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(日本に〔米・イラン〕仲介の貫禄は有るのか?)

2019年12月22日
(日本に〔米・イラン〕仲介の貫禄は有るのか?)


https://www.sankei.com/column/news/191222/clm1912220002-


・イランは二重構造の国だ。日本の〔天皇〕は君主だが〔象徴〕である。ところがイランは〔大統領〕の上に〔最高指導者〕が居る。初代が〔ホメイニ師〕で、現在は二代目の〔ハーメネイ師〕だ。つまり今回来日した〔ロウハニ大統領〕は、最高指導者のパシリと言っては失礼だが『伝奉役』に過ぎない。


・軍も二重構造である。〔イラン・イスラム共和国軍〕の他に〔イスラム革命防衛隊〕が在る。一説によれば「革命防衛隊はエリート集団で、共和国軍を支配している」とされる。何だがナチスの『親衛隊(突撃隊)』を髣髴とさせる。


・問題は来日した「ロウハニ大統領は、帰国してハーメネイ師や革命防衛隊に、『日本の置かれている立場』や『海自護衛艦(ヘリ空母らしい)の中東派遣』を、日本の立場に立って正確に伝えられるか?その力は有るのか?」ということだ。


・産経ニュース・[主張] から、記事を以下。


・「【[主張]イラン大統領来日 『仲介役』が日本の国益だ】産経ニュース 2019.12.22 05:00」


・「来日したイランの〔ロウハニ大統領〕に、安倍晋三首相が会談で『中東地域の緊張緩和のためにできる限りの役割を果たしていく』と表明した。イラン核合意は、米国の離脱後、イランが履行義務を段階的に停止し、〈崩壊の瀬戸際〉にある。欧州当事国もイランへの態度を硬化させている」


・「敵対する〔米・イラン〕を仲介して対話を促し、イランを平和国家として国際社会に組み込む。その役割を担えるのは日本しかない。ロウハニ師来日も孤立回避に向け、日本を頼みとしたのだろう。米・イラン仲介の前提として、イランとの信頼関係を確認したのはよかった」


・「首脳会談は、日本船舶の安全確保に向け、海上自衛隊を中東に派遣する計画について直接、イラン側に伝える機会ともなった。首相はイランの核合意の履行義務停止に『深刻な懸念』を伝え、自制を求めた。ロウハニ師も合意維持の重要性に言及した」


・「米国の制裁復活を受け、イランは60日ごとに段階的に履行義務を停止するとして、5月以降4度にわたり、ウラン濃縮度の上限超えなどの措置に踏み切った。合意維持を主張しながら、自ら合意を揺るがす行為に出て、それを駆け引きに使うのはおかしい。核危機をあおる手法は認められない。緊張緩和への第一歩は、イランによる核合意の順守であるはずだ。来年1月には5度目の履行義務停止が予定される。見送りへ働きかけを強めるべきだ」


・「9月の『サウジアラビアの石油施設攻撃』を巡っては欧州もイランの関与を指摘した。米国は反政府デモの『弾圧』を問題視している。テロ支援や弾道ミサイルを含め、多くの疑念がイランに向けられていることも説かねばならない。ロウハニ師の対外融和路線が行き詰まれば、国内で保守強硬派の台頭を許すことになる。〈イランの孤立が深まれば、中露に接近し、権威主義で足並みをそろえる恐れ〉もある。仲介の成否は重大だ」


・「米・イランの敵対関係は40年に及び、関係の改善は容易に望めない。だが日米関係は強固であり、欧州の当事国をはじめ、世界が日本のイラン外交を注視している。日本が中東で存在感を示すチャンスととらえたい。日本は原油の多くを中東に依存している。中東の安定そのものが日本の国益との認識が必要だ」・・・

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