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(10年前の「私の文体」に学ぶことも)

2019年09月25日
(10年前の「私の文体」に学ぶことも)


・ふぅ、2日間ブログを休ませて戴いて、何とか今回の「体調不良の山」は越えたようだ。自身で原因を思うに、恐らく〔夏バテ〕と〔寝酒癖〕だろう。寝酒は一番安上がりだが、独りだから際限が無い。(8月の愛知県がんセンター、早起きで出かけたが、さっきまで呑んでいた体で採血されたということ。肝臓の値など滅茶苦茶だった)


・今回の体調不良も、77歳と言う年齢を自覚しなかった結果だろう。2日間絶食で、睡眠時間は計3時間くらいか。入院治療と違って栄養点滴をしていた訳では無い。私の体が悲鳴を上げて、滋養を求めて叫んでいた。事実今近くのローソンに自転車で行ったが、Gパンのウエストはダブダブ、シャツもブカブカだった。声も別人のようにシャガレていたし、病気痩せだから健康的でない!


・パソコンの前には「習性」でよく座った。というより、パソコンの前にしか部屋に椅子が無いのだ。ブログネタの様々な〔時事〕を追う気力は湧かず、殆ど「私の投稿した記事」をパソコン画面(19インチ)で読み直していた。そして気付いたのは「文体の変化」である。


・以下に10年前の私の、文体の代表例をご紹介しよう。当時67歳の私は、友人の会社の〔広報顧問〕で、カタログ・パンフを製作していた。友人はセミナー受講に熱心だったため、毎週のように感銘を受けた講師の影響が出る。だからカタログは最初に作ったが、実際は友人のコンセプトの変遷に着いて行ける〔厚紙裏表パンフ〕が有効だった。「製品を売るという呼びかけ」のセンテンスは重用だった。その思いが溢れる、私の出版本:【生還へのフォアボール】の括りである。以下。


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 対岸の大都会・大阪の摩天楼群を甘い視界の中に置き、名も知らぬ鳥の群れが逃げもせずに草の実をついばむ堤の上を、風に吹かれながら歩く約一時間は、私にとっては足腰を鍛えることだけでなく、魂の開放と遠い想い出の数々と向き合う至福の時間である。


 今、釣瓶(つるべ)落しの晩秋の夕陽のような、気忙(きぜわ)しいばかりの老残の日々を送っている身にとって、想い出、特にあの青春の日々の悠久がひたすら恋しい。青春の時は、いつまでも姿を変えない夏の日の入道雲に似て、ゆっくりゆっくり流れていた。いつも餓えていたくせに、徒手空拳の強がりの口笛も吹けていた。へこんだ夕暮れも、眠りにさえつけば明日の太陽は又、東の空から無限回昇ってくれる確信すら有ったものだ・・・


 淀川堤の上に展開される壮大なパノラマとオゾン、過ぎ行く風の心地良さに驚くほど心が穏やかになって、満天の彼方から、それこそ降り注ぐように想い出が落ちてくる。忘却の彼方に隠れ住んでいた人達も、殆ど忘れていた言葉や映像の数々も、開放された心にキラキラと舞いながら落ちてくる。雲に言葉を投げかけてみて、この淀川堤の散歩のあと、書きかけの原稿が推敲(すいこう)されて行った数は、数え切れないほどだ。


 私の背中を押す淀川堤の風は、過去に吹く風に似ているのかも知れない。過去に吹く風は、いつも優しいフォローの風であり、甘い香りさえする。人は弱いものだ。過去の想い出の、温かい陽だまりに暫しまどろみ、心身の傷を癒したら又、決然と立って強いアゲインストの風の未来へ向かって歩き始めなければならない。


 しかし年を取れば取るほど、その過去に留まる時間は、少しずつ長くなる。そしてついには過去から出られなくなってしまう。それが人生大団円の心情なのだろう。だから死は、悲しいだけのものではなく、或いは昔の栄光と安らぎに満ちた、至福の時の訪れなのかも知れない・・・


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・多少「クサミ」は有るが、「文体に品が有る」と自身、感じている。今〔姉妹編〕の【心に陽だまり(がん連戦と山頭火)】の完成に奮闘しているが、〔職業=広報顧問〕と〔無職ブロガー〕では、その〔品性〕に差が出ている。ただネットで連載するにあたり、どちらの文体が「ウケル」のかが重用だが、〔美しい日本語という背筋〕だけは持ち続けたい。


・そんなことで今、口にした〔アクエリアス〕と〔フルーツゼリー〕に体が暴れない限り、明日からまた、【織伊友作の時事巷談】と【織伊友作のがん患者への応援歌】再開させて戴きます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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