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高三・異例の剣士対決

2017年08月11日
(高三・異例の剣士対決)


http://news.livedoor.com/topics/detail/13462312/


・剣道は「潔い」格闘技である。だから「引き分け」は無い。延長戦は延々と続けられ、必ず決着が付く。ところがこの高校3年生は、その掟を破った。昨日の死闘が、凄まじ過ぎたのである。或いは審判(旗揚げ)が疲れてしまったのか、前代未聞の「引き分け・翌日再試合」となったのだ。


・私の高校時代、1年生で初めて竹刀を握った我らのチームは仲良しで、昼も「早弁」して稽古した。強豪だった中商(今は中京大中京)・東邦・享栄などの「私立三羽烏」や、愛知県下一の進学校だったが、「文武両道」の旭丘などの「公立勢」は、全て2年生の間に撃破した。


・残るは決勝戦で対戦し、いつも2-3(5人制)で敗れる私立の名門=東海だけだった。彼らは中学校からの一貫教育で、当然竹刀も中一から握っていた手練れ揃いであった。


・2年生で主将(当時は今の様に、中学生でも「部長」などとアホな呼び方はしなかった。部長は剣道部師範であり、部を束ねる生徒は主将だった)に選ばれた私は、長身だったこともあり師範から『大将剣』なる闘い方を仕込まれた。


・「小手」だの「胴」などは撃ちに行かず、あくまで「面」に拘るのである。「面」だけでも、1.飛び込み面、2.退き面、3.抜き面、4.応じ返し面など技は多様だが、5.横面がズレて「鼓膜が破れた」例もあり、我らの頃は「突き」と同じ禁じ手だった。


・しっかしま、この『俄か大将剣』では、東海の大将:蜷川クンには勝てなかった。蜷川クンこそが、その『大将剣』の、堂々たる使い手だったのだ。私は3年になったと同時に、主将として「大将の座」を、副将の山脇に譲った。(彼は防衛大学校に進み、陸自で活躍した。最終は「准将」である)「山脇なら、天性の俊敏さで東海の不動の大将=蜷川クンに一矢報いてくれる」と信じたからである。


・私にとって、17年間に及ぶ『4がん5バトル』の闘いの都度、思い出しては感涙に咽ぶ山脇の試合がある。それは山脇が大将になって初戦だったか、先鋒・次鋒と敗れ、中堅の酒田は勝ったが副将の私が敗れ、最早1-3と対東海戦の敗北は決っていた。流石の山脇も、蜷川クンに遊ばれて1-2(3本勝負)と敗色は濃かった。


・ところがである。退き足も軽やかに真っ直ぐ後ろ向きに場外に逃げる蜷川クンに、山脇が連続「面」を撃ちかけながら追うのである。山脇の運び足と「メン!メン!」と発するヤ声が、審判の胸を打ったのか、ついに場外遥かなのに山脇の「面」が決ったのである!私は山脇のその、「諦めなかったメン!」を決めた雄姿は、生涯忘れられないものとなった。


・前フリと言うより思い出話となってしまったが、私より1歳だけ若い74歳ながら、未だ「世界一の難関」として名高い『剣道八段位』(剣道は八段が最高位)に挑み続ける大阪の〔山東〕氏を想ったら、つい「あの熱かった青春時代」を思い出してしまった。それは遠い昔ではなく、ホント「昨日のこと」のようである。


・「【2日間に及ぶ異例の剣士対決、ついに決着『疲れました』】朝日新聞デジタル 2017年8月11日 19時48分」


・「再度の延長戦となった高校剣士の対決の結果は――。異例の再試合となった11日に仙台市で行われた全国高校総体剣道の男子個人4回戦、九州学院(熊本)の岩切勇磨(3年)と高千穂(宮崎)の林拓郎(3年)の対戦は、前日から合わせて試合時間54分24秒で、岩切が一本勝ちした」


・「前日は50分20秒の熱戦の末、両者の疲労などが考慮されて、『前例がない』(大会本部)という引き分け再試合になった。この日も4分では互いに一本を奪えず、延長戦に。ところが、延長開始と同時に両者が打ち合い、延長4秒、岩切が林のドウをかわしてメンを奪った」


・「岩切は『(相手のドウに対して)とっさに足が動きました。疲れました。日ごろやってきたことを全部出そうと思ってやりました』と笑みをこぼした。林は『こんだけ時間をかけたので最後は勝ちたかった。団体が残っているので、そこで悔しい気持ちを晴らします』と話した」


・「2人が所属する九州学院と高千穂は団体戦で12日の決勝トーナメントに出場する。勝ち上がれば、決勝で当たる」・・・


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