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[正論] 新型コロナと戦う自衛隊の医療

2020年05月28日
([正論] 新型コロナと戦う自衛隊の医療)


https://special.sankei.com/f/seiron/article/20200528/0001.html


〈そもそも軍隊は、敵と戦いながら劣悪な環境下で広がる疫病と戦わねばならず、歴史的にも軍隊に とって防疫は重要課題なのだ。それゆえに自衛隊員一人一人の防疫に対する意識は高い〉・・・


今回の『自衛隊医療部隊』の活躍の基盤であろう。


・テレビで『陸自中央病院』の内部を見ることが出来たが、「基本に徹底的に忠実」であることが知らされた。厚労省の言う基準よりも、遥かに高い基準が、徹底されていることが分った。それは感動的でもあった。北九州にはもう『第2波』が来ているようだが、「自分の身が守れなければ、患者を守れる筈が無い」というシンプルな考えには、逆に感銘を受ける。


・産経スペシャル・[正論] から、記事を以下。


・「【[正論] 新型コロナと戦う自衛隊の医療 ジャーナリスト・井上和彦】産経スペシャル 2020.5.28」


・「このところ〔自衛隊医療〕に注目が集まっている。なるほど、医療機関における新型コロナの院内感染などが相次ぐ中、なぜか自衛隊医療施設や駐屯地における集団感染は聞かれない」


≪高い防護基準と訓練≫


・「では自衛隊はどのような感染防止策を講じているのだろうか。振り返って自衛隊の今次疫禍に対する活動は、<中国湖北省から在留邦人を帰国させるチャーター機の第2便(1月30日)に、自衛隊中央病院の陸自看護官2名が派遣されたのが最初> だった」


・「その翌日の31日に災害派遣が発令。自衛隊医官らがクルーズ船内でPCR用検体採取支援等を行った。ピーク時には、医官20名のほか、薬剤官3名、看護官(准看護師含む)18名が活動し、陸自隊員約40名が患者等の搬送を支援する日もあった」


・「下船後も乗客を自衛隊車両で空港や医療施設などへ輸送したほか収容先の滞在施設などでは生活支援を実施した。こうして3月16日の撤収命令までに〔合計のべ約4900名の自衛隊員〕が活動したのである」


・「しかしながら自衛隊員は、この初めての任務に就きながらも活動中に一人の感染者も出さなかった。もっともこれまでに合わせて十数件の隊員の感染も報告されているが、こうした災害派遣活動中のものではないことを断っておきたい。加えて、クルーズ船やチャーター機で帰国した者など自衛隊中央病院が3月16日までに受け入れた感染者128人に対して、高度な専門医療技術で治療を施し、手厚い看護を行った」


・「『自衛隊中央病院』に入院したクルーズ船の感染者109人の内訳を見ると、入院患者の平均年齢は68歳と高かった。内50人に基礎疾患があったが全員を治療し3月17日までに退院させている。優れた医療処置だったといえよう」


・「しかもこれだけの感染者を受け入れながら、自衛隊中央病院では院内感染なども起きていない。中央病院では、来院者全員に検温を実施し、感染の恐れのある区画とそうでない区画をテープなどで明示するゾーニングを徹底している。そしてなにより自衛隊では高い防護基準を設け、<防護服の着脱訓練を実施している> ことに着目する必要があろう」


≪歴史的に鍛えられた防疫意識≫


・「手洗いやうがいといった基本動作はもとより、自衛隊では防護服の着脱訓練が徹底して行われている。特に任務が終わって気が緩みがちな防護服の脱衣時やマスクを外すときの手順までもが用意されていたのである。ウイルスの付着が疑われる外面に触れぬように安全に脱ぐ方法だ」


・「クルーズ船内でもそうだった。当初は物々しい防護服の着用について異論もあったようだが、自衛隊員はしっかりと防護服を着用した。そしてそれぞれの担当区画や活動ごとに危険度を判断して、<厚生労働省のそれよりも高い自らの防護基準に従って任務を遂行> したのである」


・「さらに任務を終えた隊員の停留期間は、厚生労働省の7日間に対してその2倍の14日間をとって二次感染防止に努めたのだった。というのも特に陸上自衛隊は、<日頃からNBC(核・生物・化学)兵器に対処すべく、より高度な防御技術を身に付けており>、これを今次の疫禍に応用したわけである」


・「そもそも軍隊は、敵と戦いながら劣悪な環境下で広がる疫病と戦わねばならず、歴史的にも軍隊にとって防疫は重要課題なのだ。それゆえに自衛隊員一人一人の防疫に対する意識は高い」


・「今次の疫禍対応でも隊員たちは皆、指導された手洗いやうがいという基本動作を徹底して実施しており、災害派遣活動における成功の秘訣(ひけつ)を聞いても『特別なことはありません』と異口同音だ」


≪組織ならではの教訓の共有≫


・「自衛隊員に特別な予防薬が配られていたわけではないのだ。まさしくそれは自衛隊の士気と規律の高さの証左であろう。さらには自衛隊という組織ならではの“教訓の共有”という点にも注目したい」


・「自衛隊では、一個部隊の教訓や成果は直ちに他の部隊と共有される仕組みになっている。したがって新型コロナへの対処方法や問題点などがすべての部隊に周知徹底されるため、初めて対処する部隊も同じことができるのだ」


・「4月以降、全国の都道府県知事等からの要請を受け、陸上自衛隊は各地の医療関係者をはじめ自治体職員、民間宿泊施設従業員らに感染予防等についての教育支援などを開始した。またこの自衛隊式感染症予防方法は、陸自が、医療従事者、自治体、個人向けの動画をインターネット上で公開しており、誰でも見ることができるようになっている」


・「加えて自衛隊中央病院などには、内外の退院された方々から感謝の手紙が多数寄せられており、その診療や看護の姿勢に学ぶことも多かろう。このように新型コロナの感染拡大防止に見事に成功している自衛隊の〔医療ノウハウ〕が、今後予想される『新型コロナ第2波』への有効な予防策になることを期待したい。(いのうえ かずひこ)」・・・

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