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〔キタサンブラック〕ラストラン詳報

2017年12月25日
(〔キタサンブラック〕ラストラン詳報)


https://www.oricon.co.jp/article/367120/


・X’マスイブの昨夜、私の住処周辺は土砂降りになった。そんな雨の中、懇意のスナックのマスターから電話が有った。「10ヶ月ぶりに〔あいつ〕が顔出した。羽曳野に引っ越す挨拶らしい。友ちゃんに会いたがっている。雨の中悪いけど」


・〔あいつ〕とは私より4歳下の男性。中学を出て直ぐ大阪に来、競馬新聞社に長らく勤めた『競馬通』である。昼間テレビで〔キタサンブラック〕の見事なラストランを観たばかりだった余韻も手伝って、雨の中出掛けた。


・カミさんが認知症で施設に入り、見かねた娘さんが、旦那さんの転勤でたまたま空き家になった羽曳野の家の「留守番」に誘ってくれたらしい。彼にとっては「断腸の別れ」だったようだ。そんなバタバタで『キタサンブラック』のラストランもテレビでも観られず、私の解説に涙を流していた。この記事は「〔キタサンブラック〕ラストランの詳報」である。


・GOOGLEニュースから、ORICON の記事を以下。


・「【武豊とキタサンのハッピーエンド。名馬の枠を超えた絶対スターの引退】ORICON 2017-12-25 11:30」


・「イブの中山競馬場に10万人の『ユタカコール』と、北島三郎オーナーの『まつり』の歌声が響いた――」


・「第62回有馬記念(12月24日、中山芝2500m、3歳以上GI)を、武豊が騎乗した1番人気のキタサンブラック(牡5歳、父ブラックタイド、栗東・清水久詞厩舎)が優勝。ラストランとなったこのレースが最多タイのJRA・GI7勝目となり、獲得賞金歴代トップに躍り出た」


・「王者キタサンブラックの強さばかりが目立つレースだった。 好スタートから内枠を利してハナに立つと、あとは淡々とマイペースで進んだ。勝負どころでも手応えは余裕十分。直線で後続を突き放し、1馬身半差で逃げ切った」


・「『スタートがよければ先手をとりたいと思っていました。馬をリラックスさせることに専念したのですが、1周目の4コーナーではやはり行きたがってしまった。何とかなだめ、ゴール板あたりから、いいリズムで走ってくれました』」


・「そう話した武は、900mから1300mまでの2ハロンを13秒3、13秒2に落とし、自身に有利な流れをつくり出した」


・「★この日の出来なら、突つかれても振り切ったのでは・・・・『去年は、2周目の3コーナーでサトノノブレスに突つかれて早めに動き、サトノダイヤモンドに差されてしまった。それに対して、今年はどの馬にも絡まれることなく3、4コーナー中間の勝負どころを迎えた』」


・「『4コーナーで手応えがよかったので、後ろを待つことなく、早めにスパートをかけました』
武がレース前から何度も言っていたように、キタサンブラックは、去年よりずっと強くなっている。仮に去年のように突つかれたとしても、この日のキタサンブラックなら楽に振り切っていたのではないか」


・「『でも競馬だから、何があるかわからない。楽観するところはひとつもなかった。1メートル、1メートルを丁寧に乗りました。1メートルずつクリアして2500メートルになった、というレースでした』」


・「これまでキタサンブラックに騎乗したなかで、今回が一番緊張したという。 『すごいプレッシャーがありました。でも、名誉なプレッシャーなので、それを味わっていました』」 


・「★この日、武豊は他馬の騎乗を断って有馬だけに専念・・・・この日は、ほかのレースには騎乗せず、有馬記念ひとレースだけに絞っていた。 『他馬の関係者が理解を示してくれたことに感謝しています。とにかく悔いが残らないよう、いい走りをさせてあげたいと思っていた。本当に強い馬です。こういう馬にめぐり会うことができて、幸せです』」


・「これが武にとって有馬記念3勝目。岡部幸雄、田原成貴、オリビエ・ペリエ、池添謙一につづく史上5人目の最多タイ記録だ。過去の2勝は、1990年のオグリキャップと、2006年のディープインパクト。どちらもキタサンブラックと同じく、国民的スターホースの引退レースだった」


・「『ラストランに強いですね』と言われると、『いや、ぼくが勝っているのは、すごい馬だけだから』と謙遜する」

・「★GIは最多タイ7勝、賞金歴代トップで年度代表馬も確実・・・・最終レース終了後に行われたキタサンブラックのお別れセレモニーでは、スタンドのファンから『ユタカー、『まつり』歌って!』と声が飛んだ。これまで同様、北島オーナーの隣で手拍子をとるだけかと思われたが、サビの部分だけ小声で口ずさんだ」


・「『キタサンブラックに乗っていると、歌わされそうになるという、余計なプレッシャーがありましたね(笑)。ウタじゃなく、ウマですから。ぼくは歌手じゃなく、騎手ですし』と周囲を笑わせ、こう締めくくった」


・「『キタサンブラックに対しては、ありがとうしかない。ぼく自身すごく勉強になったし、騎手として成長させてもらいました』」


・「キタサンブラックのJRA・GI勝利は、2015年菊花賞、2016年天皇賞・春、ジャパンカップ、2017年大阪杯、天皇賞・春、天皇賞・秋、有馬記念の7つとなった。これは、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカと並ぶ最多タイ記録だ」


・「そして、1着賞金3億円の有馬記念を制したことで、通算獲得賞金が18億7684万3000円となり、テイエムオペラオーの18億3518万9000円を抜き、歴代トップとなった。 格の高いGIばかり4勝した今年も、昨年につづき、ほぼ確実に年度代表馬に選出されるだろう」

・「★ルメールもキタサンブラックの鼻筋を撫で・・・・レース直後、出走馬たちが検量室前に戻ってきたとき、スーパースターの引退レースならではの印象的なシーンがあった。2着のクイーンズリングに騎乗したクリストフ・ルメールがキタサンブラックに歩み寄り、鼻筋を撫でて勝利を讃えたのだ」


・「キタサンブラックは、来年から社台スタリオンステーションで種牡馬となる。60口で、総額13億5000万円でシンジケートが組まれることになった」


・「北島三郎オーナーはこう話した。 『新しい道を進ませてやりたい。何年かのちに子供たちが走るときは、北村君(菊花賞などで騎乗した北村宏司騎手)や武さんに乗ってもらいたいですね』」


・「清水久詞調教師が『早く子供を育てたい』と言えば、武も『北村君とも話していたのですが、種牡馬として絶対成功すると思う。楽しみです』と太鼓判を捺す。 高い競走能力と立派な馬体、そして、ローテーションを一度も休むことなく使われてきたタフさを、多くの産駒に伝えていくことだろう」

・「★スターホースは、想像力の範囲外からやってくる・・・・ひとつの時代が終わった。 誰もが知る国民的歌手が、レース終了後、愛馬に合わせてアレンジした持ち歌をスタンド前で歌うなど、この馬が菊花賞を勝つまでは考えられなかった」


・「大ブレイクするヒーローというのは、私たちの想像力の範囲外から、突如として飛び込んでくるものだ。 今はその姿を想像することすらできない、新たなタイプのスターホースが、いつかまた現れる。それはどんな馬なのか。その背にいるのはどの騎手なのか。わかっているのは、出会うのは競馬場だということだけだ」・・・


《早くから注目されていた馬では決してなかった。そのキタサンブラックが国民的スターになるのだから、競馬は面白い》


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