ガラパゴス携帯で悪かったな!
2013年02月28日
(ガラパゴス携帯で悪かったな!)
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/po-20130227-8707/1.htm
・静岡の登呂の遺跡から見つかった筵(むしろ)の化石は、現代の筵編み機で作られたものと変わらないという。文化というものは、永遠に右肩上がりで進歩するものではなく、或る時をピークにして進化を止めるものだという証左だろ?
・着物だって泥大島やら辻が花やら、今から何百年も前にピークを迎えている。木彫だって、恐らく鎌倉時代がピークだったのではないか?何を言いたいか前置きが長くなったが携帯電話のことである。
・肩からバッテリーをぶら提げていたショルダーホンの時代は無縁だったが、未だツーカーホンやらボーダフォンやらデジタルホンなる会社が跳梁跋扈していた時代には、私はもう携帯電話を愛用していた。DoCoMoなる珍妙ながらズバ抜けたネーミング(最初のCMは、サザンオールスターズだったと記憶している)でNTTが発売して以来と言うべきか?
・何台使い潰したかは憶えていないが、現在の機種は当初の頃に比べれば、音質といい通話領域といい、カメラの精度といい素晴らしい発達だ。おそらく私の「文化のピーク論」からすれば、最高峰に立っていると思われる。
・ところが世の中は「スマホ時代」に突入し、私の愛用の2つ折携帯なんざ「ガラケー」と馬鹿にされている。漢字も読めず九九の七の段も言えない様なクソガキが、目を皿ってか目をスマホにして熱中している。私からすれば、特に右手人差し指ってか、「手付き」が嫌らしくて嫌いだ。
・私はブロガーだし、友の会社ではIllustratorとPhotoshopと、WordとPowerPoitとExcelと、Windowsメールを駆使して飯を食っている。だから電車の中くらいは、ボーッとして車窓からの景色でも眺めているか、年寄りや私のような片手松葉杖にも絶対席を譲らない「大阪人」という人種の骨相を楽しんでいたいものだ。
・読書は頭を枕に付けてからと決めている。仕事の無い日は、朝の5時まで読書に耽っているから、電車の中では読まない。そんな私からすれば、「目をスマホ」にしている連中が不思議なのである。で、そのガラケー=ガラパゴス携帯が、今後も3割くらいのニーズが有るのでは?という嬉しい話を、ニフティのhttpから。
・「街中で老若男女誰もが持ち歩いているのを見かけるスマホ。フィーチャーフォンと呼ばれる従来の携帯電話は『ガラケー(ガラパゴス携帯)』と皮肉めいた呼称を付けられ、すっかり前時代的扱いだ。10代女子の間では『まだガラ女子(まだガラケーの女の子)』という言葉まで生まれているという」(解説:それって立派なイジメだ)
・「『フィーチャーフォンは完全に廃れてしまったという感覚がありますが、スマホの契約数は37.7%と3分の1強で、依然フィーチャーフォンのシェアは根強く残っています』とMM総研の通信アナリストである篠崎忠征氏は話す」
・「料金の高さや、とっつきにくさでスマホを敬遠している人も多い。また携帯電話を長時間使う記者や営業マンには充電がすぐ切れてしまわないようフィーチャーフォンに戻す例も頻発する」
・「『高齢者向けの簡単携帯や、防犯ブザーのついた子供向け携帯など、ニーズに特化したフィーチャーフォンはまだまだ人気です。ソフトバンクではiPhoneの次に売れていて、新規加入契約も確実にとっています』(篠崎氏)」
・「しかし、2012年度通期の携帯電話出荷台数約4200万台に対して、スマホは3000万台強と7割を占める圧倒的な数字だ。『今新しく携帯を購入している人の7割はスマホです。13年度末にはスマホとフィーチャーフォンの利用者数は半々になる見込みです。ですが、今後もフィーチャーフォンの利用者は3割ほど一定して残ると見ています』(同)・・・電話機本来の機能へのニーズは根強く残りそうだ」・・・
・紙の本が電子書籍に食われるのは時代のせいだが、「♪秋の日の図書館の ノートとインクの匂い」のニーズから紙の本が決して絶滅しないように、我がガラケーも細々と独自の進化を続けてくれないかなぁ?
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