日本初の金メダル=女子柔道57キロ級・松本薫
2012年08月01日
(日本初の金メダル=女子柔道57キロ級・松本薫)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/07/30/kiji/K20120730003798000.html
・昨日早速書かなければならなかったが、多忙で1日遅れとなったことを読者の皆様と松本薫選手に先ずお詫びする。
・「破顔一笑」という言葉は、この娘の為に有るのかも知れない。試合中のオッソロシそうな目つき・表情が、金メダルと決まった瞬間に緩んで、笑顔・泣き顔の24歳の娘の顔に一変した。インタビューの冒頭に、「48キロ級や52キロ級や、みんなの後押しで勝てた!」と言ったのも奥床しい。
・そりゃ家族同然に強化合宿で高めあって来たんだもん、48キロ級の福見友子、52キロ級の中村美里らの無念の思いも込めて、健気に闘ったのだろう。実際何かの拍子で、暗闇からあの表情の松本薫がヌッと出て来たら、100人が100人、肝を潰して逃げ出すだろうナァ。ホント、闘志溢れる金メダルだった。女子57キロ級では日本初、しかもこのロンドン五輪でも日本初の金メダルだった。
・「君が代」に乗せて高く高く上がる日の丸の美しさを夢見て、どの選手も奮闘努力をしてくれているのだろうが、やっぱオリンピックともなれば、この松本薫選手のような、己でも制御し切れないような身内から迸り出る闘魂が必要なのだろう。先ずはスポニチのhttpから。
・「ロンドン五輪の柔道女子57キロ級決勝が30日に行われ、松本薫(フォーリーフジャパン) が、今大会の日本選手団初の金メダルを獲得した。この階級の日本勢では史上初の金メダルで、柔道女子の今大会初メダルとなった」
・「決勝で昨年の世界選手権銅メダリストのカプリイオリウ(ルーマニア)と対戦。両者、ポイントなく延長戦に突入し、互いにせめぎ合う中で、勝敗はあっけなく決着した。延長17秒、カプリイオリウが、内股に入った松本の軸足を刈る反則行為で、松本の一本勝ちとなった。初戦から厳しい表情で試合を続けていた松本。今大会、不振を続けていた日本女子柔道に初の金メダルをもたらしたヒロインに、ようやく笑顔が浮かんだ」・・・
・さすがに「思いっ切り楽しんで来ます」と事前インタビューに答える能天気は減って、今や誰もが「目標は金メダルです」というようになった。しかしその金メダルが、いかに高く聳え立っていることか?だからこそこの、松本薫24歳の金メダルが燦然と輝くのである。
・本人は「やっぱ女子ですから、『野獣』は止めて!せめて『もののけ姫』と言って欲しい」と言っている。強化合宿では「お祭り娘」と言われ、合宿所は違うがレスリングの吉田沙保里選手と同じ、明るいムードメーカーだと聞いている。
・いよっ!松本薫日本一!そしておめでとう世界一!
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