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(『読書罪』で粛清された党幹部:チャイナ)

2019年07月18日
(『読書罪』で粛清された党幹部:チャイナ)


https://www.sankei.com/column/news/190718/clm1907180004-n1.html


・『小中華』である『南』の「言論統制」「言論弾圧」は既にお伝えしたが、今度は本家本元の『大中華』の〔危険思想狩り〕である。始皇帝時代の「焚書坑儒」ほどのドラスティックなものではないが、『香港・台湾発行の本』を読んだり蔵書しているだけで〔公職追放〕なのである。


・日本の戦前・戦中の『特高警察』の「アカ狩り」とWる。いずれにせよ〔文在寅〕も〔習近平〕も、最早『政権末期』なのではないか?


・産経ニュース・[石平のChina Watch] から、記事を以下。


・「【[石平のChina Watch]『読書罪』で粛清された党幹部】産経ニュース 2019.7.18 11:00」


・「中国・『重慶市共産党委規律検査委員会』は7日、同市食糧集団有限公司の党委書記・会長を務める〔王銀峰氏〕の党籍を剥奪し、公職から追放した。王氏は、河南省鄭州市党委政策研究室主任、重慶市政府副秘書長を務めたこともある党幹部の一人だが、彼の失脚が特に注目されたのはその理由である」


・「市党委規律検査委の発表では、王氏の党籍剥奪の理由として真っ先に挙げられたのは、『厳重なる政治問題がある書籍の購読・収蔵に熱心だった』ことである。つまり、彼は汚職したわけでもなければ何らかの『反党活動』を行ったわけでもない。単に『問題のある書籍』を読んで収蔵しただけで、規律検査委の手にかかって失脚したのである」


・「党幹部が本を読むことで粛清の対象となるとは、まさに驚きなのだが、実は最近、このような幹部失脚のケースが続出している。同じ重慶市では、2018年12月、豊都県国土管理局の〔李強華局長〕が『国外で刊行された書籍を購読した』との罪で党籍剥奪・公職追放の厳重処分を受けた」


・「同年9月には、貴州省党委常務委員・副省長の〔王暁光氏〕が党籍剥奪・公職追放の処分を受けたが、羅列された彼の『罪状』の第1条は、やはり『国外で刊行された厳重なる政治問題のある書籍の閲読』である。副省長となれば、党高級幹部に数えられるのだが、このレベルの党幹部でも、『問題のある書籍』を読んだだけで全てを失うのである」


・「それでは、『問題のある書籍』とは一体どういうものか。16年1月に〔習近平政権〕の下で施行された『中国共産党規律・処分条例』によると、党の指導的地位などを定めた『4つの基本原則』に反する内容や、党中央の政策方針を批判し、党と政府の指導者を『誹謗(ひぼう)』する内容の書籍は全部『厳重なる政治問題のある書籍』に属するという」


・「おそらく、香港や台湾で刊行された中国語の政治関係書籍がその中心であろう。つまり、今の習近平指導部は幹部たちがこうした書籍から『悪影響』を受けることを恐れて、その閲読者を厳重処分の対象にしているのだ。そのことは逆に、〈共産党の統治集団全体が危機的な状況にある〉ことを示唆している」


・「まず、今の習近平指導部と、最高指導者の習氏自身が、自分たちの政治的権威と政策方針に対して自信を失っていることが分かる。自信を喪失しているからこそ、幹部たちが『党中央の政策方針を批判』したり、『指導者を誹謗』したりするような書籍の1冊、2冊を読んだだけで、指導部が神経質になって厳重に取り締まらなければならないのだ」


・「その一方、党の幹部たちが何らかの『問題ある書籍』を読んだだけで忠誠心や思想信条を疑うのであれば、習近平指導部が、自分たちの手足であるはずの党幹部に信頼を置いていないことも分かる。そのために指導部は常に疑心暗鬼になって党幹部の一挙手一投足に監視の目を光らせているのだ」


・「一方幹部たちは指導部に対する不信感を募らせ、〈常に上の目を警戒して面従腹背の保身策に徹する〉以外にない。習近平指導部と幹部集団とのこのような関係はもはや異常というしかない。深刻な相互不信と無言の『敵対意識』があっては一心同体の関係や統治集団としての一致団結はもはや成り立たない。そういう意味での共産党政権の内なる崩壊はすでに始まっている。体制はいつまで持ちこたえるのだろうか」・・・

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