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台湾・〔蔡英文総統〕の胆力を見よ

2020年04月10日
(台湾・〔蔡英文総統〕の胆力を見よ)


https://news.livedoor.com/topics/detail/18098486/


・日本のIT担当大臣は78歳である。何とこのブロガー爺より年長である。対して台湾の IT担当大臣は38歳、世界的に〔天才〕として認められている青年である。〔システム構想力〕ってか、〔システム構築力〕で彼我を比べるまでもない。


・記事は長文だが、台湾の〔蔡英文政権〕がプロ集団であることがヨッく分かる。今回の『コロナ禍』で、台湾と日本の差が開き過ぎている謎解きが明確にされている。〔ダイヤモンド・プリンセス号〕をさらしモノにして、政治は何故か「習近平を国賓で招く」こと、野党は「安部ちゃんの昨年の花見問題」で沸騰し、国民は【東京五輪】でウカレポンチだったではないか?


・台湾は日々、〔習近平政権〕の圧力下にある。日本だって同じように毎日「尖閣に圧力」をかけられているのだが、国民の〔アメリカ頼み〕〔他力本願〕の根性は変わらない。結果「コロナ感染死と、経済破綻」で『日本沈没』が現実味を帯びて来ている。台湾に学ぼう!隣国『南』にも学ぼうではないか?(別記事だが、本日習近平政権は国民に「食べても良い動物・食べてはいけない動物」を発表したそうだ)


・ライブドアトピックス から、現代ビジネス の記事を以下。


・「【台湾が、驚くほど『コロナ危機』に強いこれだけの理由 〔蔡英文総統〕の胆力を見よ】現代ビジネス 2020年4月10日 6時0分」


■中国語で得られる情報量の違い


・「新型コロナウイルス 感染の抑え込みで、台湾の強さが世界的に注目されている。台湾はなぜコロナに強いのか。日本との比較を中心に考察してみたい」


・「まず第一に、中国語による情報獲得の強さが挙げられる。中国政府は当初、新型ウイルスの発生に関する情報を出し渋ったが、武漢市、湖北省から、SNSなどを通じて個人による外部への情報発信は行われていた。そうした中国語による情報をリアルタイムで受け取っていたのが、〔台湾〕、〔香港〕などの中国語圏だ。結果的に、台湾、マカオ、シンガポールといった中国語圏で、ウイルスに対する封じ込めが最も早く起動した」


・「対する日本では政府、マスメディアとも、中国語による情報を日常的に受信し、分析する人材が圧倒的に不足している。公衆衛生を含めた安全保障の観点からしても、せめてCNNやBBCを日々チェックするのと同じレベルで、中国語メディアに触れられる人材を増やす必要が大いにある」


・「次に台湾は2003年の〔SARS禍〕を経験し、新型ウイルスの怖さを、政府も市民も身に染みて理解していた。香港の場合、特別行政区政府は圧倒的に中国寄りで、ウイルスから市民を守る政策を即時にとることができなかったが、それでも感染拡大が相当程度抑えられたのは、SARSの怖さを人々が記憶していて、自発的に予防的行動をとれたからである」


・「これに対し、当初、日本のメディアでは、『インフルエンザ程度』『正しく恐れることが大事』といった言説が多く流れ、結果的に国民に警戒感を持たせることができなかったことは、衆目の一致するところだろう」


・「第三に、日々中国からの統一圧力を受けている台湾では、官民とも『中国に気を許してはいけない』という意識が明確にある。特に〔蔡英文総統〕率いる『民進党政権』になって以降、中国からの観光客制限、友好国の切り崩し、国際機関への参加妨害などに加え、メディアの買収、フェイクニュースの流布など、あの手この手の攻撃を受けている。そのため、新型ウイルスの『生物兵器説』も、台湾では噂話のレベルにとどまらず、事実かもしれないという感覚で受け止められた」


・「同時に、台湾では、中国に故郷を持つ人、仕事で行き来している人も多く、〔心情的親中派〕も少なくない。このように中国の存在が生々しく感じられる中、蔡英文政権は、最初期に中国からの入境禁止、マスク輸出の禁止といった厳しい政策をとり、『台湾ファースト』の姿勢を明確に打ち出した」


・「同じ頃、日本では、〔武漢〕など中国各地に向けて <大量のマスクや医療物資を贈る動き> が見られた。漢詩で近隣友好の気持ちを表現したことで、中国社会から高く評価されもした。しかし、ウイルス感染がすぐに日本にまで広がってくることは明らかだったのだ。中国語圏の人たちから見れば、日本人のふるまいは、残念ながら、大変ナイーブに(解説:この場合は『愚かな』と訳して良い)映ったと言わざるを得ない」


■マスクの重要性を知っていた


・「第四に、マスク問題をめぐっても台湾と日本の間には大きな差があった。SARS禍を経験している台湾や香港では、官民ともにマスク着用が感染予防に役立つという確信を持っている。これは例えばSARS禍の際、ベトナムの医療団が『ウイルスを密閉して外に出すな』という国際常識とは反対に『病室の窓を開けて換気をよくする』ことで感染を抑え込んだ経験につながる」


・「つまり、欧米とアジアの間には、風土の差、文化の違いが事実として存在する。よって、欧米の常識をそのままアジアに持ってきたところで、必ずしも通用しない。しかし日本社会はむしろWHOの意見や欧米人の振る舞いを信じて、マスクの重要性をなかなか理解できなかった」


・「現在のWHOが、事務局長以下、中国寄りのスタンスをとり、結果的に新型ウイルスの封じ込めに失敗したことは明らかだ。しかし、国連機関であるWHOに対して、日本政府を初め多くの日本人は幻想に近い信頼感を持ち続け、アジアの隣人たちの機敏な動きを参考にできていない」


・「台湾は1970年代に国連代表権を中国に奪われてこのかた、WHOへの正式な参加を認められてこなかった。主に中国の反対によるものだが、WHOに対する不信感、裏切られたとの思いも台湾にはある。それがWHOに対する日本の幻想とは正反対に、現実的な判断を可能にしたとすれば皮肉だ」


・「台湾政府は当初からマスクの重要性を認識し、各家庭に行き渡らせるため、具対的な施策をおこなった。昨年まで、台湾でもマスクの多くを中国からの輸入に頼っていたが、今年に入って中台間の往来を制限すると、即座に国内の在庫や生産分を政府の管理下に置いた。そして、国内の製造業者に対し、他分野からの参入によって、マスク生産ラインを増やすよう協力を求めたのである」


・「同時に、限られた数のマスクを公平に配分し、高値での転売などを防ぐため、マスクは政府指定の薬局でのみ販売するものとし、さらに購入に際しては、保険証を提示するという『実名購買制度』が導入された。この制度が機能したのは、台湾で国民皆保険制度が確立し、保険証がICカード化されたためだ。そして、<台湾全島の指定薬局にそれぞれ何枚のマスクが在庫としてあるかを瞬時にスマホで見ることができるシステムを急遽導入> できたのは、『天才プログラマー』として名高いIT担当の〔唐鳳(オードリー・タン)大臣〕が自ら提案し、実行に移したからだ」


■蔡英文総統の胆力


・「タン大臣のような天才は世界でも稀ではあろうが、日本にだって恐らくは存在していることだろう。しかし、中学中退の元有名ハッカーで30代、しかもトランスジェンダーであることを公言している人物をIT担当大臣に任命する、そうした政治的決断を行えるトップは、残念ながら日本には存在しない。その意味では蔡英文総統のリーダーシップと胆力は際立ったものがあり、ウイルス対策がうまくいった大きな要因だと言える」


・「新型ウイルスの前に、台湾が国際的に注目を浴びたのは、2019年にアジアで初めて〔同性婚〕を合法化した際だった。これでリベラルな台湾というイメージが一気に広がったが、必ずしも台湾社会全体が日本などと比べて格段にリベラルだというわけではない。儒教に基づく保守的な考え方、キリスト教に基づく厳格な態度等もあり、投票結果を見ても、同性婚に対する賛成と反対はほぼ拮抗していた」


・「しかし蔡英文総統は、自身の価値観というよりも、<同性婚を合法化することが台湾の国際的イメージの向上に役立つという政治的判断> で動いた。その結果、世界中の新聞やネットニュースに台湾という名前がポジティブなイメージとともに登場し、それによって、台湾の人々の自尊感情と政権への支持率をともに高めたのである」


・「2000年に台湾史上初の政権交代で、国民党から政権を奪った民進党は、2008年の総統選では国民党に敗北して下野。2016年に再度勝利したものの、2018年の統一地方選では大敗するなど、決して平坦な道を歩んできたわけではなかった。2018年秋に高雄市の市長に選ばれた国民党所属の〔韓国瑜氏〕は、中国寄りの政治的スタンスと庶民的なキャラクターで驚くほどの人気を集め、今年1月の総統選挙では、高雄市長のまま、国民党代表候補として出馬した」


・「再選を期して出馬した蔡英文氏は、当初、民進党の候補者資格を得るのさえ難儀したほどの劣勢に立たされていたが、2019年初頭、中国の〔習近平国家主席〕が台湾に対して『一国二制度』を提案した際、即座に明確な反対を表明したことで、風向きが大きく変わった。しかもその数か月後、すでに『一国二制度』下にある香港で、大規模なデモや反政府運動が展開されるに至り、さらなる追い風となった」


■専門家を閣僚に迎えている


・「一見地味なキャラクターの蔡英文総統だが、中国の習近平国家主席を向こうに回して物怖じしないだけの胆力を持つ政治家は、WHOはおろか、世界中を見渡したところでいくらもいない。<日本のコロナウイルス対策が、オリンピック開催と習近平氏の訪日予定のために出遅れた> ことを考えると、ここでも彼我の差が際立ったといえるだろう」


・「1956年生まれの蔡英文氏は学者出身で、国民党政権時代に〔李登輝元総統〕のもとで対中国政策に携わったことから政治に関わりをもった。民進党〔陳水扁政権〕下で国会議員にあたる立法院委員となり、続く野党時代の2008年に民進党主席当選。台湾本省人(閩南客家系)家庭の出身で、外祖母は台湾原住民族の一つパイワン族の出身」


・「実業家の父親には四人の妻がいたが、英文は合わせて11人の子どものうち末っ子として育った。旧帝大の一つだった台湾大学(旧台北帝大)法学部卒業後、アメリカに留学しコーネル大学で法律学修士、さらにイギリスに渡ってロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法律学博士号を取得している」


・「超高学歴で女性、独身で愛猫と暮らす。戒厳令時代の反政府運動の中から生まれた民進党の中では新世代といえる存在で、前述のタン大臣以外にも、閣僚や主要ポストに民間出身の専門家を多く招いている。主に国会議員の中から、自民党派閥間の均衡を取るように閣僚を選出する日本とは、制度的にも政治文化的にも大きく異なるのだ」


・「例えば、〔陳建仁副総統〕は台湾大学医学部出身の公衆衛生専門家で、台湾の最高学術機関である中央研究院の副院長まで務めた。2003年のSARS禍の際に衛生署(日本の厚生労働省にあたる)のトップに招かれて感染対策に当たったことから政治との関係を深め、2016年に蔡英文が総統選挙に出た際、無党籍のまま副総統候補となって現在に至る。新型ウイルス対策の遂行で、大きな力を発揮していることは疑いない」


・「また日本の内閣にあたる行政院の副院長を務めている〔陳其邁氏〕も医師で、台湾大学医学部大学院時代には、陳建仁現副総統の指導を受けて公共衛生学修士号を取得している。他に、毎日生中継される記者会見で、政府を代表し、ウイルス禍の実情を丁寧に説明している〔陳時中衛生署長〕は歯科医で、医師会の理事として健康保険制度の確立に深く関わった経歴を持つ」


■「後藤新平先生が健在だったら…」


・「このように高度な専門家を行政機関のトップに据えて、実務と政治的判断の両方を委ねる形は、総統制度を根拠とする一方で、蔡英文自身が超高学歴であることも要因の一つだろう。特にIT化の推進に前向きで、IC化された保険証の活用だけでなく、海外帰国者の自主隔離状態をスマホの位置確認で行うなど、感染封じ込めのためには、日本でなら『個人情報保護』などの観点から問題視されかねない措置もためらわない」


・「また草の根の民主化運動出身ではなく、学術界から抜擢された女性政治家という意味では、日本で1980年代に『おたかさんブーム』を巻き起こした〔土井たか子元社会党委員長〕に通じる部分も持つ。いずれにせよ、新型ウイルス禍で台湾が世界を刮目させる成績をあげているのは、国際社会における孤立の中で、難民政権でありながら長く独裁制を敷いた国民党統治を民主化で覆し、現在はまた強大化した中国の圧力を日々感じながらも、着実に国民国家建設を進めている台湾の政治、社会、文化的背景があることは間違いない」


・「今回、〔ダイヤモンド・プリンセス号〕に始まった日本政府及び社会の対応について、台湾の人々は豊富なニュースチャンネルを通じ、場合によっては日本人以上に深い関心を持って見つめている。それは19世紀末に遡る日本の台湾統治という歴史があってのことだ」


・「特に医師であり政治家でもあった〔後藤新平〕が割譲直後の台湾に民政局長として赴き、『公衆衛生の改善』に功績をあげたことは広く知られている。よって、今般のコロナウイルス に対する日本政府の対応を見た台湾の人から、SNS上で『後藤新平先生がご健在だったら、何とおっしゃることか』というコメントが上がるわけである。ウイルスとの戦いは今後もしばらくは続くことだろう。アジアの隣人である台湾から日本が学べることは決して少なくないはずだ」・・・


《〔蔡英文総統〕と〔陳健仁副総統〕(右)》

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