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今、こんな本を書いています-7

2016年02月13日
(今、こんな本を書いています-7)


※今のようなパソコンが生まれる前、各社はオフコンと並行して、個性のある「スモールコンピュータ」を創り、世に問うていた。そこには申し合わせたように、「やり直し=ジェネラル・リセット・キー」が付けられていた。我らコンピュータ営業は、「オールクリアキー」とか「出直しキー」と呼んで、重宝していたものだ。


・私は、1.教科書通り胃の3/4を切除するか、2.「胃リンパ節への転位は無い」と念じて「経過観察」に逃げるか、その丁半だけで心の中の『胸の振り子』の動きにこの5月13日以降、ずっと支配されて来た。「丁目が出れば吉、半目が出ても、この『ジェネラル・リセットキー=ゴッドハンドのドクター連を頼って』吉!」という腹が括れていなかったのだ。


・「4がん5バトルの旅人」「2000年から15年のがんバトル戦場の古参兵」でもこの体(てい)たらくだったのだから、若い患者さんや初めてのがん患者さんの心の葛藤がよく分かる。しっかしま、私本来の能天気な人間性が、ようやく「胃リンパ節への転位は無いと念じて『経過観察』に逃げる」という方向性を定めつつあり、腹が括れた思いの昨今である。


【11・死生観がようやく腹に置けた・2015年06月08日(月)】

[空へ若竹のなやみなし]
 
 
 私ががんバトルに直面する度に毎回思ったのは、「もっと若かったなら、心の葛藤で苦しんで七転八倒もしただろうが、結果はともあれ走りに走って充分頑張った人生だった。よぉし、強運ならば勝ち、弱運ならば負け。とにかくこの命、信頼するドクターのゴッドハンドに委ねるしかない!」との居直りだった。


 その居直りとは、捨て鉢と全く違う思いなのである。剣道の道歌(どうか=教えを分りやすく詠んだ歌)に、「切り結ぶ 太刀の下こそ地獄なれ 踏み込みゆけば 後は極楽」というものがある。斬られるのを恐れて、遠間(とおま=間合いの外)で切り結んでいる間は、心は恐怖感一杯の正に地獄であるが、恐れずにスッと踏み込んで、一撃必殺の間合いに入れば必ず勝てる・・・と教えたものであるが、まさしく言い得て妙である。


 死生観を腹に置いて闘う意味とは、「がんを恐れず、がんバトルを闘う運命を厭わず、真直ぐ間合いに踏み込んで闘えば、自ずと勝ちが見えてくる」と言うことであると理解している。腹を括り、腹が据わっていないと勝てないと直言すれば、多くの読者にはご理解戴けるだろうか?


 不肖私だが、肝転移がんの切除手術だった3次バトルの後、30~40%と言われた5年生存率を、懸命に生き抜いたとして、今度は術後3年までの再発率65%、術後5年までの再発率75%という「統計の壁」が立ちはだかっていたのだが、これもしぶとくクリアした。今は愛知医大に行かれたが、当時の私の主治医:消化器外科の佐野力ドクターをして、「極めて稀なケース」と言わしめたのは、私の強運・生命力と、この「腹の括り」ではなかったろうか。


 加齢で肉体こそ衰えて来てはいるものの、溢れるほどの人生経験で頭脳は益々冴えていることを考えれば、2009年12月発刊の【生還へのフォアボール】に続いて、取り敢えず「種田山頭火研究の第一人者」であった〔村上 護〕氏(2013年逝去)の祥月命日である本年6月29日に上梓目標の【がん連戦と山頭火】に取り組んでいることは、胸が高鳴る想いがするものである。正に山頭火の気概、

 [空へ若竹のなやみなし]・・・である。

 この句は山頭火句集の中でも、


 [もりもりもりあがる雲へ歩む]
 [分け入っても分け入っても青い山]


と同様、山頭火の気力が横溢していることを感じることが出来る。『そうだ、その意気!』と言ってしまえば戦時下の国威高揚歌謡になってしまうが、「がんバトル」もその通り、「個人の病との戦争」である。自らの気力を全身に漲(みなぎ)らせないと、勝てない難敵との闘いなのだ。


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