週刊誌は、「売れるなら何でも書く」のか?
2018年07月01日
(週刊誌は、「売れるなら何でも書く」のか?)
http://www.sankei.com/premium/news/180701/prm1807010014-n1.html
・こういう、「国民をパニックに貶める」ようは軽薄な記事にたいしては、厚生労働省やら消費者庁やら、「監督官庁」が動かなければならないだろう。
・『週刊新潮』と『週刊文春』の報道合戦で国民が右往左往するのは、全く馬鹿げている。「売れるのなら何でも書く」という週刊誌の本質が見えたような感じで、気分が悪い。
・産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング〈675〉] から、記事を以下。
・「【新潮『食べてはいけない『国産食品』』にかみついた文春】産経ニュース・[花田紀凱の週刊誌ウオッチング〈675〉] 2018.7.1 09:00更新」
・「『週刊新潮』の実名告発シリーズ『食べてはいけない『国産食品』実名リスト』も今週(7月5日号)で第7弾。 毎週、読む度に、これじゃコンビニで売っている食品はほとんど食べられないのでは、と心配になっていた」
・「今週、『週刊文春』(7月5日号)が、『新潮』のシリーズを真っ向から批判。題して『『週刊新潮』食べてはいけない『国産食品』は本当に食べてはいけないのか?』」
・「読者のニーズに応える好企画だ。 で、どうなのか」
・「5月17日、公式フェイスブックとブログに『食品健康影響評価書を引用した週刊誌記事について』と題する記事をアップ、注意を喚起した内閣府の食品安全委員会事務局の説明」
〈「週刊新潮の記事は食品安全委員会がとりまとめた食品健康影響評価書を引用して添加物のハザード(危険因子)の特徴について紹介していました。ところが引用したのは評価書のごく一部で、結論部分を引用していないため結果として正しくありませんでした」〉
・「細かい部分は記事をお読みいただくとして、たとえば、リン酸塩。 〈『『国民健康・栄養調査』のデータから換算すると、小さなソーセージを一日で六十七本食べるとようやく耐容上限に達する』(NPO『食の安全と安心を科学する会』山崎毅代表)〉
〈一般的なハムなら一日五十一枚、マルハニチロの『ソースとんかつ』なら、なんと八十八個摂取しなければ上限量に達しない〉 次号、『新潮』の反論を俟(ま)つ」
・「それにしても最近の週刊誌、健康記事が多すぎる。今週も、 『週刊現代』(7/7)『名医はこんな『健康食品』『サプリ』を使っている。
『週刊ポスト』(7・6)『『副作用』が新たに見つかったあの有名薬全実名リスト』
『週刊朝日』(7・6)『命を縮める睡眠負債』
読者の高齢化でニーズはあるのだろうが、これではますます読者の高齢化が進むばかりだろう。
(花田紀凱=月刊『Hanada』編集長)」・・・
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