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『七人の侍』デジタルリマスター版!

2016年10月28日
(『七人の侍』デジタルリマスター版!)


http://www.sankei.com/west/news/161028/wst1610280006-n1.html


・例えばアメリカ映画の傑作:『風と共に去りぬ』の復刻版をテレビで観た時、その見事な復刻技術に驚嘆したことがある。しかもフルカラーだ。日本でもようやくその技術に辿り着いたのか、スチーブン・スピルバーグもジョージ・ルーカスも幼い胸をときめかしたという黒澤明監督作品:『七人の侍』が復刻されたという。北島康介じゃないが、「ナンも言えねぇ、早く観てみたい!」思いである。


・産経WEST・[銀幕裏の声]から、記事を以下。


・「【仲代達矢絶賛、最新デジタル技術で甦った『七人の侍』驚愕の映像-『黒澤監督に見せたかった』野上照代は落涙】産経WEST・[銀幕裏の声] 2016.10.28 15:00」


・「『この映像を黒澤明監督、三船敏郎さんに見せたかった…』。最新のデジタル技術で映像と音声を復元した映画『七人の侍』4Kデジタルリマスター版の試写会場で、スクリプターとして長年、黒澤組を支えた野上照代さんは涙を流しながらこう語った」


・「その隣で、同作で映画デビューしたベテラン俳優、仲代達矢さんが『名作は時空を超えた!』と感嘆の声を挙げた。現在、『午前十時の映画祭』のプログラムの1本として全国で公開中。昭和29年公開の同作を、一度は見たことのある映画ファンも、その驚くべき鮮明な映像に目を奪われるだろう。野上さん、仲代さんが撮影当時を思い出しながら壮絶な現場秘話を明かした。(戸津井康之)」


・「★三船の滑舌は悪かったのか?・・・『セリフがよく聞こえない、などと三船さんは言われてかわいそうだった。この映像ではセリフがよく聞き取れた。三船さんに見せてあげたかった…』 野上さんがこう語るように、現存する『七人の侍』のフィルムが劣化していたために、三船さんのセリフがよく聞き取れなかったのだが、その理由を『三船の滑舌が悪いからだ』などと揶揄(やゆ)されることは少なくなかった」


・「だが、デジタルリマスター版では、日本で1台だけという東京現像所が導入した最新マシンを使って音声を復元。三船さんたち俳優のセリフだけでなく、セミの鳴き声や川のせせらぎなど背景の音まで鮮明に復元されている」


・「『羅生門』の映像がデジタルリマスターで復元された際、野上さんを取材したとき、『次はぜひ『七人の侍』を復元してほしい。三船さんのセリフを聞き取りたいから』と野上さんは熱望していた」


・「★たった2秒の≧歩くシーン』に6時間…ほろ苦い映画デビュー秘話・・・名優、仲代さんにとって実は『七人の侍』が映画デビュー作である。しかし、ほろ苦い思い出が詰まった作品でもあるという。『まだ19歳の頃でした。それまで9回ほど映画のオーディションを落ちていたんですよ…』と苦笑しながら明かす仲代さんにとって、ようやくつかんだ映画出演のチャンスは、わずか数秒間、村の中を横切るだけの侍役だった」


・「『出演シーンは11秒か12秒間だったかしら?』と言う野上さんに、『そんなに長くないですよ。(映っていたのは)2秒間ぐらいでしょう』と仲代さんが即答で否定した。『着物の衣装を着て、刀を付けて歩くのなんて初めてですからね。ひょこひょこと歩いていたら、『何だあいつは!』と黒澤監督に怒られて…』」


・「仲代さんは歩く演技がうまくできず、このワンカットの撮影のために何度も何度も歩かされたという。『朝の9時に撮影を開始したのですが、うまく歩けず、昼のお弁当も食べて、その間、俳優やスタッフたち何百人も待たせて…。『しようがない、OK!』と黒澤監督が言ってくれたのは午後3時でした。そのときは辛くて屈辱的な思いでしたが、役者にとって歩き方は重要なのだと思い知らされました』と仲代さんは吐露した」


・「野上さんが『俳優によって歩き方は大事よ』とねぎらいの声をかけると、『映画初出演。いま83歳となりましたが、あれが19歳のときの私の姿です』と仲代さんは感慨深そうに振り返った」


・「★鬼監督と呼ばれたその素顔は?・・・『あれぐらいで落ち込んでいてはいけませんよ。笑う芝居なのに、黒澤監督に怒鳴られ続け、泣いてしまった俳優もいるんですからね』と野上さんが仲代さんを励ます言葉も印象的だった」


・「野上さんが語るように、黒澤監督の演技指導の厳しさに本当に泣かされた俳優は少なくないといわれるが、仲代さんはただ何度も歩かされていたわけではなかった。その後、黒澤監督の信頼を得て、『椿三十郎』や『用心棒』『影武者』などに抜擢。重要な敵役や主役など黒澤映画に欠かせない存在となっていく」


・「『結局、後で映画を見てみると、撮影現場で黒澤監督にひどく怒鳴られたり、いじめられたりした俳優の方がよく見える-と千秋実さんがこぼしていました』と仲代さんはしみじみと語った」


・「★怒声飛び交う阿鼻叫喚の現場『二度と撮れない』傑作・・・黒澤組の撮影現場はどれほど厳しいのか?『七人の侍』のラスト。野武士との壮絶な戦いの場面の撮影秘話を2人がこう明かす。『黒澤組ではスタントマンがいないですよね』と仲代さんが話すと、『泥の中を侍が馬と一緒に走って戦うシーンの撮影では、『本当にこわかった…』と俳優たちが訴えていましたね」と野上さんは答えた」


・「『そんな現場にいて、はらはらしませんでしたか?』と仲代さんが尋ねると、『それどころじゃないですよ。怒声が飛び交う阿鼻叫喚の現場でした』と野上さんが明かした」


・「『それにしても三船さんは凄かったですね。本当なら8月の撮影シーンが延びたために、真冬の2月頃にずれ込みました。そんな寒い季節に、三船さんはほとんど裸のような衣装で、雨水をかけられ、泥だらけになっていたんですから…』」


・「だが、黒澤監督は決して俳優、スタッフに厳しいだけではなかった。現場で自らを極限まで追い込み、1作撮り終えると、約半年間はベッドで寝たきりのような状態で過ごし、体力を回復させながら、次の作品の準備を進めていたのだ」


・「『当時、黒澤監督は44歳。あの頃のエネルギーは凄かったですね。『俺たちはもう二度とこんな作品は撮れない!』と自ら語っていました』 野上さんがこう明かすように、まさに命懸けで撮られた不朽の名作。4Kデジタルリマスター版で甦(よみがえ)った映像をぜひ大画面で堪能してほしい」・・・

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