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([日曜に書く]『神畏れる国』『神をも恐れぬ国』 論説顧問・斎藤勉)

2020年01月05日
([日曜に書く]『神畏れる国』『神をも恐れぬ国』 論説顧問・斎藤勉)


https://www.sankei.com/column/news/200105/clm2001050004-n1.html


・私は『北の拉致被害者帰国』で手詰まりになった〔安倍ちゃん〕が、〔国賓〕で釣った〔習近平〕に、「どうだえ?金正恩クン、ここらで人質をカネに替えたら」と頼み奉る『ディール』だと思っていたが、〔産経論説顧問・斎藤勉氏〕は、もっと高所:神体験から「してはいけない」と訴えている。


・記事の括りがいい。


〈今春来日する〔習近平氏〕が〔天皇陛下〕に会見する『国賓』としてなぜ相応(ふさわ)しくないのか。『神をも恐れぬ国』の罪業の底深さはわが皇室の『畏れ』を冒涜(ぼうとく)するからだ〉・・・


・産経ニュース・[日曜に書く] から、記事を以下。


・「【[日曜に書く]『神畏れる国』『神をも恐れぬ国』 論説顧問・斎藤勉】産経ニュース 
2020.1.5 10:00」


■伊勢神宮での「神体験」


・「天皇陛下の『即位礼正殿の儀』(令和元年10月22日)が始まる直前の午後1時前、にわかに雨が上がって晴れ間が見え、皇居上空にはご即位を祝福するかのように虹がかかった。それを聞いた瞬間、伊勢神宮の式年遷宮での『神体験』が脳裏をよぎった」


・「平成25年10月2日夜、内宮の『遷御の儀』に招かれ、3千人の参列者と一緒に森閑とした真っ暗闇の森で式典を待っていた。午後8時、『カケコー』の鶏鳴三声(けいめいさんせい)を合図に、皇祖神の〔天照大御神〕のご神体を新宮へと移す渡御行列が動き出したその時、〈頭上で突然、一陣の風が舞い、森の一角がザワザワッと揺れた〉のである」


・「私は驚いて夜空を見上げ、『神宮の粋な演出か?』と訝(いぶか)しみもした。が、周辺から『こりゃ何だ』などと呟(つぶや)きがもれ、私は『これは神が20年ぶりに表に出て、歓喜のあまり天空で舞い踊っているのだ』と勝手に感じ入った。現場取材した産経の記者は『『神』の存在を感じさせる出来事だった』と書いた」


・「天皇、皇后両陛下の27年前のご成婚パレードの直前にも、夜来の雨がパタリと止んだ。神社本庁関係者は『実はこれまでも内宮、外宮の遷宮や出雲大社の大遷宮などで、しばしば理屈では説明しがたい天候の急変が起きている』と語っている」


■安全保障こそ最大の福祉


・「〈何事の おわしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる〉 漂泊の歌人、〔西行〕が伊勢神宮参拝で詠んだ有名な短歌だ。昭和42年に参詣した英国の歴史学者、〔A・トインビー〕は『あらゆる宗教の根底にあるものを感じる』と、その神秘さを毛筆で記帳した。平成28年の『伊勢志摩サミット』に集(つど)った各国首脳も神宮で口々に『感動』を吐露した」


・「突然現れる〔虹〕や〔一陣の風〕、〔天候急変〕という吉兆の背後に、目には見えない神のような存在を感じ取り、『かたじけない』と心で手を合わせる。それは草木一本にも神が宿る-と祈る信仰心と通底する。伊勢神宮に象徴される日本の国の、これが国柄というものだろう。『神を畏れる国』なのだ」


・「翻って、日本はいま、『神をも恐れぬ所業』に血道を上げる独裁国家に囲まれている。 国内では100万人規模のウイグル民族を強制収容所で迫害し、洋の東西で借金漬けにした国々から港湾などを乗っ取り、日本各地の領土を虎視眈々と狙い、密(ひそ)かに買収する中国」


・「極貧の国民を弾圧し、核・ミサイル開発に狂奔する北朝鮮。北方領土に居座り続けるロシア。その中露は軍事的提携を強めている。令和の御代替わりの主要な祭事は終了したが、今後は周囲の独裁国家との長く辛抱強い闘いが待ち受けている。しかし、昨年来の国会は季節外れの『花見論戦』に明け暮れ、『安全保障こそ最大の福祉』との国益の要諦を忘れて脳死状態にある」


■漫画が続々と独裁体制批判


・「一刻も早く憲法9条の改正と軍備強化を急ぐべきだが、一方で、心強い動きも出始めた。独裁国家糾弾の戦列に、既存のメディアに加え、長期低迷の出版業界でも〈ひときわ元気な漫画〉が参入したことだ。活字だけでは、平和ボケの日本で、特に令和を担う若者には『共産党独裁国家』の正体は理解されがたい」


・「河出書房新社は昨年12月末、〔村上春樹氏〕の恋愛短編『螢』と〔ジョージ・オーウェル〕の近未来長編『1984』をいずれも漫画化して一冊に合体した書籍を出版した。後者は元々、旧ソ連のスターリン恐怖体制をモデルに、現在の中国を先取りしたかのような全体主義・超監視国家の残忍性を描いたバイブル的作品だ」


・「漫画作者はともに〔森泉岳土氏〕。無関係にみえるこの2作だが、村上氏の作品にオーウェルを意識した『1Q84』があることも合体の理由という」


・「〔習近平政権〕下でのウイグル人の民族浄化を思わせる惨状をネットで発信した漫画家、〔清水ともみ氏〕の話題作『私の身に起きたこと~とあるウイグル人女性の証言』は中国当局と対決している香港、台湾で真っ先に注目された」


・「米有力紙誌等に転載され、ウイグル語、中国語、トルコ語にも翻訳されて国際的反響が広がりつつある。雑誌『正論』に長期連載中の中国独裁体制批判の4コマ漫画『それ行け!天安悶』は単行本の第2弾がこれも12月に発売された」


・「今春来日する〔習近平氏〕が〔天皇陛下〕に会見する『国賓』としてなぜ相応(ふさわ)しくないのか。『神をも恐れぬ国』の罪業の底深さはわが皇室の『畏れ』を冒涜(ぼうとく)するからだ。(さいとう つとむ)」・・・

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