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(テリーザ・メイ首相退陣あとの英国)

2019年05月26日
(テリーザ・メイ首相退陣あとの英国)


https://www.sankei.com/column/news/190526/clm1905260001-n1.html


・〔テリーザ・メイ〕さんも遂に6/7を以て去る。正に「刀折れ矢尽きた」感じである。議会制民主主義発祥の国でありながら、〔デーヴィット・キャメロン前首相〕がやった『2016年の国民投票以来』、「二大政党対立の問題」、ひいては「議会制民主主義の弱点」を曝け出したような日々だった。


・日本や独国のように、第2次世界大戦の敗戦で瓦礫の中から立ち上がった国民と違い、英国人には未だ世界を席巻した『大英帝国の残影』が色濃く有るのではなかろうか? 現実を直視し、「世界から常に一目おかれる英国」に戻って欲しいものだ。


・産経ニュース・[主張] から、記事を以下。


・「【[主張] 英首相辞任表明 現実的妥協で合意目指せ】産経ニュース 2019.5.26 05:00」


・「英国の〔メイ首相〕が『欧州連合(EU)からの離脱に伴う混乱』の責任を取って辞任表明した。だが、首相が交代してもポピュリズム(大衆迎合主義)を招いた2016年の国民投票以来、国内に生じた分断が解消されるとは限らない」


・「第二次大戦以来の危機となった混迷が解決する打開策ともなりえまい。後任の首相次第では、強硬路線に転じる可能性もある。混迷の長期化や『合意なき離脱』の恐れさえ懸念される」


・「メイ氏の首相就任は、国民投票でEUからの離脱を選択した直後だった。離脱を主導した指導者が相次いで辞退したため、親EU派ながら『火中の栗』を拾う形で首相に就いた。 だが、国民が選んだ離脱の実現に忠実なあまり、EUとまとめた離脱協定案による『合意ある離脱』に固執した頑迷さが混乱に拍車をかけたとの指摘もある」


・「袋小路からの打開策として、野党が求める再度の国民投票を条件つきで容認する『最後の勝負』に出たが、与党や閣内から猛反発を招き、保守党長老から引導を渡された」


・「混乱の原因には、〈離脱協定案を3度否決するなど党利党略に走った保守党と労働党の機能不全〉がある。議会の過半数を取った政党が政権を担当し、公約に沿って政策を推進する制度では、過半数を割れば、野党となり、政策を実行できないのは当然だ」


・「野党の最大の目的は政権党批判にあり、〈超党派で協議して政策を作る習慣はない〉。与党も野党と政策でコンセンサスを得るより、与党内調整に腐心せざるを得ない。混迷の背景には、こうした『英議会における二大政党制の対決型政治システム』もあるだろう」


・「有権者は、EU離脱に関する民意を二大政党を通じて示していない。2014年の欧州議会選では反EUを唱えた英国独立党(UKIP)、今回は『離脱党』、統一地方選では残留を訴えた自由民主党に託した。〈二大政党制が離脱をめぐる混乱を助長し、混乱が二大政党制を衰退させた〉といえる」


・「7月にも選ばれる次期首相には、分断を埋め、『合意なき離脱』を回避して早期収拾に向けて努力してほしい。理念先行の大陸欧州と違い、英国は実益・経済優先の現実主義で難題を克服してきた。〈議会制民主主義の母国〉として二大政党が現実的妥協を図って離脱合意を形成すべきだ」・・・


《さようなら〔テリーザ・メイ〕さん》


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