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高齢者の『肝がん』手術の実態

2017年02月26日
(高齢者の『肝がん』手術の実態)


http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97%e5%8c%bb%e5%b8%ab%e3%82%89%e3%81%8c%e5%91%8a%e7%99%bd-%e9%ab%98%e9%bd%a2%e8%80%85%e3%81%ae%e3%80%8c%e8%82%9d%e3%81%8c%e3%82%93%e3%80%8d%e6%89%8b%e8%a1%93%e3%81%ae%e5%ae%9f%e6%85%8b/ar-AAnp2r6


・私は「4がん5バトル」の古参兵である。「1がん1バトル」目は58歳だった。4がんとは1.末期大腸がん、2.多数個の肝臓転移がん、3.分化型胃がん、4.未分化型胃がんで、5バトルとは1.大腸がん開腹切除手術、2.肝動注手法による25回の抗がん剤投与、3.2で叩き斬れなかった肝がんと近接部位の胆嚢の、開腹切除手術、4.分化型胃がんの内視鏡的剥離手術、5.未分化型胃がんの内視鏡的剥離手術である。


・恥多い事なので理由は書けないが、私は63歳で「大阪風来坊」の身になって、単身3、4,5バトルを闘って来た。そして本来なら「6バトル」目=胃の3/4の開腹切除手術から敵前逃亡し、現在「経過観察」の第3クール目である。


・迷いに迷い、悩みに悩んだが、1.1/4になった胃を抱え、2.独り身で、3.死ぬほど暑い大阪の夏が越えられないだろうと「経過観察」をドクターに申し出た2015年の初夏だった。お陰様なのか悪運なのか、変わらず「人生の伴侶である大酒」を呑んで、生き延びている。


・MSNニュースから、dotの記事を以下。(長文だが、老がん患者必見!)


・「【トップ医師らが告白 高齢者の『肝がん』手術の実態】dot 2017/02/26」


・「高齢者(75歳以上)のがん手術は、余命を延ばしているのか? 一部週刊誌で『手術する、しない』論争が起こったこともあり、週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2017』で手術の是非を検証。『肝がん』ではどんな条件を満たした人に手術をしているか、病院ごとに聞いた」


・「2016年9月に開催された厚生労働省の『がん対策推進協議会』で、認知症にかかっているかどうかで、がん患者の死亡率に差が出るという海外のデータが示された。大腸がんの患者で、認知症のない人の治療開始6カ月以内の死亡率は8.5%だったのに対し、認知症のある人は33%と約4倍だった」


・「その発表をしたのは、国立がん研究センター東病院精神腫瘍科長の小川朝生医師。同協議会で初めて議題になった『高齢者のがん』について参考人として呼ばれ、認知症などの問題点について発言した」


・「小川医師は、本誌の取材にこう話す。『認知症とがん、どちらも発症している高齢者は少なくありません。しかし、がんと認知症を両方診てくれる医療機関はほとんどないのが現状です』」


・「がん患者が認知症を発症している場合、本人が治療法を決められるかどうか、意思決定能力があるかという問題に直面すると指摘する。また、がんと診断された時点で認知症を発症していなくても、がんの手術や薬物療法で、せん妄が発症し、認知機能が低下する可能性があること、家族の負担が増大していることも、考慮しなければならないという」


・「小川医師によると、海外のデータでは、手術した70歳以上の2人に1人がせん妄を起こすという報告があるという。そしてせん妄を起こすと、退院時に認知機能検査(MMSE)が3点ほど悪くなっている。せん妄を起こさない人に比べ、せん妄を起こした人は退院後2年間での死亡率が2倍になるというのだ」


・「認知症の人が死亡率が高くなる理由として、処方された抗がん剤を指示どおりに飲めないことや、発熱や下痢、痛みなどを適切に伝えることができず放置される可能性が高いことなどが考えられるという」


・「『医療技術の向上と高齢者の身体機能の向上があり、高齢でもどんどん手術できるようになってきました。しかし、本当にそれでいいのか、という時期に来ています。認知症と気づかれずに手術して、ストーマ(人工肛門)の使い方が覚えられないというケースもあると聞きます。認知症がなくても、独居だったらどうするか、介護する人がいなかったらどうするか、その人の生活環境、家庭環境を含めて、治療法を検討していく必要があります』(小川医師)」


・「高齢者のがん治療にはエビデンス(科学的根拠)がない。仮に手術となった場合、各医師が経験に基づき、内容を決めていく。エビデンスがないからと言って、高齢者の手術が否定されるわけではない。むしろ、どんな条件下なら高齢者の手術に効果があり、寿命が延びるのか、本誌は現状を探り、問題提起していきたいと考えている。それは、小川医師が指摘するように、患者本人の医学的な状態のみならず、精神的側面、社会的側面を含めて検討していく必要がある」


・「それでは、肝がんを見ていこう。国立がん研究センターがん対策情報センターの統計(12年)によると、肝がんの罹患者は、75.9歳がもっとも多くを占め、80.4歳、85歳以上と合わせた75歳以上が49.3%になる。つまり、新規肝がん患者の約半分が75歳以上ということだ」


・「日本肝胆膵外科学会理事長で東京女子医科大学病院消化器外科教授の山本雅一医師に、高齢者の手術について学会などでエビデンスを作る動きはあるかを聞いた。山本医師はこう答える」


・「『高齢者の手術にエビデンスや事前評価の方法を作っていくのは難しいです。私の知る限り、現在、学会などでそのようなものを作る動きもありません。内科から外科に送られてくる段階や外科医が患者さんの状態をみた段階で、手術が適しているかどうかきちんと見極められているはずです』」


・「週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2016』で肝胆膵がん手術の全国ランキングで4位、原発性肝がんだけの手術数で7位の東京大学病院を取材した。肝胆膵外科教授、國土典宏医師は、こう話す」


・「『若い人の感覚で85歳というと、『私はもう十分生きましたから手術しなくてもいいです』と言うと思うでしょう。しかし、実際にはそういう人は少ないんです。がんが見つかって『このまま何もしないならあと半年くらい。手術すれば2年は生きられる可能性が十分ありますよ』と説明すると、多くが『2年でも生きられるなら手術したい』とおっしゃるのです』」


・「高齢者(75歳以上)の手術は、若年者(非高齢者、75歳未満)に比べて、術後の5年生存率に違いはあるのか。國土医師は、論文執筆前のデータなので詳細な数値は掲載できないとしつつ、1994~2011年の同院の原発性肝がん(約800例)のデータを見せてくれた」


・「そのデータでは、75歳以上の高齢者の群と75歳未満の若年者の群では、『5年生存率に差はなし』だった。がんのステージをそろえていないので厳密な比較ではないが、これは肝がん以外の他病死も含んだ結果という」


・「治療法の選択として、高齢者は若年者に比べて、『手術を選択する割合』が減り、『手術以外の治療法を選択する割合』と『他施設への転院の割合』が増える」


・「高齢者にとって、手術はからだへの負担も大きいため、手術を選択しない割合が増えるのはうなずける。國土医師は『手術死亡例がゼロで5年生存率に差がないのは、当院が適切に手術すべきかどうかを見極められている証拠でもある』と語る」


・「手術しなかった理由として、若年者は『肝機能条件』『腫瘍条件』という肝がんそのものが多いのに対し、高齢者は『患者希望』『併存疾患』が多い」


・「高齢者への手術では、肝がんそのものよりもそれ以外のリスクに注意を払う必要があるようだ。最近気になる術後合併症として、國土医師は誤嚥を挙げる」


・「『術後の嚥下がうまくいかなくなる高齢者がいます。しばらく食べられなくなると、嚥下に必要な筋肉の機能が落ちてくるためか、誤嚥しやすくなるようです。術前に嚥下訓練をおこないますが、術後も誤嚥性肺炎などに注意しなければなりません』」


・「では、同院の高齢者に対する、手術すべきかどうかの判断基準はどうなっているか。▼年齢は目安▼本人の意思(認知症なし)▼ADL(日常生活動作)がどこまで可能か▼合併症の有無▼家族のサポートがあるか、といった観点で、総合的に判断しているという」


・「『判断に迷う場合は、検査という名目で入院してもらって、看護チームに様子を見てもらい報告してもらいます。身の回りのことは自分でできるか、家族はちゃんとサポートしているかといった点をチェックします』(國土医師)」


・「手術数の少ない病院は、高齢者に対し、肝がんの手術そのものの難易度だけではなく、肺炎などの術後合併症のリスクも懸念し、『手術しない』あるいは『大病院に紹介する』という選択をする傾向にあるという。(医療健康編集部・杉村健)」・・・

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