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Amazonによるヤマト地獄

2016年12月28日
(Amazonによるヤマト地獄)


http://news.livedoor.com/topics/detail/12473814/


・馴染みの軽トラの「佐川の下請け」のオッチャンが、Amazonから佐川が外された時、ニコニコだった。「これで少し、私の寿命も延びますかね?」「いや、伸びると思うけんど、今度はヤマトがブラック企業化するわな。間違いなく」


・自転車で夜道を走っていると、「あれ?こんな遅い時間までヤマトの三輪車が走っているわ!」と思ったことは5度や10度ではない。あの「自転車とリアカーが一体化した、特性電動アシスト三輪車」だ。アシストバッテリーが上がってしまい、無灯火になって地獄の形相で宅配している担当者を、何人も見ている。


・ネット通販の巨人:Amazonの仕事を受けたら、誰だって「こうなること」は解っていた筈だ。大和運輸の創業者:小倉康臣の後継者となった「東大卒で病弱な小倉昌男」の、発想と「数多の規制・既得権」との壮絶な闘いが無かったら『ヤマトの宅急便』は生まれなかっただろうし、我らの「快適な通販生活」も無かっただろう。未だに「チッキ」「エフ」の言葉が頭から離れない『鉄道輸送』の時代に、私は育っているからだ。その〔小倉昌男〕が逝って、もう11年。『ヤマトの宅急便』は今、過剰労働に悩んでいる。


・記事の括りに有る。「時間指定して、その時間必ず家にいてくれる、それだけでもだいぶ違います」・・・こんな「一般常識」も無い連中が、「快適な通販生活の『サンタクロース』」を苦しめているのだ。テメェが発注して、テメェが時間指定して、その時間に居なかった連中には、「一律100円の課金」をしてもいいのではないか。みんなのルールで保たれているシステムである。みんなで支えるべきである。


・ライブドアトピックスから、弁護士ドットコム の記事を以下。


・「【『アマゾン多過ぎ』ヤマトドライバーから悲鳴続出、『利便性』が生んだ過酷な実態】弁護士ドットコム 2016年12月28日 9時53分」


・「『12月に入って、3キロも痩せました』。首都圏のヤマト運輸に勤めるAさんは、入社10年以上のベテランセールスドライバー。体重が減るのは、長時間の肉体労働に加え、昼食の時間が取れないためだ」


・「『荷物が多くて、まとまった休憩が取れません。12月は、お歳暮、クリスマス、おせちと1年で一番忙しい。朝7時半から夜11時くらいまで働いています』 実質的な時間外労働は『過労死ライン』と呼ばれる月80時間前後。『僕だけでなく、大半がそんな感じで働いているんです』」


・「★ネットショッピングでドライバー疲弊・・・ネットショッピングの拡大で、宅配便の利用が増えている。国土交通省によると、2015年度の宅配便は37億4493万個。この10年間で約8億個(約27.3%)も増加した」


・「ショップ事業者としては、Amazonが独走している。インプレスの調査によると、2015年のAmazonの売上高は9300億円。2位のヨドバシカメラが790億円だから、10倍以上だ。楽天については、楽天ブックスなどの直販が対象のため、5位(550億円)。楽天市場を含めた流通総額では日本トップクラスとされる」


・「必然、Amazonの配達を受け持つヤマトの取り扱い数も増える。同社の2015年度の『宅急便』取り扱い総数は17億3126万件。Amazonの配達開始から3年で、およそ2億4000万件(約16.4%)伸びた」


・「本来、荷物が多いことは、ドライバーにとってマイナスばかりではない。ヤマトでは配送件数に応じた『業務インセンティブ』があるからだ。ただし、宅急便は1個20円ほど。仮に余分に50個運んでも、1000円ちょっとにしかならない」


・「『忙しさに比して、給料が上がった感覚はありません』。Aさんは訴える。結果として、現場にはAmazonに対する負担感が蔓延しているという」


・「★終わらない『再配達』、コンビニ配送は『オアシス』・・・Aさんの場合、1日に運ぶ荷物は150個ほど。12月は200個以上の日もあったという。そのうち、2~3割がAmazonだ。『Amazonを扱うようになって、本当にしんどくなりました』」


・「Aさんは朝、配達を始めると、まずマンションに向かう。『宅配ボックスってあるでしょ。すぐいっぱいになっちゃうから、他社と競争になるんです』」


・「ボックスを狙うのは『再配達』したくないからだ。国交省の調査(2014年)によると、宅配便の再配達率は19.6%。再配達1回目でも約4%が残る。『みんな帰宅してから再配達の電話をかけてくる。だから夜の仕事はいつまでたっても終わらないんです。ヤマトの時間指定は午後9時までですが、その後も配達を続けています』(Aさん)」


・「宅配ボックスを使いたい理由は、ほかにもある。都心部で働くBさん(40代)は、『タワーマンションは宅配業者にとって、面倒なルールが多い』と語る。管理人から台車の利用禁止や、一軒一軒インターホンで許可をとるよう言われることが多いそうだ。宅配ボックスを使えれば、そのわずらわしさから解放される」


・「『Amazonは、もっと荷物をまとめて発送してくれたらなと思います。それから、小さいものは封筒で送ってもらえると、不在でも郵便受けに入れられるのでありがたいです』(Bさん)」


・「再配達に悩まされる宅配ドライバーにとって、オアシスとも言えるのが『コンビニ』だ。今年、ヤマトを退社した元ドライバーのCさん(30代)は、『コンビニはまとまった量を確実に受け取ってくれるから、本当にありがたかったです』と語る」


・「しかし、コンビニ店員の評判は芳しくないようだ。Cさんはこう続ける。『知り合いの店員さんは、『こんなサービスなくなればいいのに』と話していましたね。バックヤードがいっぱいになるし、受け渡しに時間がかかるから『休めない』って』」


・「★業務効率でカバー図るも『現場はパンク状態』・・・Amazonの配送はもともと佐川急便が受け持っていた。ところが、運賃の値上げ交渉が決裂し撤退。入れ替わりで、ヤマトが2013年から参入した。現在、Amazonの配送はヤマトを中心に、日本郵便や『デリバリープロバイダ』と呼ばれる中小企業などが受け持っている」


・「佐川が撤退するような運賃でもヤマトが手を挙げたのは、佐川とのビジネスモデルの違いが大きい。佐川の宅配便の多くは、下請け業者に代金を払って届けてもらっている。これに対し、ヤマトはほぼ自社ドライバーで届けることができる。配達効率を上げれば、利益が出る」


・「しかし、目論見に反して、現場はパンク寸前だという。前述のAさんは次のように証言する。『この1年で周りのドライバーが10人ぐらいやめました。下請けの人にお願いして凌いでいるけど、社員自体はなかなか増えない。この間も、体験入社の子を1日、トラックの助手席に乗せたところ、『仕事が慌ただしすぎる』と言ってやめてしまいました』」


・「★『送料無料』を求める消費者・・・Aさんはこうも述べる。『Amazonについて言えば、会社(ヤマト)が安く仕事を取って来て、現場に押し付けているという感覚です。そもそも『送料無料』は厳しいと思います。最近は、米や水など重いものもネット通販。消費者の方も『送料=手間賃』だと思ってもらえないでしょうか…』」


・「送料が無料なのはAmazonだけではない。急速にシェアを伸ばしているヨドバシカメラなどもそうだ。野村総研が2016年に発表した『買い物に関するアンケート調査』によると、『ネットショップを選ぶ際の必須条件』は、『送料が安いこと』が約70%で、『価格の安さ』を上回る1位だった。送料無料の背景には、消費者の強い要望がある」


・「『適正な送料をいただければ、給料も上がるし、人も増えると思うのですが…。ダッシュボタンも出て、これからAmazonやネット通販の利用はもっと増えますよね。肉体労働ですから、今のままでは、あと何年体がもつか、まったく先が見えません』」


・「★『労働時間の削減』がかえってサービス残業を生む・・・ヤマトは今年8月、横浜市にある支店が労働基準監督署からの是正勧告を受けた。問題視されたのは、(1)休憩時間が法定通り取得できていないこと、(2)時間外労働に対する賃金が支払われていないこと」


・「労基署に窮状を訴えた元ドライバーによると、労働時間を短縮するための取り組みが、かえってサービス残業を生み出していたそうだ。ヤマトの労働組合は、会社との協定で労働時間の上限を決めており、上限は年々短縮されている。しかし、業務量は増える一方。サービス残業しないと、仕事が回らない状態だったという」


・「ヤマトの社員ドライバーは5年前から約4000人増えて、およそ6万人。しかし、荷物の増加に追いついているとは言いがたい。単純計算だが、この間、社員ドライバー1人当たりの宅急便の件数が年3000件以上増えているからだ」


・「会社も業務の効率化を目指し、近年は地域の主婦を2~3時間だけパート社員として雇う『チーム集配』という方法に力を入れている。ドライバーと同乗させて、客先まで荷物を届けさせるのだ」


・「同社広報は『労働集約型の産業なので、人手が大切という認識は当然あります。ドライバーの増員も含めて、対策を検討しています』と話す」


・「★ユーザーはどうすべきなのか?・・・12月24日午前、記者宅のインターホンが鳴った。部屋の前にいたのは、ヤマト運輸の中年セールスドライバー。ネットの酒屋で注文した商品を届けてくれたのだ。サインをしながら、恐る恐る尋ねてみる。『やはり、クリスマスは大変ですか?』。男性は苦笑いで答えた。『キャパ超えちゃってますね。特にAmazonは多過ぎ。仕分けが追いつかないですよ』。送料別のサイトで買ったものの、後ろめたい気持ちばかりが残った」


・「近所の営業所をのぞくと、大小さまざまな段ボールがうず高く積まれていた。慌ただしく出入りするスタッフ。『現代のサンタクロース』は忙しい。それも物凄く――。今年はクリスマス期間中に、佐川急便に大規模な遅配が発生し、大きな話題になった。ネット通販で生活は飛躍的に便利になったが、運ぶのは『人』だ。宅配便の増加に、業界が耐えられなくなって来ている」


・「とはいえ、Amazonをはじめ、ネット通販の便利さを手離すことは難しい。Aさんに尋ねてみた。『利用者として最低限できることはなんでしょうか』。返って来た答えは、次のようなものだった。 『僕も『利用者』なんで、あんまり偉そうなことは言えません…。時間指定して、その時間必ず家にいてくれる、それだけでもだいぶ違います』(弁護士ドットコムニュース)」・・・

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