これはポンぺオ国務長官の韓国訪問がなくなったため、米韓接近をけん制する必要がなくなったためである。<中国にとって韓国は黙ってついてくるべき国> である。しかし、韓国が米国と緊密になれば、そのシナリオが崩れる。韓国は中国と対等の外交をしたければ、米国との関係強化が最も効果的であることを認識すべきである。バイデン政権は日米韓の連携を重視した政策をとってこよう」


・「文在寅政権は、徴用工問題で国際法に違反し、元徴用工の個人請求権は消滅していないと、これまでの韓国政府の方針を覆して日本企業の資産を現金化する道に進んでいる。元慰安婦の問題では、最終的・不可逆的合意を一方的に反故にした。また、日本の戦略物資の輸出強化問題などで『GSOMIA破棄の一歩手前』まで進んだ。そのため日韓対立は日本が最悪と感じるような状態になっている」


・「トランプ政権は韓国に手を焼き、安倍総理に対し文在寅氏の北朝鮮、中国に関する姿勢を批判するなど不満を示してきた。しかし、日韓関係に関与し仲介する意思は示さなかった。しかし、バイデン政権は『多国主義外交』を重視する。<中国の覇権主義と対抗するためにも、韓国を西側陣営に取り込むことが重要であり、日韓が対立した状況は好ましくない>」


・「オバマ政権時代、日韓関係の不協和音が高まると、日韓に対し対話を促し、関係改善を求めてきた。バイデン政権もこうした動きを見せてくるのではないか。それは、韓国の国際法違反の状態は断固受け入れられない日本にとって難しい状況となろうが、国際法違反の状況を作り出している韓国にとってより難しい選択を求めることとなろう」


■「防衛費分担問題」の行方


・「バイデン氏は先月、『連合ニュース』への寄稿文でトランプ氏の防衛費交渉のアプローチを『脅迫』『恐喝』と述べ、批判した。防衛費交渉に関連してかけてきた <在韓米軍縮小の圧力> も止まるだろう。バイデン氏は寄稿文で〈大統領として私はわが軍隊を撤収すると韓国を脅迫するより、東アジアとそれ以上の地域で平和を守るためわが同盟を強化して韓国と共に行動する〉と述べた」


・「バイデン政権にとって新型コロナへの対応で財政ひっ迫している状況から、韓国に防衛費分担の増額をもとめたいところであろうが、トランプ政権のような一方的な要求はしてこないのではないか。トランプ政権の要求を呑むことは、米国の圧力を好まない韓国人の感情から韓国政府としては非常に難しい問題であったが、バイデン政権下の交渉では何とか国民を納得させうる水準で合意できる可能性が出てきたと期待される」


■韓国のWTO事務局長候補は「辞退」か


・「WTO事務局長選挙で韓国の〔兪明希(ユ・ミョンヒ)候補]は最終選考で、ナイジェリアの〔オコンジョイウェアラ氏〕に好感度調査で差を広げられていたが、米国が中国に近い国のナイジェリア候補を拒否したことから、未だ決着していない。しかし、米国がナイジェリア候補を拒否する場合には、中国はその対立候補を拒否するであろうから、韓国の候補は当選可能性がほとんどないまま宙ぶらりんの状態にあった」


・「WTO批判を続ける米国に対する加盟国の評判は良くない。その米国と一緒になって韓国が兪候補にこだわる場合にはWTOの中で韓国への反発が高まるであろう。したがって、韓国にとっては名誉ある撤退が現実的であり、好ましかった。バイデン大統領になれば、国際機関での米国の一方的、単独行動は収まる方向になろう。それは韓国の候補の辞退を促していくものとなろう」・・・

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コメント

武藤元大使のお話、とても興味深く拝読させて頂きました。
この方はおしゃれな風貌だったので、最初私はフランス辺りの元大使なのかなと思ったら、なんと韓国だったので、かなり意外でした。また「韓国人に生まれなくてよかった」と、ご著書にとてもストレートなタイトルをつける勇気もすごいです。

私も半島情勢については、主にこの武藤さんと鈴置さんの分析を参考にしています。
しかし、ここまで仔細に分析できるということは、武藤さんは大使現役時代に築いた韓国との太いパイプがあるのでしょうね。

それにしても…
相変わらず隣国は、日本を出し抜こうとして焦っていますね。何もそんなに早く(11月8日でしたよね)カンギョンファを訪米させなくても良いのでは??という気がしておりましたが…

世の中の情勢を読むのって、いろんな要因が絡み合っていて、読み解くのがとても難しいなぁと思う今日この頃です(笑
まぁとりあえずは、コロナにかからないように気をつけて参りましょうね!

みみばん様、

コメント、有難うございました。武藤さんの長文には毎回辟易しますが、正鵠は
射ていますね。鈴置さんはもっと長いので、最近はスルーしてしまいます。これ
だけの労力をかけて解説する国柄か? と段々腹が立って来て。しっかしま、
隣国なので、我慢してチョクチョク。

辺真一(ピョン・ジンイル)さんや高英起(コ・ヨンギ)さんの文章は纏め易いですが、
お二方とも在日なので、矢張り祖国愛に傾いています。

世の中ツイッター(短文)が支配していますので、私のような長文ブロガーは時代
遅れなのでしょうが、78歳ならではの長文で通そうと思っています。お付き合い、
有難うございます。これからもどうぞ宜しく。

織伊さま
お返事をありがとうございました。
精力的に沢山の記事を配信なさっていて、素晴らしいです。 活字中毒だった昔が嘘のように読むスピードが遅くなってしまった私には、こちらの長文読解は良い訓練になります(笑

私も、民主党は日米ともに嫌いです。日本や日本人に対して優しくない勢力は、国であれ団体であれ苦手です。
私は政治に詳しいとは言い難い知性の持ち主なので、ちょっとお恥ずかしいのですが、アメリカに住んでいたこともあったので海外での出来事には非常に興味があり、いろいろ調べて楽しんでおります。

ちなみに、私も寅さんは好きで全ての作品を観ております(笑
あと「みみばん」ではなく「みみぱん」と呼んで頂けますと嬉しゅうございます(笑
(このHNは殆ど本名なのですが、一時期パン作りにハマった為“ぱん”を追加しております)

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

みみぱん様、

コメント、有難うございました。そして老眼で勝手に耳番(みみばん)だと思い込んでしまいまして、
失礼致しました。パンのぱんだったのですね。

今日は国務長官に、例のスーザン・ライスが有力との記事に、オイオイとみみばん様にご登場
戴いてしまいました。以後気を付けてみみぱんと書きますのでご容赦ください。

お陰様で本日のPV(ページビュー)は、1400に届きました。毎日投稿は4,5件。PVは300、
400を期待していますが、1400は泡沫(うたかた)ですね。ではまた。

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