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日本語の誤用10[意味の間違い編]

2016年05月19日
(日本語の誤用10[意味の間違い編])


http://news.nifty.com/cs/topics/detail/160519096218/1.htm


・1円にもならないが、日々ブログを書いていると、流石にこの程度の「誤用」はしていない積りだ。Q10の「麦秋」が初夏であることを知っていたのは、クソガキの頃〔小津安二郎・名監督〕の映画で教わっていたし、Q5の「小春日和」が晩秋から初冬にかけてのポカポカと晴れた日であることは、知らなくて高1の国語の授業で恥をかいて覚えた。


・今や日本語は若者によってぶっ壊されている。手紙を書かず、ラインやら短文ツイートばかりしているから、そりゃ無理な話だろう。「正反対」が「真逆(まぎゃく)」と誤用されて久しいが、民放の司会者・コメンテータたちは平気で使い始めている。NHKが使い始めたらもう、「新しい日本語」になってしまうのだろうなぁ。


・サラリーマン時代に部下を持った時、「そう自分の主張に固執(こしゅう)するな!」と言ったら、「コシツでしょ?コシュウは松島アキラですよ!」と逆襲された。丁度『湖愁』が流行っていた時だったので、タイミングも悪かった。以来、コシツとも言われる固執を避けて、拘泥(こうでい)に言い回しを変えている。


・記事は「設問と正解」は離れていたので、現代人の即応性に合わせて、私が編集しておいた。勿論「設問と正解」の内容には全く触れていないが。


・ニフティニュースから、プレジデントオンラインの記事を以下。


・「【クイズでチェック! 日本語の誤用10[意味の間違い編]】プレジデントオンライン 2016年5月18日(水)配信」


・「日本語のプロの監修のもと、ビジネスマンが間違いやすい、知っておいたほうがいい誤用例をとりあげた。自分の日本語力をチェック!『言葉の誤用はなぜ起こるか。必ず何らかの理由があるはず。それがわかれば、同じようなミスを繰り返さなくて済みます』と、読売新聞東京本社紙面審査委員会で用語担当の関根健一さんは言う」


・「漢字はそもそも部首が『意味』を、つくりが『音』を表していることが多い。形が似ていれば、音や意味も似てくるわけで、そうした取り違えやすいもの同士に注意することが肝心と言う」


・「誤用が深刻な問題になるのは、コミュニケーションに障害が生じる場合だ。自分の意図が誤解されたり歪んで伝わったりしては、人間関係も壊れてしまう。ビジネスシーンでは、相手に対して失礼にならないかどうかが、言葉を選ぶ際の重要な判断基準になる」


・「言葉の意味は、時代によって変化する。関根さんによると、『例えば、『敷居が高い』は本来、不義理をしたためその家に行きにくいことを言いましたが、今は、程度、難度が高くて行きにくい場合に使われるようになっています』」


・「義理人情の観念が身近でなくなったことがその背景にあるような気がしています」。勘違いしたまま、使い続けている言葉もあるかもしれない。ときには自分の日本語をブラッシュアップしてみては」


■正しいのはどちら? ▼AとB、正しいのはどちら? 理由も考えてみてください。

・Q1
【A】心を鬼にして禁煙令を敷いた。
【B】心を鬼にして禁煙を決意した。

Q1:正解⇒【A】心を鬼にして禁煙令を敷いた。
「心を鬼にして」は相手のことを気の毒に思いながらも、その人のためを思ってあえて厳しくするという意味。自分については使わない。

・Q2
【A】こんなところで会うなんて奇遇ですね。
【B】同じ趣味だなんて奇遇ですね。

Q2:正解⇒【A】こんなところで会うなんて奇遇ですね。
「奇遇」は思いがけなく出会うこと。「遇」は「遭遇」の「遇」。「偶然」の「偶」と取り違え「奇妙な偶然」の意で使う誤用が増えている。

・Q3
【A】火事に気付き、驚いてやおら立ち上がった。
【B】相手に気付かれないよう、やおら立ち上がった。

Q3:正解⇒【B】相手に気付かれないよう、やおら立ち上がった。
「やおら」は、静かにゆっくりと動作を始める様子を指す。「やわら(柔ら)」に通じるやわらかな態度のこと。急に、がばっと、の意ではない。

・Q4
【A】したり顔で景気動向を解説する。
【B】したり顔で目標達成を報告する。

Q4:正解⇒【B】したり顔で目標達成を報告する。
「したり顔」は、思い通りに事が進み、「してやったり」と言わんばかりの得意そうな顔つきを示す。「知ったかぶり」「訳知り顔」とは違う。

・Q5
【A】紅葉狩りに最適な小春日和。
【B】梅の蕾もふくらむ小春日和。

Q5:正解⇒【A】紅葉狩りに最適な小春日和。
「小春」は、陰暦10月の異称。穏やかで春に似た日和が続く晩秋から初冬のころを指す。俳句では冬の季語。春と言っても春ではない。

・Q6
【A】自らの不手際により契約を逃し、忸怩たるものがある。
【B】身に覚えのない噂をたてられた彼は、忸怩たるものがあったろう。

Q6:正解⇒【A】自らの不手際により契約を逃し、忸怩たるものがある。
「忸怩」とは、自分の行いについて、心のうちで深く恥じ入るさまを言う。他人の心をうかがって「忸怩」などと決めつけられるものではない。

・Q7
【A】この仕事はベテランの部長には役不足です。
【B】この仕事は新人の私には役不足です。

Q7:正解⇒【A】この仕事はベテランの部長には役不足です。
本人の力量に対して役目が軽すぎるのが「役不足」。逆に、役目のほうが重すぎると謙遜して言いたいならば「力不足」を使えばよい。

・Q8
【A】さわりを聞いて、深い感銘を受けた。
【B】さわりを聞いただけでは、後の展開が予想できない。

Q8:正解⇒【A】さわりを聞いて、深い感銘を受けた。
義太夫節の曲中で、最も盛り上がった個所を「さわり」と言った。
そこから、話や、音楽などの印象的・感動的な部分を指すようになったもの。

・Q9
【A】田中氏は経理部長、営業部長、管理部長を歴任した。
【B】経理部長は、池田氏、佐藤氏、田中氏が歴任した。

Q9:正解⇒【A】田中氏は経理部長、営業部長、管理部長を歴任した。
「歴任」は、ある人物が次々に種々の役職に任命され、務めてきたことを言う。一つの役職について、歴代の面々を並べる場合には使わない。

・Q10
【A】麦秋の候、今年も春の運動会を開催する運びとなりました。
【B】麦秋の候、今年も秋の文化祭を開催する運びとなりました。

Q10:正解⇒【A】麦秋の候、今年も春の運動会を開催する運びとなりました。
麦秋は陰暦4月の異称。麦の刈り入れをする初夏を指す言葉。「麦の秋」とも言う。この「秋」は季節ではなく、「収穫期」の意味。


☆関根健一氏●読売新聞東京本社紙面審査委員会専任部長(用語担当)。日本新聞協会新聞用語懇談会委員。文化審議会国語分科会委員。監修書に『一生使える、美しい日本語と敬語』(PHP研究所)、近著に『なぜなに日本語』(三省堂)など。

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