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(名画:『夢多き頃』:伊東深水)

2019年04月16日
(名画:『夢多き頃』:伊東深水)


https://www.sankei.com/premium/news/190416/prm1904160001-n1.html


・「天然」というのは、〔朝丘雪路さん〕のために造られた言葉ではないか? と、私は今も思っている。そうか、〔雪会(ゆきえ=本名)さん〕が逝って、もう1年になるのだ。追う様に旦那の〔津川雅彦さん〕も逝ったから、一人娘の〔真由子さん〕も健気に頑張ったなぁ。


・私はフアンだったし、〔朝丘雪路さん〕には2回、〔津川雅彦さん〕にも1回お会いしているご縁も有って、この名画:『夢多き頃』の「さて、この中に雪路さんがいるのだが、どの女学生かわかるだろうか?」の『解』は昔から知っている。中々良い記事だ。


・産経ニュース から、記事を以下。


・「【どの娘が〔朝丘雪路さん〕?父が描く『夢多き頃』展示 足立美術館】産経ニュース 2019.4.16 14:00」


・「女優、〔朝丘雪路さん〕(享年82)が亡くなってから4月27日で1年となる。父親は日本画壇の巨匠、〔伊東深水(しんすい)〕(1898~1972年)で、女学生時代の雪路さんを描いた作品が、『足立美術館』(島根県安来市、https://www.adachi-museum.or.jp/ )に所蔵されている」


・「雪路さんが亡くなった日、同館では偶然この作品を展示中だったが、特別に広報することなく、鑑賞者からの指摘もないまま静かに展示を終えていた。同館は6月からの企画展でこの作品を改めて展示する予定だ。担当者は『作品を通して雪路さんの面影をしのんでほしい』と話している」


・「同館は〔横山大観〕をはじめとする日本画家の作品など約1500点を所蔵。昭和45年の開館当初からのコレクションの一つが伊東深水が描いた『夢多き頃』(昭和27年)だ。色もデザインも異なるセーラー服姿で、さまざまな髪形をした7人の女学生たちが描かれている」


・「さて、この中に雪路さんがいるのだが、どの女学生かわかるだろうか?」

Photo_89

〈日本画家の伊東深水が、まな娘・朝丘雪路さんの女学生時代を描いた作品『夢多き頃』(昭和27年)。左から2人目の後向きの生徒が雪路さん〉

・「一番目立つ形で描かれているためか、『中央に位置する左から3人目のおかっぱの女学生』と思っている人も多いという。だが実は『雪路さんは左から2人目、後ろ向きのおさげ髪の女学生です』と同館学芸部長の〔安部則男さん〕(53)は明かす」


・「この事実については昭和63年1月、そごうデパートの大阪・心斎橋進出110周年を記念して開かれた『足立美術館日本画名作展』に『夢多き頃』が出品された際、(日本経済新聞記者のインタビューに答える形で)雪路さん自身が〔足立全康(ぜんこう)〕・同館名誉会長との対談の中で詳しく語っている」


・足立:〈『夢多き頃』も出るんです。これは朝丘さんが、女学生時代の姿で描かれていますね〉

・朝丘:〈皆さん髪がおかっぱでしょう。私、山脇学園におりました。山脇はおさげにしないといけないんです〉


・「山脇学園は東京都内の私立女子校で、『創立以来、制服はワンピースで、平成12年までおさげ髪でした』(同学園入試広報部)。このことから、描かれているセーラー服姿の女生徒は、雪路さん以外は他の学校の生徒ではないかとみられる」


・朝丘:〈山脇の制服だと揃(そろ)わないので、どこでも通用するセーラー服にしようと近所のお友達から借りました。絵では、皆さん私の方を見てくれてるんです〉


・後ろ姿の自身については-。


・朝丘:〈私を知ってる人はね、直ぐ分かるんですよ。耳が大きいの。私、父親似なんですよね。父もこういう耳なんですよ〉 (会話部分は、図録「足立美術館日本画名作展」から)


・「安部さんは『絵をよく見ると、後ろ向きの女学生に6人の視線が集中し、この子が絵の主役であることがわかる。画家・深水はあえて主人公の娘を後ろ向きに立たせ、それを芸術作品として成り立たせているところが本作の優れている点』と説明」


・「その上で、『中央正面に主人公を配置してしまうと面白みに欠け、芸術性が薄れてしまう。色やデザインの異なる制服を描き分け、女学生たちの配置、姿勢、表情に変化をもたせながら視線を雪路さんに集め、安定した構図がとられている』と専門的な視点で語る」


・「伊東深水の作品には実在する女優や家族をモデルにしたものが多く、溺愛していたまな娘・雪路さんの絵も幾度か描かれていることがわかっている。しかし雪路さん本人をはじめ個人蔵がほとんどで、多くの人が鑑賞できる美術館所蔵のものは貴重だ」


・「こんなエピソードもある。安部さんによると、雪路さんの夫で昨年の8月に亡くなった俳優の〔津川雅彦さん〕が20年ほど前、娘の〔真由子さん〕と一緒に同館を訪れた際、『うちの雪会(ゆきえ)(雪路さんの本名)がいつもお世話になっております』とあいさつしてくれたという」


・「『(奥さんの)雪路さんが描かれた絵が、大切に所蔵されていることへの感謝の意味で仰(おっしゃ)ったと受け止めました」と安部さん。 同館で6月1日から8月30日まで開催する夏季特別展『美人画 うるわしき女性美の世界』では、15作家の37作品を展示。美人画の道を歩んだ伊東深水の作品は、『夢多き頃』を含め最多の7点を展示する」

     
◇【用語解説】足立美術館= 昭和45(1970)年11月、日本画や美術品のコレクターで庭造りに関心を寄せていた〔足立全康〕(1899~1990)が71歳で創設。来年、開館50周年を迎える。近現代の日本画や陶芸、童画などコレクションは約1500点。このうち横山大観の作品は120点で、初期から晩年まで日本屈指の質量を誇る。


・「日本庭園も有名で、アメリカの日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が平成15(2003)年から連続16回日本一とし、フランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』も『三つ星』としている」・・・


《朝丘雪路さん》


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