20歳の〔大坂なおみ〕が全米オープン女子優勝!
2018年09月09日
(20歳の〔大坂なおみ〕が全米オープン女子優勝!)
https://www.sankei.com/sports/topics/sports-35864-t1.html
・世界ランキング7位。「怖いもの知らず」の20歳は女王・〔セリーナ・ウイリアムズ〕相手でもビビらず、『全米オープン女子シングルス決勝』を制した。テニス愛好家にとって見れば、「天地がひっくり返ったような快挙」なのだろう。
・父が『ハイチ系アメリカ人』、母が『日本人』で日米二重国籍。テニスでは『日本』を選択している。身長180cm・体重69kg。「物怖じしない性格」と「素直なトーク」が記者ウケして、人気者である。そして〔大坂なおみ〕は遂に「男女通じて日本人初のグランドスラムシングルス優勝者!」となった。凄いことが今、暗い日本に起こったのだ。素直に〔大坂なおみ〕選手の偉業を讃えよう!
・産経ニュース・[全米テニス] から、記事を以下。
・「【大坂なおみ、S・ウィリアムズの抗議は『何も聞こえなかった』 勝負メシは『サーモン・ベーグル』…記者会見一問一答】産経ニュース・[全米テニス] 2018.9.9 11:55更新」
・「【ニューヨーク=上塚真由】テニスの全米オープン女子シングルス決勝で8日(日本時間9日)、〔セリーナ・ウィリアムズ〕(米国)を6-2、6-4で破り、日本勢初の四大大会シングルス制覇を果たした〔大坂なおみ〕(日清食品)は試合後の記者会見で、『実感がわかない』と語った」
・「S・ウィリアムズの執拗(しつよう)な抗議については『後ろを向いていたので何も聞こえなかった』などと述べ、『彼女(S・ウィリアムズ)が私をハグしてくれて、本当に最高だった』と笑顔を見せた。 試合後の記者会見での主な一問一答は以下の通り」
◇
--試合を終えて
「サーブが大事だと試合を通して思っていた。彼女(S・ウィリアムズ)はすばらしいリターナーなので、きょうはポイントを突いていかないと考えていた」
--S・ウィリアムズが主審に抗議したときはどう集中力を保ったのか
「私は後ろを向いていたので何も聞こえなかった。あのときは、何が起きているのか本当に分からなかった」
--全米のチャンピオンなって、現実ではない気持ちなのか
「今は実感がない。数日たてば、実感がわいてくると思う。今は、この部屋に多くのプレスがいることを除いては、別のトーナメントみたいな感じがしている」
--S・ウィリアムズの抗議を見ていなかったというが、何を考えていたのか
「観客はとても騒がしかったので、本当に何も聞こえてなかった。振り返ったときには、(第2セットで)ゲームカウントが5-3になっていたので、ちょっと混乱した。彼女は素晴らしいチャンピオンでどのポイントからも追いつくことを知っていたから、試合に集中しようとしていた」
--あなたにとってS・ウィリアムズは長い間のあこがれの存在。今日の試合の彼女の態度で変わったか
「コートで何が起きたのかよく分からなかった。私は、自分の愛するセリーナの姿をいつも覚えている。そのことは何も変わらない。彼女はネット際や表彰式でも本当によくしてくれた」
--四大大会であこがれのS・ウィリアムズに勝った。次なる夢は
「次は東京にいくので、できればその試合で勝ちたい。一つのステップを進んでいくだけで、さらに先のことは考えていない」
--試合後、ネット際に歩いて行くときは、祝福ではなかったが
「そのときはまだ現実のように感じられなかった。ネット際に近づいていくときは、普通の試合のように感じていた。ただ、ネットの反対側にセリーナにいるのを見て…。彼女が私をハグしてくれて、本当に最高だった(笑)」
--あなたの名前は、オオサカ。生まれた都市もオオサカ。どうして名前と都市が一緒なのか
「準備はいい(笑)? 2014年からこのジョークを言い続けているのけれど。オオサカで生まれた人は、みんなオオサカなのよ(笑)」
ー-それは本当?
「いいえ(笑)。母親の名前がオオサカだからよ」
--どうして表彰式で謝る必要があったのか
「あなたの質問は、ちょっと感傷的になるわ(涙がこぼれ出す)。みんな知っているように、『彼女は24回目となる四大大会の優勝が本当に欲しかった』。私はコートに入った瞬間、違った人のようになったと感じていた。『私はセリーナのファンではない。私はテニス選手と対戦するもう一人の選手だ』と」
「でも、ネット際で、彼女にハグをしてもらったときに…(再び涙があふれだし、言葉を詰まらせる)。とにかく、彼女にハグをしてもらったとき、私は、小さい子供に、また戻った気分になったの」(解説:この辺りが世界のマスコミに愛される「あどけなさ」か?)
--高額な優勝賞金を手に入れたが、使い道は
「私は自分にお金を使うタイプじゃないし。家族がハッピーでいるかぎり、私もハッピー。私の姉(大坂まり選手)が今度一緒に東京に行くので、私にとってはそれが一番大きなプレゼントになる」
--幼いころは、S・ウィリアムズのポスターは部屋に飾ったりしていたのか
「3年生のときには、彼女の(試合の)すべてのリポートを作っていた。色を塗ったりして。そして、『彼女のようになる』って言ってたわ(笑)」
--今日はお祝いするか
「寝る(笑)。わたしはそんなに社交的な人間じゃないから。たぶん、ビデオゲームをすると思う。分からないけれど」
--お酒を飲んだことある?
「いいえ。私は20歳よ(笑)」
--全米はどんな試合だった
「楽しもうと考えていた。それは難しいことだと思っていたけれど。どの試合もファイトしようと考えていた」
--お姉さんに最初に勝ったときよりも、今日の試合はうれしかった?
「(笑)そうね。ごめんなさい。どうしよう…。そう思います」
--毎朝、サーモン・ベーグルを食べると言っていたが、今は何を食べたい?
「きょうもサーモンのベーグルを食べた。何でも食べられるとしたら…、トンカツ、カツ丼、カツカレー、そして抹茶アイスリームが食べたい」
--あこがれのセリーナとの一戦。どうやって気分を切り替えたのか
「ウオームアップしているときは、緊張していた。でも試合が始まったら、対戦相手よりもボールに集中できた」
--(人気歌手の)アリシア・キーズが来ていたけれど、(大坂が大ファンの)ビヨンセにも試合を見てほしかった?
「彼女(キーズ)がいることは知らなかった。みんなが叫んでいるは聞こえたけれど、見ないようにしている。もし見てしまうと、どうしよう、ビヨンセや他のスターが私の試合を見ている…と、震えだしてしまうから」
--試合の中でどの部分が一番集中したのか
「彼女が(第2セットの第4ゲームで)ブレークしたとき。あそこから、ブレークバックすることがそこが一番大事だったし、最も集中したときだった。もしブレークされた後にゲームをキープされたら、観客は彼女の味方だったし、彼女が気分を上げてくるだろうと。そうなれば、危険だなと思った」
--トロフィーはどこに飾る
「考えたことはなかった。たぶんお母さんが決めると思う」
--日本、ハイチ、米国という3つの国の人たちから声援を受けた
「違った国の人たちが応援してくるのは、うれしい。試合に来てくれて、声援を送ってくれるみんなに本当に感謝している」
--最初にテニスを教わったのは、お父さん。お父さんから教わったことは
「彼は、メンタルでもっと強くなるための方法を教えてくれたと思う。お父さんとはたくさん会話をしてきたし、本当に長い道のりだった。お父さんが話していたことがようやく理解できて、とてもうれしい」・・・(解説:彼女の父は「テニス未経験者」なのだそうな)
《闘う〔大坂なおみ〕選手》
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