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何故か好感が持てる敵の監督:U-23アジア王座戦

2016年02月03日
(何故か好感が持てる敵の監督:U-23アジア王座戦)

http://news.livedoor.com/topics/detail/11137778/


・2009年のWBC決勝で、「イチローのセンター前強襲のヒット」により〔サムライジャパン〕が王者になった場面は、日本人なら殆どみんな覚えているだろう。同時に「イチローを敬遠しなかった」監督と、真っ向勝負を挑んだイム・チャンヨン投手に、「潔し!」の喝采すら送ったものだ。


・ところが本国では事情が違った。試合後の記者会見で、監督は「敬遠のサインは出していた」と公言するし、哀れイム・チャンヨン投手が「国賊扱い」されてバッシングされ続けていたのだ。最近のYouTubeでは、「ピッチングコーチ」が真相を話し、「イチローを倒してこその勝利」と自分の判断で監督の敬遠サインを捕手に伝えず、当然ピッチャーは真っ向勝負を挑むことになったらしい。


・確かに「勝ってナンボ」の勝負事ではあるが、「イチローを倒してこその勝利」と自己判断したピッチングコーチの志は高く、今でも気持ちが良い。それとオンナジで今回のU-23アジア大会決勝、サウスコリアは「先行2点を守って、ガチガチにディフェンスを固める作戦も採れたのだろうが、「攻撃サッカー」のスタイルは崩さず、結局日本に3点を奪われて大逆転負けをしてしまった。


・勝ったから「上から目線」で誉めているのではない。自国のサッカースタイルに誇りを持っているこのサウスコリア代表監督のトークは、「潔くて気持ちがいい」とさえ言える。ライブドアトピックスから、朝鮮日報の記事を以下。

・「【日本に逆転負けのU23韓国代表監督『5ー0で勝ちたくて色気を出した』】朝鮮日報  2016年2月3日 8時12分」(写真:中々人間臭くて好感が持てるU23韓国代表監督)


Photo_2


・「『それなりによく食べ、よく寝たのに、体重が2キログラム落ちました。このまま私のサッカー人生が終わるかもしれない大会だったじゃないですか。ああ、本当につらかった』」


・「男子サッカー8回連続五輪出場を決めて帰国した申台竜(イン・テヨン)監督(45)に2日、ソウル市鍾路区のサッカー会館前にあるカフェで会った。申監督が率いた韓国代表チームはカタールのドーハで行われた2016アジア・サッカー連盟23歳以下選手権(AFC U-23)で準優勝し、3位までに与えられる五輪本大会行きのチケットを手にした」


・「申監督は『ヨルダンとの準々決勝で負けて五輪出場に失敗したら、スタジアムからホテルまで数時間歩いて帰り、私のサッカー人生を整理しようと思いました。代表チームのコーチング・スタッフの座からも降りていたでしょう』と語った」


・「五輪出場という第1の目標は達成したが、申監督は笑ってばかりはいられない状況だ。宿敵・日本との決勝戦では2ー3と痛恨の逆転負けを喫したからだ。申監督は『日本戦はまるで幽霊に取りつかれたかのようでした』と言った」


・「『2ー0でリードした状況でゴールを許した後、選手たちを励ましました。そして、ベンチに行って水を一口飲み、戻ったら日本がまたゴールを入れていた。そう、短時間に2ゴールを喫したのはサッカー人生で初めてです。その後は水も飲まずに試合を見ていましたが、もう『ゴール決められてしまって。韓日戦でなかったら、2点目を入れた後にDFに重点を置いて守りに入っていたでしょう』」


・「しかし、攻撃の手を緩めなかった韓国は逆に後半15分で3点を次々と許してしまった。『正直言って欲が出ました。4ー0、5ー0にできると思っていたんです。日本の鼻をへし折りたかったから。私は血が煮えたぎり、『FWは前へ』と叫びました』」


・「試合が終わってロッカールームに入ると、ほとんどの選手がうな垂れて苦悶(くもん)の表情を浮かべていた。申監督は彼らに『ありがとう。これから、このようなミスを再びしてはならない。まず私が反省する』と言った」


・「そして、自身の過ちを振り返り、手帳に『情に流されるな』とメモしたそうだ。日本戦で申監督は1人の選手を前半20分で早々に交代させようとした。『プレッシャーから顔色が悪くなっていました。交代させようとしたけれども、これまでその選手が一生懸命やって来たことを思い出し、そのままにしました。結果は裏目に出ました。監督は冷静でなければならないという痛い教訓になりました』」


・「今回の大会では、DFの不安が最も大きな問題だった。『DF個人の実力をもっと伸ばさなければなりません。何よりも所属チームで着実にプレーして試合感覚を磨くのが重要だと思います。これからが果てない競争です』。申監督はDFの強化のため、最大3枚まで使えるワイルドカード(24歳以上の選手)を積極的に活用する考えだ。『兵役かどうかに関係なく、チームに最も必要な選手をワイルドカードとして選びます』と語った」


・「U23韓国代表は守備では弱点を露呈したが、攻撃では組織的なパスプレーで合格点を取った。特に最年少のFWファン・ヒチャン(20)は猛烈な突破と決定的なアシストで深い印象を残した。『私のあだ名は『できるヤツ』だけど、ファン・ヒチャンも本当に『できるヤツ』です。若いのにあんなによくやれるとは思いませんでした。近い将来、韓国を代表するストライカーに成長する選手でしょう』」


・「試合ごとに相手に応じてフォーメーションを変える『七変化戦術』はリオデジャネイロ五輪を控えた申監督の武器だ。『今回の大会で使ったCK戦術の一つは、昨年の東アジア杯で北朝鮮の女子代表がしたのをまねたものです。カタールとの準決勝での3バッグ(最終DFを3人にする戦術)は、コパ・アメリカで優勝したチリの戦術を参考にしました。良いことは学ばなければね』」


・「申監督は韓日戦前に『勝ったら韓服(韓国の伝統衣装)を着て授賞式に行く』と公約していた。申監督の知人がカタールに送った韓服は、朝鮮時代の王が外出する時に着たものだった。しかし、その韓服は日本戦の負けで日の目を見ていない。リオ五輪にも韓服を持っていくのか聞いてみた。すると、『もうそんなことはしません。自重しなければ。キムチスープも飲まないで念入りに準備するでしょう。冷静な勝負師になります』と答えた」


・(解説)雪辱に燃える若者の姿は、例えそれが仮想敵国のコリアンでも、清清しいものである。

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