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「大いなるものへの敬意が根底にある」:日本人の宗教観

2019年02月08日
(「大いなるものへの敬意が根底にある」:日本人の宗教観)


http://news.livedoor.com/topics/detail/15992875/


・ビルマ(ミャンマー)は『小乗仏教』ゆえに戒律も厳しく、『ロヒンギャ(回教徒)』が弾圧されると聞いている。つくづく日本は、大らかな『大乗仏教』で良かったと思う。日本人の殆どは、一応『仏教徒』であり、旦那寺があってその檀家ではあるが、それも封建時代の名残り。基本的にはみんな「自由気まま」である。


・私は折々書かせて戴いているが、58歳でステージⅣの『切除不能・結腸がん肝転移』(要は末期がん)で開腹切除手術を受けてから77歳になる本年まで、『4がん5バトル(末期大腸がん、肝臓がん、分化型胃がん、未分化型胃がんの4種類のがん)(末期大腸がんの開腹切除手術、肝動注手法による25回の抗がん剤投与、再発肝臓がんと近接部位である胆嚢・胆管の開腹切除手術、分化型胃がんの内視鏡剥離手術、未分化型胃がんの内視鏡剥離手術の5バトル)』を足掛け20年やっているが、「100まで生きてやろう!」と思っている。


・拙著【生還へのフォアボール】(338P・2009/12発刊)に、「ベッドの上で感じた『宗教感』」について触れているので、ご紹介しておこう。以下。


・「また同様に、がんを告知されて宗教に奔(はし)る人の想いも、私にはよく理解できる。私は【閻魔の遣い】に、戦場であるバッターボックスに立たされ、蕭蕭(しょうしょう)と吹く冷たい風に曝されているような心細さに、カタチばかりの仏教徒で、その実、無宗教の我が身を恨めしくさえ思ったものだ」


・「しかし実質無宗教とは言え、青春時代の剣道の試合に竹刀をとって立つ時には、自然と『南無八幡大菩薩』が口をついて出ていたし、がんバトルのような正念場では『運を天に任せよう』と腹を括る度に、己の体内に流れる日本人の血に、仏教渡来以前から列島におわした原始宗教の神々への尊崇の念が、脈々と流れていることを色濃く感じたものだった」


・「欧米人は、終末を迎えるベッドで比較的落ち着いているといわれるが、それこそ生まれついての信仰の賜物なのだろう。その代わり日曜日の教会礼拝など、一生を戒律と共に生きている」


・「普段は好き勝手をしており、困った時だけの神頼みという我々日本人の身勝手な国民性を、日本の神々は怒りもせず光をもってあまねく照らし続けてくださっている。 そんな遠い神々を懐かしく親しく感じて語りかけることも、『がんバトル』を通じての新しい発見だったように思われる」・・・


・ライブドアトピックス から、産経新聞 の記事を以下。


・「【世界もビックリ『日本人の宗教観』 ハロウィーン、クリスマス、バレンタイン 楽しい行事いいとこ取り】産経新聞 2019年2月8日 12時42分」


・「14日はバレンタインデー。 好きな人にチョコレートを贈ったり、自分へのご褒美にしたりする恒例行事だが、起源が『キリスト教の宗教儀式』であることはあまり知られていない」


・「ほかにもクリスマスやハロウィーン、初詣など、信仰の有無に関係なく日本人に定着した宗教行事は数多い。特定の信仰を持つ外国人から驚かれることもあるが、背景には日本人の宗教観が大きく関係しているようだ。(浜川太一)」


■チョコ市場活況


・「今月1日、大阪市中央区の高島屋大阪店。7階催会場には国内外から150以上のチョコレートのブランドが集結し、甘い香りを漂わせていた。 『バレンタインと宗教の関係? 全然知りません』。子供に贈るチョコレートを買いに訪れていた同市阿倍野区の〔和田世里子(せりこ)さん〕(40)は首をかしげた」


・「日本チョコレート・ココア協会によると、バレンタインデーの起源は3世紀ローマに遡(さかのぼ)る。当時の皇帝は強兵策のため兵士の結婚を禁じたが、〔バレンタイン司祭〕が命令に反して大勢の兵士たちを結婚させ、その結果、皇帝の怒りを買い、殺された」


・「この日が2月14日とされ、以来、バレンタインデーは『司祭の死を悼む宗教行事』になった。14世紀ごろからは、愛を告白し、贈り物をする日になったという。 和田さんは『夫の実家は寺だけど、クリスマスも祝うし、ツリーも飾る。バレンタインデーといい、日本人はいいとこ取りなのかも』と笑った」


■敬意が根底に


・「京都市右京区の古刹(こさつ)、退蔵院(たいぞういん)。副住職の〔松山大耕(だいこう)さん〕(40)は、寺に生まれながら、中高はカトリック系の学校で学んだ経歴を持つ。 学生時代に旅行したカトリック国のアイルランドで民宿の女性店主に自身の経歴を話すと『アイルランドで同じことをすれば、殺されても文句はいえないわよ』と責められたという」


・「当時はまだ若く反論できなかったが、その後、僧侶の修行を積む中で、日本人の宗教観の本質を理解していった。『日本人は何かを信じるというより、敬意を払う。宗教の違いに関係なく、大いなるものに対する敬意が根底にある』。 クリスマスやバレンタインなど、外国由来の宗教文化が数多く日本に根付くのも『古くから海外の文化を取り入れ、独自に発展させてきた日本らしい現象』だと好意的に捉える」


■「共有宗教文化」


・「日本人の宗教意識を調べてきた帝京大の〔濱田陽(よう)准教授〕(比較宗教学)によると、日本人の宗教意識は、『信仰を持っていない▽信仰を持っていないが、宗教心は大切と考える』『▽信仰を持っている-が、戦後一貫していずれも3割程度』だという。濱田氏は『日本人には信じるか信じないかの二項対立だけではなく、その中間的な意識が存在する』とし、『この三極構造が、宗教的対立を避け、日本人の発想を柔軟なものにしている』と話す」


・「また濱田氏は、クリスマスや初詣などの文化を、信仰の違いに関係なく、誰もが親しめる『共有宗教文化』と呼ぶ。宗教には信者しか参加できない祭祀(さいし)など、共有が難しい側面がある一方で、信仰の違いに関係なく誰もが共有できる面もあるという」


・「濱田氏は『グローバル化が進む現代、共有宗教文化は多様な文化を持つ人々が共存するためのクッション的役割を持ち、今後ますます重要になっていく』と指摘している」・・・

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