真の独立国家になるために反省?
2018年10月07日
(真の独立国家になるために反省?)
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&ved=2ahUKEwjnkKr3ufPdAhUXH3AKHTLqDuwQqOcBMAF6BAgBEAM&url=https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Flife%2Fnews%2F181007%2Flif1810070023-n1.html&usg=AOvVaw2htesyb0S8MP3Ndx5uSCda
・アメリカにも「遣り過ぎた!」という感覚が有ったのだろう。日本の『奇跡的戦後復興』は、「アメリカの手厚い支援・庇護」が無かったら、到底成し遂げられなかったと思う。日本列島は、アメリカの『アジア・プレゼンス』には地政学上、「格好な橋頭堡」でもあったし。
・日本は「アメリカに従属」、つまり「アメリカのポチ」となって敗戦後の繁栄を掴んだのだ。『重商・軽軍備』という〔吉田茂氏〕の戦後政策は、この記事(出版本)によって 「27年4月、日本は主権を回復するが、吉田は軍事力を備えるため、つまり独立国家になるための憲法改正にいささかの関心も示さなかった。 こうした大局観の欠如した吉田政治は、いまなお外務省と内閣法制局に影を落とし、日本を拘束し続けている」・・・と括られているが、私の中の『吉田茂評価』は、いささかも変らない。
・〔チャイナ〕が、『北』と『南』の朝鮮半島を隷属させ、覇権国家を目指す今、日本は「幸いにも」これを叩こうとするアメリカの従属国なのだ。「共に戦える交戦権」を持つことこそが大切である。それはもう、『吉田政治』の批判ではなく、臨機応変の智恵がない日本の政治家・官僚・国民の責任であろう。
・GOOGLEニュース から、産経ニュース の記事を以下。
・「【[書評]文化部・桑原聡が読む『対談・吉田茂という反省』阿羅健一、杉原誠四郎著 真の独立国家になるために反省すべき点】産経ニュース 2018.10.7 11:00更新」
・「『戦後の大宰相』という評価が定まったように見える〔吉田茂〕。本書は吉田の功罪を明らかにして反省すべき点は反省しない限り、憲法を改正しても何も変わらない、つまりは『わが国は真の独立国家にはなり得ない』、との危機意識に立ってなされた対談である」
・「南京事件研究で著名な〔阿羅健一氏〕と『新しい歴史教科書をつくる会』会長を務めた近現代史家の〔杉原誠四郎氏〕は、奉天総領事だった吉田が〔張作霖〕に招かれたおり、用意された食事に口をつけなかったエピソードから、好悪の激しい吉田のパーソナリティーに切り込んでゆく」
・「好悪に従って横柄な態度を平然と取った吉田には、外交官としての責任感が完全に欠如しており、こうした振る舞いは、その後の吉田に一貫して見られるものだという」
・「終戦直後、外務省の後輩、〔来栖三郎〕に宛てた書簡で吉田は『もし悪魔に息子がいるとすれば、その息子は〔東条(英機)〕だ」と書いた」
・「『近衛上奏文』への関与により昭和20年4月15日、陸軍刑法違反で検挙された吉田は、東条と軍への憎悪を募らせる。元来反戦・反軍的な外交官ではなかった吉田だが、検挙されるという経歴によって『GHQの信頼を得る』ようになる」
・「25年6月、朝鮮戦争勃発直前、米国に再軍備を要請された吉田は、経済事情と国民感情を理由にこれを拒否する。朝鮮戦争が始まると警察予備隊が誕生するが、吉田は旧陸軍人脈が指導を担うのを嫌って旧内務省人脈に託した」
・「憲法9条をめぐっても、自衛戦争を否定しないと解釈できる『芦田修正』を無視、日本には交戦権がないという解釈に固執してこれを固定化してしまった。それゆえ26年9月に結ばれた日米安全保障条約は片務的な内容となり、日本は米国の従属国のような地位に陥る」
・「27年4月、日本は主権を回復するが、吉田は軍事力を備えるため、つまり独立国家になるための憲法改正にいささかの関心も示さなかった。 こうした大局観の欠如した吉田政治は、いまなお外務省と内閣法制局に影を落とし、日本を拘束し続けている。(自由社・2500円+税)」・・・
《吉田茂という反省》
« 消息不明の「国際刑事警察機構(ICPO)総裁」 | トップページ | 読書暦の始め »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- やっぱり日本は「滅びの笛」だなぁ(2019.03.10)
- 昔の『週刊誌らしい週刊誌』の野生(2019.03.03)
- 日本は自立した国の姿取り戻せ(2019.03.01)
- 「男と女の狂想曲」は、今やスクープではない(2019.02.24)
- もはや総合週刊誌といえるのは3誌だけ!(2019.02.17)
コメント