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稀勢の里、泣かせる優勝話

2017年01月23日
(稀勢の里、泣かせる優勝話)


http://www.sankei.com/sports/news/170122/spo1701220024-n1.html


・ようやく日本人力士の『横綱』が、水曜日にも誕生しそうだ。二代目・若乃花以来、実に19年ぶりだそうな。「おしん横綱」と言われた【隆の里(年寄・鳴門)】に育てられた〔稀勢の里〕だったが、親方の急逝で鳴門部屋の協会登録が遅れ、同じく急逝した【九島海(年寄・田子の浦部屋)】の『田子の浦部屋』に身柄を預けることとなった。


・好漢・〔稀勢の里〕に纏わりつく暗い悲運の影は、こうした理不尽な境遇からも来ていたのだろう。1.不愛想、2.肝腎な一番には負ける頼りなさ、3.腰高、4.仕切りが小さい・・・ホントに「強いのか弱いのか、よく分からない」長い長い大関時代を送ったが、振り回し相撲で両膝を痛めている〔照ノ富士〕、ガブリしか芸の無い〔琴奨菊〕、首投げ相撲で怪我の多い〔豪栄道〕ら他の大関に比べれば、誰が見ても「綱を張るべき逸材」ではあった。


・先場所なんざ、「優勝もしていないのに幕内最多勝」などという珍記録まで作っている。ではその〔稀勢の里〕、水曜日には本当に胸を張って横綱に昇進出来るのか?好事家が纏めてくれている資料を、参考にさせて戴こう。【平成の横綱9名の、横綱昇格直前3場所の成績】である。以下。


・1.旭富士:36勝9敗、2.曙:36勝9敗、3.貴乃花:41勝4敗、4.若乃花:36勝9敗、5.武蔵丸:34勝11敗、6.朝青龍:38勝7敗。7.白鵬:38勝7敗、8.日馬富士:38勝7敗、9.鶴竜:37勝8敗・・・貴乃花が圧倒的に強かったのが分かる。


・では〔稀勢の里〕の横綱昇格直前3場所の成績】である。以下。


1.先々場所:10勝5敗、2.先場所:12勝3敗、3.今場所:14勝1敗(初優勝)=計36勝9敗・・・かつかつであるが、合格点と言えよう。〔日馬富士〕に怪我が多く、〔鶴竜〕も精彩にかけ、肝腎の〔白鵬〕にも衰えが見える今、日本相撲協会としては〔稀勢の里〕横綱昇進の絶好機であろう。


・産経ニュース・[大相撲初場所]から、〔稀勢の里〕の人柄が垣間見える「泣かせ話」の記事を以下。


・「【闘病中の『弟分』に見せたかった初優勝 がむしゃらに戦い続けた稀勢の里】産経ニュース・[大相撲初場所] 2017.1.22 21:04」


・「大相撲初場所で大関稀勢の里が待望の初優勝を果たした。人見知りで恥ずかしがり屋。だから、たびたび『愛想が悪い』と言われる。それも土俵上や勝負後の支度部屋だけ。普段は違う。仲間思いの心優しく熱い男だ。賜杯を抱いた姿をどうしても見せたい人がいた」


・「千葉県印西市の会社員、原耕司さん(27)と稀勢の里は10年近い付き合いになる。原さんが中央学院大在学中に知人の紹介で知り合い、ともに野球経験があったことから意気投合。よく食事をともにし、一時期は本場所への送り迎えを担当する運転手を務めた」


・「中卒たたき上げで角界入りした稀勢の里。今は亡き先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)に『なれ合いになるから、他の部屋の力士とは付き合うな』と指導され、力士の友人がほとんどいない。原さんは数少ない心を許せる“弟分”だ」


・「昨年4月。原さんは体調不良から病院で検査を受けると大腸と肝臓にがんが見つかった。最も進行度合いの高いステージ4。『余命半年』と宣告された」


・「原さんは『心配をかけたくないから』と黙っているつもりだったが、思い悩んだ夫人に相談された稀勢の里は『俺が病院を探してやる』とだけ言って、何人もの知人にあたってくれた。稀勢の里が間を取り持った千葉県内の別の病院で診察し、大腸を切除。以降も闘病生活が続く」


・「『がん封じに効くという寺があるから願掛けに行こう』と言って、突然連れ出してくれたこともあった。手術前日には巡業先から何時間もかけてタクシーで駆けつけ、見舞いに来てくれた。原さんは『楽しい思い出はいくらでもあるけど、こういうのは…。泣きましたよ』と振り返る」


・「昨年8月の夏巡業では、原さんの愛息で稀勢の里からその名の一字をもらった生後9カ月の絃稀(げんき)ちゃんを抱いて、土俵入りしてくれた。出産祝いに贈ってくれた大関と同じ柄の小さな化粧まわしを締めて。『本当に感謝している。命の恩人だから。自分にとって稀勢関は神様です』」


・「稀勢の里はよく『自分のために相撲を取っている』と強調する。照れ隠しではなく、本音だろう。自らが勝って、家族や友人、ファンが喜んでくれることがうれしいから、がむしゃらに戦い続けてきた」


・「千秋楽の取組後、初めて座った東の支度部屋の一番奥。稀勢の里は優勝力士だけに許される指定席に腰を下ろして、後援者らとともに賜杯を手にして喜びに浸った。すぐそばに『もう最高ですよ』と涙する原さんの姿があった。(藤原翔)」・・・

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