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日本の宅配毛細血管を守れ

2017年02月24日
(日本の宅配毛細血管を守れ)


http://rdsig.yahoo.co.jp/_ylt=A2Ri5Ba0t69YgVsA3mwEnf57/RV=2/RE=1487997236/RH=cmRzaWcueWFob28uY28uanA-/RB=cfyIKMMxzY4dldvoY_zIBBojHyM-/RU=aHR0cDovL25ld3MueWFob28uY28uanAvcGlja3VwLzYyMzExMTgA/RK=0/RS=C5XcsSK0NGVu1._HZPOap9909dY-


・古来、〈角を矯(た)めて牛を殺す〉という格言がある。ヤマト便(宅急便)は、1971年に社長になった小倉昌男氏が、郵便小包や鉄道チッキの権益に胡坐をかく官僚と、長い闘いの上勝ち取った宅配便システムである。そしてこれに追随した多くの業者により、日本は世界に冠たる「BtoC」物流の毛細血管を確立できたのである。


・しっかしま、ネット通販(特にAmazon)により、その「BtoC」物流が崩壊しようとしている。1.送料無料、2.深夜時間指定などの「過剰サービス」が、その主な原因である。3.時間指定していながら不在という顧客の横着による再配達の手間も、2割を超えているという。


・先ずはヤマト便は「Amazon独占」という欲をかき過ぎた。「あっという間に、ブラック企業の代表になるさ」という私の予言通りになった。「競合相手=コンペティター」の語源は、「仲間=コンパニオン」だと訊いている。競争相手の仲間と競い合ってこそ、その業界は伸びるのだ。


・ヤマト便が「Amazon独占」を放棄すれば、佐川がその一部を再び受けるのか、西濃運輸やら、中小の業者も一杯ある。請け負う値段の談合は禁止だが、Amazon側も自然に妥協せざるを得なくなるだろう。とにかく『先駆者=小倉昌男氏』が灯した灯りを消さないことだ。


・YAHOOニュースから、朝日新聞デジタル の記事を以下。


・「【アマゾン宅配急増、ヤマトに集中 『今の荷物量、無理』】朝日新聞デジタル 2/24(金) 5:09配信」


・「宅配便最大手のヤマト運輸の労働組合が今春闘で、荷物の取扱量の抑制を要求した。インターネット通販の普及と人手不足でドライバーなどの労働環境が厳しくなっているため。経営側も協議に応じる構えで、収益減につながるテーマを労使で話し合う異例の事態となっている。宅配の現場に何が起きているのか」


・「2月中旬、東京・銀座のヤマト運輸の本社会議室に経営陣と労働組合の幹部が集まった。今年の春闘交渉の幕開けとなる会合だ」


・「『いまの荷物量は無理があります』。労組の片山康夫・中央書記長が切り出した。同社の春闘で『荷物量』をテーマにするのは初めてのこと。受け取る荷物の量を抑えてほしいとのメッセージに、長尾裕社長は『対策は打っていく』と応じた。再配達や夜間の時間指定配達など、ドライバーの負担が重いサービスの見直しに着手するとみられる」


・「ヤマトは宅配市場の5割近くを握る最大手。2016年度の荷物量は前年度比8%増の18億7千万個になる見通し。ネット通販の普及で荷物量は右肩上がりに増えていて、5年前と比べると3割増。スマートフォンの普及を背景にネット通販はさらに拡大しそうで、伸びは収まりそうにない」


・「『扱う荷物の4割ぐらいをアマゾンの段ボールが占めている感じ。ほかにもゾゾタウンやアスクルなどネット通販の荷物が目立って増えているが、今一番困らされているのはアマゾン』。都内を担当する30代のドライバーは打ち明ける」


・「業界2位の佐川急便が数年前、利幅の薄い荷物は引き受けない戦略に切り替え、ネット通販大手アマゾンの荷物がヤマトに流れてきた。佐川の親しいドライバーから『配達する数が少なくなって楽になった』と聞いた。結果として、ヤマトの現場にしわ寄せが来ているようだ」・・・

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