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(日本の〔左〕〔右〕とも中国になぜ媚びるのか)

2019年10月18日
(日本の〔左〕〔右〕とも中国になぜ媚びるのか)


https://special.sankei.com/f/seiron/article/20191018/0001.html


・静岡大学教授で〔文化人類学者・楊海英氏(内モンゴル人)〕が、日本の〔サヨク〕〔ウヨク〕を完膚無きまでに叩いている。痛快である。


〈左の論客たちは現在も時々北京に『朝貢』して『安倍政権の悪弊』を批判するが、中華料理に舌鼓を打つ彼らは決して中共がウイグル人を虐待していることに触れようとしない。本当に肝の据わったサムライならば、天安門広場に立って、少数民族弾圧をやめろ、と叫ぶべきだったのではないか〉


〈右の論客たちも、『来春に桜が満開する頃に、気分良く習近平国家主席を国賓として迎えよう』との天真爛漫(らんまん)な夢を見ている。国賓〔習近平〕と何を語り合うのか〉


・日頃私の中に溜まっている憤懣を、〈毒を吐く様に〉書いてくれている。日本人は、いよいよ「アメリカとチャイナを天秤にかける政治をやる」積りなのだろうか?言っておくが、それ程の「タマ」が政界に居るとも思えない。〔文在寅〕と同じ、大火傷をしなきゃいいが。


・「【[正論]左右とも中国になぜ媚びるのか 文化人類学者、静岡大学教授・楊海英】産経スペシャル 2019.10.18」


・「民主主義を守ろうとする香港市民のデモが勃発してからはや半年がたとうとしているが、日本政府といわゆる左右両翼の論壇からの発言に目立ったものはほとんどない。曖昧を美徳とする日本らしい、あたりさわりのないコメントばかりで、官民一体でぎこちない『日中友好』のムードをつくり上げようとしているように映る。いや、一党独裁の指導者、〔習近平氏〕に媚(こ)びようとしているようにすら見えて仕方ない」


≪中国を熱愛すれば進歩的か≫


・「沈黙を守り通しているサヨクには『前科』がある。チベット人が共産中国の侵略に抵抗して、1959年に〔ダライ・ラマ法王〕を擁してインドに亡命し、今日に至るが、『世界の屋根』で〈人権が侵害され続けてきた事実を左の論客は取り上げてこなかった〉。ダライ・ラマ法王が日本を訪れて講演会を開いても彼らは耳を傾けようとしない」


・「チベットが侵略された歴史は数十年も前のことで、健忘症に陥ったとしても、〈ウイグルの問題は現在進行形で展開〉されている。百万人単位で強制収容所に閉じ込められ、女性たちは性犯罪に巻き込まれ、児童は親から隔離されている。それなのに左側から批判の声は上がらない。彼らは日本の過去については声高に非難するが中国については批判しようとしない」


・「なぜ、普段は舌鋒(ぜっぽう)鋭い左の闘士たちが北京当局を擁護するのか。〈中国を批判すれば、右翼だとみられるからだ〉、と彼らは弁明する。中国を熱愛すれば進歩的で、批判したら右翼。この歪(ゆが)んだ精神構造が戦後日本に形成され、国民の健全な思考や論陣の発展を阻害してきたのではないか」


・「中国は1958年からの公有化政策で自国民を数千万人も餓死させたといわれ、〔モンゴル人〕や〔チベット人〕、〔ウイグル人〕に対し繰り返し大量虐殺を断行してきた。世界でも類例をみない独裁政権の問題を正してどこが悪いのか。民主主義国家の正義感ある論客であるならば、中国批判は当然の責務ではないのか」


・「左の『友好人士』は、中国に抑圧されているマイノリティーに冷淡なだけでなく、台湾にも背を向けてきた。現代台湾の論壇を代表する若い知識人で中央研究院の〔呉叡人氏〕は次のように書いている」


≪被抑圧者の「代弁者」は虚言≫


・「『日本の政界における左翼勢力はずっと親中的で、台湾を無視してきた』。日本が台湾を切り捨てて中共を選んで以降、日本の右翼だけが台湾独立派を支持してきた。だが台湾独立派はもともと左翼的思想を抱く日本留学生だった」


・「本来なら日本左翼と台湾独立派は一卵性兄弟のような存在だった。それにも関わらず日本の左翼と進歩的知識人は北京に媚びを売り『民主主義国家台湾』を裏切った。左翼は弱者に寄り添い、被抑圧者の代弁者だというのは虚言であって、強い者、それも独裁政権に恭順な態度を取るのが彼らの特徴である(呉叡人「受困的思想」)」


・「呉叡人氏は、『日本の知識人たちに裏切られ続けてきた台湾』の運命を嘆き、台湾国民をあえて『賤民(せんみん)』と自虐的に呼ぶ。『賤民』にも『賤民』らしい高潔な生き方があり、それは決して権力に媚びることのない生き方である。〈強い中共に媚びる先進国日本〉と、〈弱い台湾の『賤民宣言』〉は正に好対照である」


・「台湾だけではない。私の故郷〔内モンゴル〕に対しても同じだ。内モンゴルもその一部は『満蒙(まんもう)』として日本の植民地支配を経験した。台湾統治と同様に、日本は満蒙でインフラ整備を進め、近代化を促した。モンゴル人は真の独立を求めたが、『在満蒙左派系日本人』顧問たちは頑として反対した」


≪国賓習氏と何を語り合うのか≫


・「『蒙古独立』に反対していた左派系日本人顧問団は戦後になって相次いで〔毛沢東〕に平伏して『反省』の態度を示し、『日中友好』を謳歌(おうか)した。彼らは戦前にはモンゴル人を敵視し、戦後にはモンゴル人を抑圧する中国政府に加担しようとした。台湾も内モンゴルも、左翼に期待したのが間違いだった」


・「左の論客たちは現在も時々北京に『朝貢』して『安倍政権の悪弊』を批判するが、中華料理に舌鼓を打つ彼らは決して中共がウイグル人を虐待していることに触れようとしない。北京で安倍政権を攻撃して東京に凱旋(がいせん)しても、日本では逮捕されることがないどころか、かえって『勇気ある論客』としてもてはやされる。本当に肝の据わったサムライならば、天安門広場に立って、少数民族弾圧をやめろ、と叫ぶべきだったのではないか」


・「では、右の陣営は堅牢(けんろう)かというと、決してそうでもない。『来春に桜が満開する頃に、気分良く習近平国家主席を国賓として迎えよう』との天真爛漫(らんまん)な夢を見る保守派もいる。国賓と何を語り合うのか」


・「保守陣営も、安倍政権も『日中友好の意義』について国民に説明しなければならない。左右両翼とも、中国との付き合い方について、論陣を張るべき時が来ている、と呼びかけておきたい。(よう かいえい)」・・・

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