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口先で大気汚染は解決しない

2014年03月12日
(口先で大気汚染は解決しない)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140312/chn14031211100003-n1.htm

・太平洋を渡って、アメリカのLAにまでチャイナの大気汚染は届いているのだ。「気合」とか「宣戦布告」といった精神面で、高度経済成長の副産物のような大気汚染が治まる筈も無い。

・記事の括り近くにある「汚染問題との戦いを宣言しておきながら、一方では相変わらず高度成長志向の考えから脱却できずにいる。汚染問題を解決するには、投資中心の高度成長路線そのものを改める必要があろう」・・・は正論だ。

・肺がんで逝った畏友が私に言った言葉が耳から離れない。「友ちゃん、『洗面器に水張って、顔を漬けたときの息苦しさ』って言えば分かるか?とにかく四六時中、息苦しくってしょうがないんだ」・・・大気汚染は肺に直結している。チャイナは経済成長を鈍化させても、大気汚染問題に冷静に不退転の決意で取り組まなければならない。

・MSN産経ニュースから、記事を以下。

・「【中国環境保護相『大気汚染はかなり好転した』発言に不満の声続出】MSN産経ニュース 2014.3.12 11:08」

・「5日から開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、周生賢環境保護相が記者団に『大気汚染はかなり好転した』と語ったことに対し、ネットを中心に不満の声が続出している」

・「中国各地では今年に入ってからも深刻な大気汚染が続いており、とても好転したとはいえないからだ。(フジサンケイビジネスアイ)」(解説:ったく、口先だけでいい加減なことを)

・「周環境保護相は『一般市民はあまり感じていないかもしれないが、大気汚染はかなり好転している。大気汚染の指数は昨年に最高値が1000余りだったが、今年に入って900余りに下がっている。北京市、天津市、河北省の平均値は昨年の500~600から今年は500余りに下がってきている』と語った」

・「ところが中国青年報がネット上に寄せられた約2000人の意見を分析してみたところ、92.8%が周環境保護相の発言に不満を抱いているという結果が出た。『この程度でかなりの好転といえるだろうか』『周氏が引用した大気汚染指数が適切かどうか疑問だ』などの声が挙がっている」

・「中国の大気汚染の指数は6段階に分かれており、300を超えると『厳重汚染』(すべての者は屋外活動を中止)となる。したがって1000余りから900余りに下がったとしても『厳重汚染』に変わりなく、『かなり好転』と言うには早すぎよう」

・「李克強首相は全人代での政府活動報告の中で、『貧困に宣戦を布告したように、汚染問題との戦いを断固として宣言する』とぶち上げた」(解説:もっと冷静に、粛々とやるもんだぜ)

・「そして今年の具体的な対策として、小型石炭ボイラー5万台の淘汰(とうた)、石炭火力発電所の脱硫改造1500万キロワット相当、脱硝改造1億3000万キロワット相当、集塵(しゅうじん)改造1億8000万キロワット相当、排ガス基準を満たさない車や旧式車600万台の淘汰、などを列挙した」

・「しかし一方で今年の経済成長率目標は昨年と同じ7.5%に据え置いた。内部では、目標数値を引き下げるべきだとの意見もあったようだが、成長率を下げると雇用確保に問題が生じ、社会の安定を損なうとの懸念から却下された」

・「汚染問題との戦いを宣言しておきながら、一方では相変わらず高度成長志向の考えから脱却できずにいる。汚染問題を解決するには、投資中心の高度成長路線そのものを改める必要があろう」

・「これでは二兎を追うもの一兎をも得ず、ということになりかねない。何よりも周環境保護相のような汚染問題に対する認識の甘さが気にかかる。(拓殖大学国際学部教授・藤村幸義)」・・・

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