上村愛ちゃん、君を忘れない!
2014年02月09日
(上村愛ちゃん、君を忘れない!)
http://www.sanspo.com/baseball/news/20140209/den14020911250002-n1.html
・18歳の時より32歳の、恐らく最終の五輪だろう今回、果敢な滑り、攻めて攻めて、神がかった最高の滑走を見せてくれた上村愛子選手だった。
・彼女の華麗で健気で崇高な姿に、私はじめ多くの日本人は涙し、そして永遠に彼女のその、敢闘精神を讃え忘れないだろう。いやぁ、本当に凄かった!
・1998年・長野=7位、2002年・ソルトレイク=6位、2006年・トリノ=5位、2010年・バンクーバー=4位だった彼女は、「何で1段ずつなんだろう?」と涙をこぼした。そして30歳を越えた体を鞭打ち、34歳の2014年・ソチに挑んだのだった。
・「かけっこ」と違い採点制が殆どの冬季オリンピックの結果には、様々な思惑が動いているのだろう。モーグルの女王といわれるアメリカの〔ハナ・カーニー〕は、気負いこみ過ぎて明らかな失速だったと我ら素人には見えたが、大会としては〔女王〕をメダル無しにはできなかったのだろう。
・「だったらよ、3位を2人にして、愛ちゃんも入れてやれよ」と、71歳にもなった渡しはイジイジと思ったが、明らかに泣きはらした目ながら上村愛子選手がインタビューに答え、「何だろう?これまでで一番清清しい気分です」と、燃焼し尽くした選手しか言えない言葉を言ってくれたのに、大いに救われた。
・そして中年解説アナウンサーの静かな語り=「上村選手はもう、メダルを超えたところに居るような感じがします」には、しみじみ泣かされた。いやぁホントだ。上村愛子選手の最終滑走は、ターンも高く美しく、スピードも断トツだったのだ。惜しい、残念だ!という凡人の無念さは残るが、たしかにもう、「愛ちゃんはもう、メダルを超えた」ところに居たのだ。
・「オリンピック5大会に連続出場し、その全てに入賞した」という彼女は、正に「鉄人」である。今回無念の涙を呑んだ選手らを筆頭に、後に続く日本選手の、本当に「良きコーチ」になってくれると思う。愛ちゃん、おつかれさま!そしてありがとう!
・感激屋であるDeNAの中畑清監督も、泣けて大変だったようだ。グーグルニュースから、サンスポの記事を以下。
・「【愛子に感激! 中畑監督、海に向かって絶叫『愛ちゃん、ありがとう』】サンスポ 2014.2.9 11:22」
・「DeNA・中畑清監督(60)が沖縄・宜野湾キャンプの9日朝、ソチ五輪の日本選手の活躍に興奮の表情を見せた。『朝、涙を流してきました』と感動しきりだった」
・「金メダル候補に挙げたフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(34)は4位だったが『メダルを獲ったようなすがすがしさだった。負けた気がしない』と健闘をたたえ、恒例の散歩の途中で海に向かって『愛ちゃん、ありがとう』と絶叫した」・・・
・本人の写真は「いつかの愛ちゃん」でGOOGLEから。中畑監督の絶叫はサンスポから。
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