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尖閣諸島防衛に新たな比重を置く米海兵隊の新戦略

2020年03月28日
(尖閣諸島防衛に新たな比重を置く米海兵隊の新戦略)


https://news.google.com/articles/CBMiK2h0dHBzOi8vamJwcmVzcy5pc21lZGlhLmpwL2FydGljbGVzLy0vNTk5MDPSAS1odHRwczovL2picHJlc3MuaXNtZWRpYS5qcC9hcnRpY2xlcy9hbXAvNTk5MDM?hl=ja&gl=JP&ceid=JP%3Aja


・私がブロガーとして、一番信憑性の高い記事を書く〔小森義久氏〕である。年齢は私より1歳上の78歳。慶應義塾大からワシントン大というのも慧眼の源。現在は〔産経新聞ワシントン駐在客員特派員〕で〔麗澤大学〕で教壇にも立っている。


・それにしても世界最強の〔米海兵隊〕が、変貌していく記事である。海兵隊と言えば、日本の自衛隊が〔水陸機動団〕と名乗るように、これまでのイメージは主に「島嶼に上陸してからの、勇猛な陸軍部隊」だった。それが〔南シナ海〕〔東シナ海〕〔島嶼〕〔島から島へ〕・・・と新しい旗幟を鮮明にしている。


・そう、正面に置く〔敵〕は中東過激派ゲリラ軍ではなく、ズバリ海洋進出に熱心な『習近平の人民解放軍』に変わったのだ。当然「陸戦隊」のイメージから、「海洋機動・ミサイル部隊」にイメージチェンジがされていくことになる。


・日本固有の領土として『尖閣諸島』と南西群島を守って行かなければならない日本にとって、同じ軌道を歩んでくれることになる頼もしい〔米海兵隊〕である。


・GOOGLEニュース から、日本戦略研究フォーラム・古森義久氏 の記事を以下。


・「【尖閣諸島防衛に新たな比重を置く米海兵隊の新戦略】日本戦略研究フォーラム・古森義久 2020.3.27(金)」


・「アメリカ軍の海兵隊の新戦略は中国の南シナ海、東シナ海での海洋攻勢の抑止に新たな重点をおき、中国軍の島々への軍事攻撃を防ぐ目的を重視することが明らかとなった」


・「この新戦略では従来の中東などでの地上戦闘やテロ攻撃への同海兵隊の対処が減り、アジア地域の海洋戦闘能力の増強が図られるという。日本の尖閣諸島の防衛にも前向きな影響が期待できる動きだと言えよう」


・「アメリカ海兵隊は今後10年ほどの長期の新戦略を作成中で、間もなく公式に発表する。その発表に先立ち、新戦略の概要が同海兵隊の総司令官〔デービッド・バーガー大将〕により明らかにされた。バーガー司令官は同概要を『ウォール・ストリート・ジャーナル』の軍事専門のベテラン、〔マイケル・ゴードン記者〕とのインタビューで説明し、その内容は同紙3月23日付の記事で報道された」


・「同報道によると、バーガー司令官はまず海兵隊の新戦略の必要性について『国防総省の相対評価局(ONA)や民間のランド研究所の予測によると、


〈西太平洋での中国との有事では中国軍が各種のミサイル攻撃などにより米軍の防空網、空軍基地、衛星システム、司令部機能などを破壊する能力が十分にあるのに対して〉

〈米軍は抑止の能力が不十分なことが判明したために、2017年に国防長官レベルでその不備への対処に海兵隊の太平洋での戦略の再構築が必要であることが決められた』と説明した〉

〈その結果、アメリカ海兵隊全体の2030年までを目標とする長期の新戦略の策定が開始されたという〉・・・


■南シナ海と東シナ海での中国軍の攻勢に備える


・「バーガー司令官が明らかにしたそのアメリカ海兵隊の新戦略の骨子は以下のとおりだとされた。


〈海兵隊全体の規模を現在の18万9000人から17万人に減らすが、質の増強を図り、活動の主要地域もこれまでのイラクやアフガニスタンから太平洋へと比重を移す〉

〈戦闘能力の重点を地上戦闘から海洋の島嶼攻防戦、水陸両用作戦に移し、戦車中隊を現保有の7から0へ、橋頭堡工兵中隊を現在の3から0へ、歩兵大隊を現在の24から21へ、それぞれ減らす〉

〈無人機飛行中隊を現有の3から6へ、ミサイル・ロケット中隊を現有の7から21へ、それぞれ増強し、中国海軍の艦艇への攻撃能力を増す〉

〈特に南シナ海と東シナ海での中国軍の攻勢に備えて機動性の高い水陸海多面作戦に適した新遠征軍『島嶼連隊』を結成して、小さな諸島の防衛や攻撃を島から島へスピーディーに実行できる態勢構築を目指す〉

〈センサーで操作する無人の空中、水面、水中の攻撃兵器を強化して、中国海軍の艦艇の軍事進出を阻む能力を保持する。海兵隊自身が中国艦隊に対艦ミサイルを撃ち込む能力を増強する〉


バーガー司令官は以上のポイントを海兵隊部隊の今後10年の新戦略の重要点として具体的に強調したという」


■尖閣諸島の防衛に新たな比重


・「同司令官の発言には〔南シナ海〕〔東シナ海〕〔島嶼〕〔島から島へ〕という言葉があり、これらを繋ぎ合わせれば、当然、東シナ海での日本領土の尖閣諸島への中国側の攻勢への対応や抑止が浮かび上がる」


・「つまりアメリカ海兵隊が東シナ海での <中国側の狙う最大の島嶼である尖閣諸島の防衛に新たな比重をかける> という基本策がこの新戦略の中核部分とも言えるわけである。そしてその背後には今の米軍の軍事態勢の最大の抑止対象は『中国軍の西太平洋地域での動向』だという現実が明白になっているとも言えよう」


・「日本にとってはトランプ政権下での米軍海兵隊のこうした動きは対中抑止と日米同盟の強化策として注視すべきであろう」・・・


◇[筆者プロフィール] 古森 義久(こもり・よしひさ) 1963 年、慶應義塾大学経済学部卒業後、毎日新聞入社。1972 年から南ベトナムのサイゴン特派員。1975 年、サイゴン支局長。1976 年、ワシントン特派員。1981 年、米国カーネギー財団国際平和研究所上級研究員。1983 年、毎日新聞東京本社政治編集委員。1987 年、毎日新聞を退社し、産経新聞に入社。ロンドン支局長、ワシントン支局長、中国総局長、ワシントン駐在編集特別委員兼論説委員などを歴任。現在、JFSS 顧問。産経新聞ワシントン駐在客員特派員。麗澤大学特別教授。

著書に、『危うし!日本の命運』『憲法が日本を亡ぼす』『なにがおかしいのか?朝日新聞』『米中対決の真実』『2014 年の「米中」を読む(共著)』(海竜社)、『モンスターと化した韓国の奈落』『朝日新聞は日本の「宝」である』『オバマ大統領と日本の沈没』『自滅する中国 反撃する日本(共著)』(ビジネス社)、『いつまでもアメリカが守ってくれると思うなよ』(幻冬舎新書)、『「無法」中国との戦い方』『「中国の正体」を暴く』(小学館101 新書)、『中・韓「反日ロビー」の実像』『迫りくる「米中新冷戦」』『トランプは中国の膨張を許さない!』(PHP 研究所)等多数。


◎本稿は「日本戦略研究フォーラム(JFSS)」ウェブサイトに掲載された記事を転載したものです。

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