« 泣くことは“祈り”に通ずる | トップページ | 夏の合併号に読むものなし 問われる週刊誌の存在意義 »

〔上川陽子法相〕への国民の評価は?

2018年08月12日
(〔上川陽子法相〕への国民の評価は?)


https://www.sankei.com/column/news/180812/clm1808120006-n1.html


・ま、これは評価が分かれる記事だなぁ。投稿の門田隆将氏は、「法務当局の驕り」「〔上川陽子法相〕は死刑囚の『再審請求権』を完全に奪い去った」「問答無用の執行という法務当局の驕(おご)りと矛盾さえ指摘できない新聞。日本の新聞ジャーナリズムは、そこまで劣化している」・・・と怒り心頭であるが、彼は難関で有名な『中央大学法学部卒』であることにも留意したい。


・国民の情としては、「〔上川陽子法相〕は、粛々とよくやった!」が大半ではないか。むしろ「〔林郁夫受刑者〕が無期懲役で、死刑を免れた」ことへの疑問の方が大きいのではないか?


・産経ニュース・[新聞に喝!] から、記事を以下。


・「【法務当局の驕りと矛盾を指摘できない新聞の劣化を憂う 作家・ジャーナリスト・門田隆将】産経ニュース・[新聞に喝!] 2018.8.12 10:30更新」


・「新聞は、書かなければならないことをなぜ書けないのだろうか。私は、〔麻原彰晃元死刑囚らオウムの幹部たち〕が7月6日に7人、26日に6人、計13人が死刑執行されたことを報じる新聞記事に失望した」


・「ただ法務省に迎合するような『総論』記事しかなかったからだ。本来の新聞ジャーナリズムの役割を完全に放棄していたのである」


・「日本では、80%以上の国民が死刑制度を支持している。計29人もの死者を出した未曽有のオウム事件の当事者たちだけに、死刑の判断は当然であり、執行もその通りだろう」


・「しかし、あくまでそれは執行が『正当であること』が前提だ。では、今回、“すべて”が正当だったのだろうか。答えは『ノー』である。最大のものは、〔上川陽子法相〕が死刑囚の『再審請求権』を完全に奪い去ったことだろう」


・「刑事訴訟法第435条以下には、再審請求について定められている。判決が確定した事件でも、法に定められた事由がある場合は、審理をやり直すよう申し立てることができるのは受刑者の基本的権利である」


・「今回、死刑執行された13人は、再審請求を行っていた者がほとんどだった。その中には、『新事実の発見』によって再審請求の進行協議が現実にスタートし、新証拠の提出や次回の協議の期日まで決まっていた死刑囚がいた」


・「〔井上嘉浩元死刑囚〕である。井上は1審が無期懲役で、2審が死刑。13人の中で唯一、裁判所の判断が1審と2審で分かれていた。最高裁は2審を支持したが、弁護側から今年3月に『確定判決には事実誤認がある』として新証拠が提出され、再審請求が行われたのだ」


・「それは、量刑の面で1審の判決が妥当であることを示す新証拠であり、事実、東京高裁は5月8日に再審の進行協議を始め、2回目は7月3日に開かれ、3回目は、8月6日に行われることが決まっていた」


・「そして高裁は、新証拠に応じて井上の携帯電話の発信記録提出を検察に命じ、真相究明のための協議が現実に進んでいた。だが、上川法相は、2回目の協議の、わずか『3日後』に、問答無用の死刑執行を命じたのだ」


・「ほかにも、サリン散布の実行犯で、死者2人を出した〔林郁夫受刑者〕が無期懲役で死刑を免れているのに、一人の死者も出さなかった実行犯の〔横山真人元死刑囚〕が死刑になるなど、オウム裁判の結論には、多くの矛盾が存在する。しかし、どの新聞も表層をなぞるだけで、問題の核心を伝える記事は皆無だった」


・「実は、現場には問題点を報じようとした記者もいたが、『細かなことはどうでもいい。執行後に(死刑囚の)親御さんたちのコメントさえ取れればそれでいい』とデスクに命じられ、記事を断念させられた者もいた」


・「問答無用の執行という法務当局の驕(おご)りと矛盾さえ指摘できない新聞。日本の新聞ジャーナリズムは、そこまで劣化している」・・・


◇【プロフィル】門田隆将(かどた・りゅうしょう) 昭和33年高知県出身。中央大法卒。作家・ジャーナリスト。最新刊は、『敗れても敗れても 東大野球部「百年」の奮戦』。

« 泣くことは“祈り”に通ずる | トップページ | 夏の合併号に読むものなし 問われる週刊誌の存在意義 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔上川陽子法相〕への国民の評価は?:

« 泣くことは“祈り”に通ずる | トップページ | 夏の合併号に読むものなし 問われる週刊誌の存在意義 »

最近のトラックバック

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ
フォト