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拙著:【生還へのフォアボール】からサプリについて

2017年11月01日
(拙著:【生還へのフォアボール】からサプリについて)


・普段は閑散としている私のブログー2=【織伊友作のがん患者への応援歌】が、ここのところ大盛況である。私が10月24日に投稿した『サプリメント依存症』への反響であろう。本日なんか、ブログー1=【織伊友作の時事巷談】に迫る勢いだった。


・読者の皆様が、「習慣的に」何らかのサプリメントをご使用になられているのが覗い知れる数字である。御礼に私が2009年12月16日に出版出来た【生還へのフォアボール】(338P・青月社)の321Pから、『サプリメントについて』の序章をご紹介しよう。


・破線以下に少々。


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14・8 サプリメントについて


・「世はサプリメントブームである。テレビでも1チャンネルはサプリメント業者が独占し、終日コレデモカと続けている。『あくまで個人の感想です』と、但し書きが申し訳程度に小さく出ているが、モデルは皆そのサプリで効果を感じた一般人ばかりだから、映像にパワーがある」


・「元々日本は、江戸時代から越中富山の『配置薬(置き薬)システム』が確立されていたほどの国だから、国民の健康志向は世界に冠たるものがある。そしてその元気で長生き願望も、切ないほどのものがある」


・「サプリメントブームには、そんな日本古来からの広範な土台が有るように思える。私も本書第七章6に少し触れている。 《サプリメントで悩ましいことは、どれも嘘ではないだろうということだ。人間百人百様で、例えばニンニクやほうれん草を食べ続けていたらがんが消えた人も本当に居るだろうし、フコイダンやメシマコブでがんが縮小した人も確かに居るだろう。問題は確率である・・》(しかし、悪徳業者による「真っ赤な嘘」のサプリ? も有るから、用心に越したことはないが)」


・「がんの三大療法のドクター達は、概ねサプリメントには冷淡である。病院内ではコメントは避けるようにしているようだが、ネット上では『科学的根拠なし!』と、ボロカスに書いているドクターも多く見られる。しかしこう書くドクター達にも、がんをさまよう患者心理を全然思い遣っていないうらみが残る」


・「私が同じく第七章6に書いているように、 《 若し十万人、いや、一万人に一人の確率だと知っていたら、誰も月@四万円のサプリなんか買わないと思われるだろう? しかしそれは、健常者の健常発想である。ひとたびがんを告知されたら、殆どの人は、がん患者のがん的発想に囚(とら)われてしまうのではないか?」


・「あの宝くじを買う時の思い=『今度こそあたるような気がする!』・・・あれと同じであろう・・》これが、これこそが、切ないがん患者の心情なのである」


・「愛知県稲沢市に霊水で有名な観音様がある。私の想像だが、『太古、落ちて来た隕石で濾過されているのだろうか?』その井戸水は腐らない。信者はそれをびんに詰め、少しずつタオルに浸み込ませては膝や腰の痛いところにトントンと押し付けている」


・「【愛知県がんセンター】にまで持ち込んでいるお年寄りも居た。しかしこれを、『科学的根拠なし!』と一蹴できるだろうか?『病は気から』の格言が、人間は精神動物であることを端的に言い表しているように、何事も『いわしの頭も信心から』なのである」


・「私は、科学的な免疫療法や食事療法という『代謝療法』の世界に、サプリメントは深入りし過ぎたように思う。化学薬品の新薬が生まれるまで、開発だけでなく実験の繰り返しにより膨大な時間と金がかけられるわけだが、その実験成果や投資に、比肩すべくもないサプリメントが肩を並べて来たら、科学者の系譜であるドクター達が、拒否反応を示すのは当然だろう」


・「しかし愛知県稲沢市の観音様の霊水のように、サプリメントが、『心を活性化する信心サイドから』立ち上がって来たものなら、誰もそれに異は唱えられない」


・「2001年の二次バトル開始時に、必死にサプリメントの本を買い集め読み漁り、ネットワークビジネス業者にも縋って、トライ三ヵ月分に六十三万円などと法外な金を支払った私からすれば、大多数の良識的サプリメント業者は、がん患者の精神的支えに役立っており、『がんが消えた!』とか『難病が治った!』とかの針小棒大な宣伝と、常識とは懸け離れた金を毟り取る悪徳サプリメント業者にこそ、責めは帰されるべきだと思っている」・・・

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コメント

私はdigitalに標準治療法以外の一切を迷信と考えていますから、たとえがんになっても標準治療法以外を選択することはありません。
医学的、薬学的に証明されていないものは信じられない。
心理的に効果があると言われればそれまでですが、それは医学とは関係ないでしょう。

憲坊法師さま、

コメント、有難うございました。御説御尤もです。ただ近所の私より1歳上のダンプの運ちゃん、毎朝3時に起きて砂利を運んでいますが、元気の源は「1日1本のオロナミンCドリンク」だそうです。噴出しそうになりましたが、「人間は精神動物なんだ」と感じさせられました。

法師さまが「デジタル思考」だということは、若い時から存じ上げている積りです。しっかしま、皆さんがバタバタと逝かれる中、『4がん5バトル』の私が生き延びているのは、「若いときから能天気」だった私を、法師さまもよくご記憶だと存知ます。

17年間も『がん戦場』の風に曝されていますと、「身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」・・・などと、解脱したような心境も理解出来ます。

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