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(〔永井荷風先生〕と「70歳まで働ける機会の確保」)

2019年05月19日
(〔永井荷風先生〕と「70歳まで働ける機会の確保」)


https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20190519/0001.html


・放蕩無頼で、芸者から女給、私娼をこよなく愛した〔永井荷風〕が主役である今日の【[産経抄]5月19日】は誠にGOO!である。


・と言いながら、私がのめり込むように読んだのは『断腸亭日乗』『濹東綺譚』くらいか。あ、『つゆのあとさき』も読んだな。この脂粉の香りにむせながら晩年を送った〔永井荷風先生〕は憧れの人である。


・本題は「70歳まで働ける機会の確保を、企業の努力義務とする-との政府方針が示された」だが、国も汚い。後ろ手に「年金支給は70歳から」という匕首が見えている。技術の継承を真剣に考えるのなら、①年金支給は65歳から、②70歳までの給与負担は、企業側を軽くしてあげるのが正道だろう。


・産経スペシャル・【[産経抄]5月19日】 から、記事を以下。


・「【[産経抄]5月19日】産経スペシャル 2019.5.19」


・「永井荷風は昭和23年元日の日記に、こう書き留めている。『晴。来訪者なし。終日家にあり
。数え年で古希を迎え、胸のつかえがあったとみえる。朱書きで自作の歌を添えていた。〈七十になりし あしたのさびしさを 誰にや告げむ 松風のこゑ〉」


・「▼蓄えに憂いのない『勝ち組』のはずが、自適の老後には縁遠い哀調がにじむ。〈さびしさ〉からの逃避か、この年以降、浅草の歓楽街にしげく通っている。【断腸亭日乗】に頻出する『正午浅草』の記述は、ファンにはおなじみだろう。文豪の胸中は知る由もない」


・「▼荷風の一日は、多くが目的と行動を伴った。『余生』という表現が許されるなら、評点は二重丸である。人口に膾炙(かいしゃ)した警句を思い出す。〈年を取ったらキョウイクとキョウヨウ〉。教育と教養ではない。『きょう行く所』と『きょうの用事』が大事なのだという」


・「▼余白だらけの手帳をめくり、ドキリとした御仁(ごじん)も多いだろう。今の制度では、希望者は65歳まで会社勤めができる。キョウイクとキョウヨウを、もう5年延ばそうという動きがある。70歳まで働ける機会の確保を、企業の努力義務とする-との政府方針が示された」


・「▼元気なお年寄りが増え、『高齢者』を年齢で区分けする意味は薄れつつある。働きたい人が働ける仕組みを整えるのは時代の成り行きだろう。定年と同時に、趣味や社会奉仕に軸足を移す人がいてもいい。人生の余白の使い道は、社会から強要されるものでもない」


・「▼荷風の浅草通いは最晩年まで続いた。日記に『浅草』が出てくるのは昭和34年3月1日が最後だった。出先で倒れ、2カ月の療養を経て孤独死している。『生涯現役』と言えよう。満たされた老境だったかどうかは、荷風その人にしか分からない」・・・


《脂粉にむせる〔永井荷風先生〕》


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