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(米国との同盟強化に努力続けよ)

2019年04月18日
(米国との同盟強化に努力続けよ)


https://special.sankei.com/f/seiron/article/20190418/0001.html


・日米同盟・・・〔トランプ〕が素朴に言う「日本は何をしてくれるのか?」が基本であると思う。車の輸出を中心に、アメリカの『対日貿易赤字』は深刻であるし、安全保障の面でも、アメリカに「オンブに抱っこ」が続いて来た。日本が『専守防衛』を、お題目のように言っている間は、アメリカとの真の『日米同盟』は続かないだろう。


・対米貿易黒字は、私が常々言っている『左ハンドルのまま、全身〔赤〕のアメ車27万台を公用車として輸入する」とか智恵を絞ればいいが、安全保障は、「交戦権を持つ」という「フツーの国の軍隊」にしなければ、日米同盟はいずれ破綻するだろう。堂々と『憲法改正』を論議すべきである。


・産経スペシャル・[正論] から、記事を以下。


・「【[正論]米国との同盟強化に努力続けよ 同志社大学特別客員教授・阿川尚之】産経スペシャル 2019.4.18」


≪親しい次元こえ同志となった≫


・「3月中旬、アメリカに出張した。2001年に上梓(じょうし)した〈日米ネービー関係史〉を描く拙著【海の友情】の英訳出版を機に、〔武居智久元海上幕僚長〕とチームを組んで『米海軍大学』、『海軍兵学校』、『太平洋軍』、『太平洋艦隊』、『各地の研究所や大学』などを訪れ、講演をし、人に会い、意見を交換した」


・「武居提督に同行して、日米ネービー関係がますます緊密化しているのを改めて実感した。もはや〈親しいという次元をこえ、同志として一緒に働くのが当たり前〉になっている。海上自衛隊と米海軍は互いの能力、技量、練度を尊敬し、戦略を共に練り、訓練を通じ作戦、戦術を強化している」


・「ネービーの関係が特に緊密なのは、〈太平洋の激闘を通じて抱いた敵への敬意〉、〈海自と米海軍との一体運用〉、〈両者の高い技量〉、〈海軍という共通の文化ゆえの相互理解〉などの理由がある。長年にわたる経験の共有を通じて、現在の信頼と友情が育まれた」


・「もちろん陸上自衛隊と米陸軍・海兵隊、航空自衛隊と米空軍も、ここ数年かつてないほどのレベルにまで協力体制を高めている。〈特に陸自は海兵隊から水陸両用作戦のノウハウを吸収〉し、南西諸島方面の有事に備える」


・「2000年代初頭海自の連絡官が1人しかいなかったハワイの太平洋軍と太平洋艦隊に、今や3自衛隊の代表が10人も常駐する。米軍も自衛隊に連絡官を多数派遣している」


≪友情のみでは成り立たない≫


・「ところで海軍大学訪問は『第一次世界大戦と海軍』というテーマの海軍史に関する国際会議と重なり、私も発表を行った。周知のごとく大戦後開かれたワシントン海軍軍縮会議でアメリカは、主力艦(戦艦と空母)の保有比率を英米日5・5・3とする提案を行った」


・「日本政府代表団全権の〔加藤友三郎海軍大臣〕は東京を説得し、結局この提案を受け入れる。日本にはアメリカと戦って勝つ力がなく、共存しか道はないという現実的な認識に基づいていた」


・「これに対し海軍首席随員として会議に参加した〔加藤寛治中将〕は、この比率では日本海軍は西太平洋でアメリカ海軍を抑止できないと主張し、提案受諾に強く抵抗する。同提督は日本の生存が大陸での特殊権益保持にかかっており、それを実力で阻もうとするアメリカとの戦争は近い将来必至だと信じていた」


・「〔条約派〕と〔艦隊派〕の対立はやがて後者が主導権を握り、内外の情勢変化もあって日米間のネーバルホリデーは長続きしなかった。日米海軍は結局太平洋で戦い、日本が完敗する。日米協調体制はワシントン会議から20年で崩壊した」


・「興味深いことに海自の発足を支援したのは、ワシントン会議で加藤友三郎を補佐した〔山梨勝之進〕、〔野村吉三郎〕、その流れをくむ〔米内光政〕、〔保科善四郎〕らの提督であった」


・「対米戦争はできないという加藤の認識を彼らは敗戦によって改めて肝に銘じ、戦後は日米のネービーが協力して国を守ることを目指した。それから約70年、加藤全権が目指して果たせなかった太平洋の平和は維持されている。私は海大でそんな話をした」


・「無論、同盟は友情や信頼のみで成り立つものではない。当事国の利益が一致せねば存続しえない。現在の日米防衛協力体制は堅固だが、両国ともに憲法や法律、政治や世論、防衛予算、人口減少などの制約から必ずしも自由ではない。トランプ政権発足以来、アメリカが『インド太平洋地域の安全保障』に関与し続けるかどうかを疑う見方もある」


≪日本は何ができるかを示せ≫


・「日本の安全保障にとって、『日米同盟』は今後も相当長期にわたって不可欠であろう。しかし現政権だけでなく将来の米政権は、日本の防衛と引き換えに〈日本は何をしてくれるのか〉と、ますます厳しく問うだろう。この同盟がアメリカの安全保障にとっても不可欠であることを、日本は具体的な形で示し続けねばならない」


・「さまざまな制約を課されている自衛隊のできることには限りがある。それでも現在の米軍、特に米海軍は、海自の協力なしにはインド太平洋地域で満足に機能しえないと、既に認識しているようだ。その基底には海自の精強性、米海軍との相互補完性、任務役割能力の分担がある。これらは有効な同盟の維持にとって欠かせない貴重な貯金であり資産である」


・「加藤友三郎が目指した日米協調による太平洋の平和維持が失敗した一つの理由は、〈日米間の人的パイプがあまりにも細く〉、〈経験が広く共有されず〉、〈信頼を醸成するに至らなかった〉ことだろう。相互の過大評価と過小評価、誤解と不信の増大が、戦争へとつながった」


・「戦後の日米関係にもいろいろ問題があるが、戦前と対照的なのはネービーをはじめ各分野に重層的な人的つながりができ、経験の共有を積み重ねてきたことである。ともすれば昨今細りがちな信頼のパイプを強化し多様化し、次世代につなぐこと。同盟の維持にとってそれが何よりも重要だと、今回アメリカへの旅で思った。(あがわ なおゆき)」・・・

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