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日本の安全保障面では、チャイナよりサウスコリア

2015年06月26日
(日本の安全保障面では、チャイナよりサウスコリア)

http://www.sankei.com/column/news/150625/clm1506250009-n1.html


・記事投稿者の宮家氏は、韓半島は地政学上、基軸となる大国を転々と変え(清国⇒日本⇒露西亜⇒米国⇒そしてまたチャイナ)⇒そして今、韓・米・日の安全保障を採るか一挙にチャイナシフトするかと、問題点を列挙している。


・しっかしま、日本の安全保障の立ち居地で考えれば、仮想敵国がチャイナである以上、サウスコリアの動向が大きな鍵を握っている。産経ニュース・[宮家邦彦のWorld Watch]から、記事を以下。

・「【日韓関係は再出発可能か 『安全保障に決定的意味持つ韓国関係は中国より重要】産経ニュース・[宮家邦彦のWorld Watch] 2015.6.25 13:50」(写真:日韓外相会談に臨む岸田文雄外相(左)と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相 =21日、東京都港区の外務省飯倉公館)


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・「6月22日は日韓国交正常化50周年記念日だった。わが家の近くに韓国大使館文化院があるためか、先週末から周辺の警備が厳しくなった。韓国外相が訪日しているからだろう。何はともあれ、両国指導者が胸襟を開いて話し合えることは喜ばしい。幸い今回は世界文化遺産問題で前進が見られたが、この先どうなるのだろう、一抹の不安がよぎる。理由は朝鮮半島に住む人々が『一貫性』よりも『バランス』を志向する傾向があると感じているためだ」


・「日清戦争直後の朝鮮半島では清朝を見限った親日『改革派』の勢いが強かった。『三国干渉』後、日本が後退すると、朝鮮王室は列強同士の牽制(けんせい)を通じた独立維持を志向し、帝政ロシアに接近する。一時は親露『保守派』が高宗をロシア公使館に移し、政権を奪取したが、これには『独立派』が反発、王室は親露姿勢を修正する。日露戦争後は『改革派』が独自改革を断念し、日韓併合を推進するが、これには特権を奪われた両班(ヤンバン)などが反発、朝鮮独立運動が始まる。何とも目まぐるしい動きだ」(解説:絶えず「寄らば大樹の陰、国家や民族の誇りなど何も無い!)


・「当時の朝鮮半島の外交戦略は帝国主義列強を相互牽制させ独立を維持することだった。朝鮮半島の民族主義は往々にして、終始一貫した基軸に基づくよりも、時々の強者の力を利用して列強間のバランスを保つことにより、自らの立場を強化する傾向が強かったのではないか。だからこそ、今の韓国の政治が猫の目のように変わり、外交に基軸がなくバランスの維持ばかり重視されるように映るのではないか。これが筆者の一抹の不安の真の理由である」


・「朝鮮半島は、大陸国家としては戦略的縦深(じゅうしん)を、海洋国家としては制海権を持つ海域を決定的に欠く、地政学的に脆弱(ぜいじゃく)な国家だ。この地域は陸上であれ、海上であれ、外国勢力の侵入が容易であり、独自文化を育むことも難しかっただろう」


・「この半島国家の独立維持には、常に(1)外国からの圧力に敏感であり、(2)最も強大な勢力との関係を最重視しつつ、(3)同時にその最強勢力が突然衰退する可能性にも配慮し、(4)周辺に複数の強国が存在する場合、列強間のバランスを維持することに精力を注ぐ必要があったのではなかろうか」


・「この種の半島国家・民族の外交に『基軸』は不要だ。下手に特定の強国とだけ『基軸』を定めても、それがいつか足枷(あしかせ)となり、他の列強に滅ぼされる原因ともなり得るからだ。かかる半島国家の外交方針は基本的に『基軸の堅持』ではなく『バランスの維持』とならざるを得ない。これが現時点での筆者の見立てである」(解説:「バランスの維持」とは聞こえが良い、「内股膏薬外交」のことだろ?)


・「現在世界では18世紀末の産業革命以来4回目の巨大なパワーシフトが起きつつある。勿論(もちろん)、東アジアでの最大関心事は中国の台頭だ。地政学的に見れば、北朝鮮崩壊後の統一朝鮮半島にとって最大の潜在的脅威は中国のはずだ」


・「統一プロセスが動き出せば、第二次大戦後初めて、自由で民主的で、潜在的に反中で米軍が駐留し、核兵器技術を有する統一朝鮮が中国と直接国境を接することになる。これは統一朝鮮にとっても、中国にとっても、全く新しい戦略環境の誕生を意味する」


・「これが近年韓国に中華世界との関係改善優先が目立つ理由だろう。対中関係改善が最優先となれば、対日関係の優先順位は下がる。米韓同盟すら対中関係改善の障害ともなりかねないだろう」


・「ここで敢(あ)えて韓国の友人に問いたい。外交はバランス取りだけで良いのか。基軸は不要なのか。半島の安全保障は対中関係改善だけで維持できるのか。筆者はいずれにも懐疑的だ。バランス維持の名人たる韓国人・統一朝鮮半島が自らの立ち位置をどこに定めるかは東アジア、特に日本の安全保障にとって決定的な意味を持つ可能性がある。だからこそ、韓国との関係は中国よりも重要だと思うのだ」・・・
 

【プロフィル】宮家邦彦(みやけ・くにひこ) 昭和28(1953)年、神奈川県出身。栄光学園高、東京大学法学部卒。53年外務省入省。中東1課長、在中国大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任し、平成17年退官。第1次安倍内閣では首相公邸連絡調整官を務めた。現在、立命館大学客員教授、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。

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