« 〔辺真一(ピョン・ジンイル)氏〕得意満面だが、腹も立たないi | トップページ | 今日の[産経抄]は、読ませる! »

[新聞に喝!]コロナ報道、テレビは“演出排せ”

2020年04月19日
([新聞に喝!]コロナ報道、テレビは“演出排せ”)


https://www.sankei.com/column/news/200419/clm2004190003-n1.html


・アナウンサーが標準語で正確に、淡々とニュースを読み上げる内容に、視聴者は様々な情景を100人が100人、夫々に思い浮かべたラジオの時代は遠く、今はテレビの生々しい映像と、矢鱈『フリップ』付きである。これはこれで良い。


・ただ記事のように、<ナレーターやバックグラウンドミュージック> を多用した〔演出〕は勘弁である。


・産経ニュース・[新聞に喝!] から、記事を以下。


・「【[新聞に喝!]コロナ報道、テレビは“演出排せ” 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦】産経ニュース 2020.4.19 09:00」


・「新型コロナウイルス問題の報道で、テレビが大きな影響力を及ぼしている。本欄は新聞批判の欄であるが、民放テレビのキー局は、新聞社と密接な関係にあるので、ここで取りあげることにする。
 テレビには、コロナウイルス問題に関して実に大量の情報が流されている」


・「ワイドショーにはいわゆるタレントも出演して勝手な感想をしゃべっているが、医学の専門家でも異なった見解があるのだから、タレントの存在は全く無用というより有害であろう」


・「ワイドショーは言わずもがな、純粋のニュース番組においても問題があると思う。私はかなり以前から、特に民放のニュース番組の変化がとても気になっていた。それはニュースの報道に、<しきりに演出の傾向が見られる> ようになってきたからである」


。「用意された原稿を読み上げて事実関係を伝えるニュースを『ストレートニュース』というが、以前はすべてこのスタイルだったと記憶する。それがいつしか過剰な演出が施されるようになった。テレビであるから、映像に関しても問題はあるのだが、この際、私が注目したいのは映像の部分より、〔音声の部分〕である。それには2つの種類がある」


・「1つは、人間の言葉による説明で、アナウンサー以外の、『ナレーター』が多用されるようになった。しかもその調子が、盛り上げようとするためか、<極めて情緒的、感情的>である。つまり〔オーバーな表現〕になっている」


・「もう1つは背景音楽、つまり <バックグラウンドミュージック> である。暗いニュースの場合には、不安感をあおるような不気味な音楽が使用される」


・「以上のようなテレビのニュース報道の劣化が、いっそう顕著に表れたのが、<今回のコロナウイルスの報道> である。そもそも、深刻な問題であればあるほど、冷静に淡々と報道しなければならない。過剰な演出が加わると、それはドラマチックになって、かえってリアリティーが失われてしまい、本来持つべき警戒心も損なわれてしまう」


。「テレビのスタジオは、『3密』の典型的な空間であったが、3月末ごろから急に離れて座るようになった。つまり、それ以前は本気で取り組んでいなかった証拠である。コロナウイルス問題が、当初よりかなり長期化せざるを得ないと予想される現在、テレビメディアには、演出を排した、一層冷静な報道姿勢が求められる」・・・


◇【プロフィル】酒井信彦(さかい・のぶひこ) 昭和18年、川崎市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂(へんさん)所で『大日本史料』の編纂に従事。

« 〔辺真一(ピョン・ジンイル)氏〕得意満面だが、腹も立たないi | トップページ | 今日の[産経抄]は、読ませる! »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 〔辺真一(ピョン・ジンイル)氏〕得意満面だが、腹も立たないi | トップページ | 今日の[産経抄]は、読ませる! »

最近のトラックバック

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ
フォト