« (ソ連時代への郷愁か?ロシア人の〔スターリン〕再評価) | トップページ | (『国民民主』は略称『民主党』だそうだが??) »

(平成は本当に「失われた時代」なのか)

2019年04月20日
(平成は本当に「失われた時代」なのか)


https://special.sankei.com/f/economy/article/20190420/0001.html?_ga=2.55290799.522940246.1554805987-2044045851.1554805986


・〔杉山仁氏〕が上げられている(1)~(9)の具体例を見ると、平成は『失われた時代』などではなく、〈実は日本は平成の30年を経て、経済社会の高度化を推進し、諸外国に比べて清潔で便利で安全な社会、相互信頼の精神に基づいた互恵平等社会、誰もが才能を発揮できる生き生きとした社会に向かって、着々と進化していると実感している〉・・・ことになる。


・しっかしま、素直に「そうだ!」と思えないのは、実際の「裕福感」など全く無く、「葬式代はどうしよう?」という切実感が迫る一方の私のこの老後。〔佐藤愛子さん〕の【90歳。何がめでたい】ではないが、「長生きしても、何も良いことが無さそう」な絶望感は、どこから来ているのか?


・産経スペシャル・[高論卓説] から、記事を以下。


・「【[高論卓説] 平成は本当に『失われた時代』なのか 杉山仁(JPリサーチ&コンサルティング顧問)】産経スペシャル 2019.4.20」


・「4月に平成が終わり、5月に新天皇が即位し、これに伴い元号が改まり、令和の時代となる。日本は新たな時代を迎える。『米ソ冷戦終結』後、〈長い間続いてきたグローバリズムが崩れ〉つつあり、〈ナショナリズムに回帰する動き〉が各国で起こり、同時に『米中冷戦が開始』され、時代が大きく変わってきている」


・「巷間(こうかん)では『失われた30年』とか、『敗北した平成』という言葉で、平成時代を否定的に語る言説がジャーナリズム、学者だけでなく経済人にもあふれているが、昭和、平成を通して今日まで職業人として国内外で仕事を続けてきている筆者にはこうした言説に強い違和感を覚える」


・「海外出張や旅行で欧米や中国の現状を目の当たりにし、日常的に多様なソースより各種海外情報を収集していると、こうした言説に対する疑問が募ってくる」


・「違和感を検証するため、日本の国力を示す各種経済統計の平成時代の趨勢(すうせい)および顕著な事象を挙げてみた。(統計数字は入手可能な直近年)


(1)日本の対外純資産額は328兆円で過去27年連続世界一。2位はドイツの261兆円、3位が中国の204兆円。


(2)国民1人当たり実質GDP成長率ではG7(先進7カ国)の中で首位。


(3)経常収支の主要構成項目である『直接投資収益』と『証券投資収益』は平成年間リーマン・ショック時を除き、一貫して増加し、2018年には直接投資収益は10兆円を突破し、証券投資収益も10兆円に迫り、19兆円の経常収支黒字を支えている。


(4)『技術貿易収支』は平成を通じ年々増加し、〔3.3兆円〕に達し米国に次いで黒字額が世界第2位。


(5)日本企業の『経常利益率』は製造業7%、非製造業5%と、平成元年比増加している。増加率にすると平成年間で製造業が約20%、非製造業が約130%増加している。(3月日銀短観)


(6)『平均寿命』は年々延伸し、G7で首位を維持している。ちなみにソ連崩壊後6年間で、ロシアの平均寿命は69歳から64歳まで減少している。


(7)平成年間の『刑事事件発生件数』は元年の年間167万件から29年の91万件まで45%減少している。単位人口当たりの件数では29年には戦後最小となっている。


(8)『平成バブル崩壊』後、不動産価格の下落と、大規模小売り企業がプライベートブランド商品を拡販した結果、諸物価が低下または安定した。


(9)全国的に交通インフラや大型ビルなどの新設と改修が進んだ結果、町がきれいになり、交通の便がさらに改善した。


マスコミがあまり報道しないこうした事実を見ると、平成の30年間は国民と企業が努力を続け、昭和の高度成長ビジネスモデルからの構造転換を進め、着々と経済体質を高度化することに成功した時代ではなかっただろうか」


・「企業は技術を磨くことにより付加価値を向上させると同時に海外投資を進め、サービス業も効率化努力により、収益性を改善した。個人の生活はインフラの拡充、物価の安定、犯罪率の低下や長寿化が進み、暮らしやすい社会になっている」


・「実は日本は平成の30年を経て、経済社会の高度化を推進し、諸外国に比べて清潔で便利で安全な社会、相互信頼の精神に基づいた互恵平等社会、誰もが才能を発揮できる生き生きとした社会に向かって、着々と進化していると実感している。令和の時代に日本は最先進国として、世界の人々に『人類の理想を示す指導国家』となることを期待したい」・・・


◇すぎやま・ひとし JPリサーチ&コンサルティング顧問。1972年一橋大卒、旧三菱銀行入行。米英勤務11年。海外M&Aと買収後経営に精通する。著書『日本一わかりやすい海外M&A入門』他、M&Aと買収後経営に関する論文執筆と講演多数。昨年3月に発表された経済産業省による『我が国企業の海外M&A研究会報告書』作成にも参加している。東京都出身。

« (ソ連時代への郷愁か?ロシア人の〔スターリン〕再評価) | トップページ | (『国民民主』は略称『民主党』だそうだが??) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« (ソ連時代への郷愁か?ロシア人の〔スターリン〕再評価) | トップページ | (『国民民主』は略称『民主党』だそうだが??) »

最近のトラックバック

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ
フォト