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【出版デジタル機構】:目指す方向が偏っていないか?

2012年05月13日
(【出版デジタル機構】:目指す方向が偏っていないか?)

http://mainichi.jp/feature/news/20120512ddm012020155000c.html?google_editors_picks=true

・出版業界が今日の不況を招いたのは、「大手出版社の老人喰い」がそもそも元凶ではないのか?特に団塊の世代(wikiから;団塊の世代を指す定義は幾つかある。人口論による厳密な定義としては、250万人以上の出生数であった3年間にわたる第一次ベビーブームに出生した1947年から1949年までの世代を指し、3年間の出生数の合計は約806万人にのぼる)を狙った大手出版業界の手口はあくどいものだった。

・①やれ「自叙伝出版」だの、②やれ「句集出版」だの、③やれ「画集出版」だの、④やれ「写真集出版」だの、手を変え品を変えてセールスした。団塊の世代の自尊心をくすぐりながら、その退職金の一部を狙ったものだったのだろ?

・乗せられた団塊の世代も軽い。「俺は○○出版から」「私は△△印刷から」と、大手出版社の手によること(ブランド)を自慢しあった。私の「3がん4バトル」闘病記(【生還へのフォアボール】副題:「がん患者への応援歌」)の出版にあたっては、先輩や友人らが炎天下の2009年夏を走り回って下さったが、ブランドが上がれば上がるほど、出版費用は@にして100万~200万円も差が有ったものだ。

・結局、未だ30代だった『青月社』の若い社長が、私の著書に対する「友情・支援応援」の熱さに感動してくれ、良質な出来栄えの338PのA5版並製(21 x 15 x 2.1 cm)の本を、格安な価格で出版して下さった。

・大手は、全国の書店のネットワークを一番のウリにして来る。しかし無名な著者の本が、ドッと売れることなど先ず無い。皆さん「夢の欠片」として、住居の一廓に返品本を山積みしておられるのではないか?

・ドコモも、大型画面(5.3インチ)のスマートホンを、サムスン電子からOEMすることにしたようだ。もうiPADでなくても、スマホで本が読めるハードウエアも出来た。5GBの無料クラウドサービスも続々発表されているから、電子書籍の時代がもう、足下まで来ていることが解る。問題はコンテンツの数である。そこでこのhttpをから詳細を。

・「大手出版社や印刷会社が出資し、電子書籍の普及促進を目指す新会社『出版デジタル機構』が4月に設立された。目標は5年で100万タイトルのコンテンツ制作と2000億円規模の市場の創出。関係者の期待は大きい。同機構は不況にあえぐ出版界の救世主になり得るのか。日本の電子書籍を取り巻く現状を探った」

・「◇目指せ100万タイトル・・・『これまで電子書籍はタイトル数が不足し、ジャンルの偏りもあった。(大型書店並みの)100万タイトルの電子化が実現すれば、品切れや絶版のない世界ができる』。同機構取締役会長の植村八潮・専修大教授(出版学)は、3月29日に開かれた記者会見でそう抱負を述べた。同機構には講談社、集英社、小学館、大日本印刷、凸版印刷などが出資しているが、最大の株主は国が9割以上出資するファンド『産業革新機構』だ。最大170億円の資本金のうち150億円を出す予定だ」

・「出版デジタル機構が担うのは、電子書籍のストックや取り次ぎとしての役割だ。出版社から持ち込まれた本を製作会社に持ち込んで電子化し、電子書籍配信会社に卸す。電子化の料金は、電子書籍の売り上げから回収する−−という仕組みだ。計274社(3月末時点)が参加を表明するなど、出版業界を挙げて電子化を進めようと意気込んでいる」・・・

・うぅん、①紙の本を電子書籍化することも重要だが、②例えばパソコンで綴られた一般人の多くの原稿(電子データ)を審査し(条件交渉し)、行けるモノはどんどん電子書籍化して行くという切り口も大切ではないのか?

・冒頭に書いたように、出版業界の今日の不況は、ある意味「大手が自ら撒いたタネ」とも言えるではないか?そこへまたゾロ①講談社、②集英社、③小学館、④大日本印刷、⑤凸版印刷・・・かよ?しかも「最大の株主は国が9割以上出資するファンド『産業革新機構』だ。最大170億円の資本金のうち150億円を出す予定だ」・・・なのだそうな?それって税金だよな?

・出版業界をそうして救っても、これまで出版本の販売の裾野を支えて来た「街の本屋さん」はどうなるのだろ?今も11日(金)に頼んだ本が、Amazon・佐川急便で届いたが、「街の本屋さん」のことを思うと胸が痛む。

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コメント

私はパソコンや携帯で読書する気にはなりませんけれどね。出版界の不況、町の書店の経営は
ひどいらしいですね。
この間散歩で寄った本屋で、たまには読んでみるかと何年振りかに買った、芥川賞の「共食い」読んで溜息です。これが今の小説?で、これを書いて、読んで、感動して、選んで?

わたしが年を取ってしまったのですね、きっと。
終戦後のわら半紙のような雑誌を、それこそむさぼり読んだのでした。

寅どしより様、

コメント有難うございました。我らの世代は「ノートとインクの匂い」で育ちましたからどうしても紙の本に固執してしまいます。しかし私大を中心に、IT機材を使った教育は猛烈な勢いです。物理も数学も、立体表現だけでなく、あらゆる角度から投影できますものね。
学生の理解度は飛躍的に上がるようです。

小学生もランドセルから解放され、iPADだけ持って学校に行けます。若しかしたら機材は全部学校に有って、iPADは宿題を持ち帰るだけか?宿題も通信回線で家庭に届いていれば、子供はテブラテンスケになりますね。

テレビの画質が飛躍的に良くなったことも大きな影響が有ります。小さなスマホの画面も地デジの大きな画面に転送されます。考えれば考えるほど、書籍の電子化に歯止めはかからないでしょうね。

芥川賞とか直木賞とかは、今の若い者というより本好きからしたら問題にもならないでしょう。

それこそラノべ(ライトノベル)やミステリー等の方がストーリーはもとよりキャラ立て(登場人物や世界観の確立)なんかでは上ですよ。
モチロン昔もあったでしょうけど、カストリ小説(雑誌)みたいなのもありますけどね。

ネット小説などから次世代の作家が生まれるのでしょうね。

しかし、出版界の不況は自業自得だと思いますよ。だってアレが賞ですからねぇ。

みやとん様、

コメント有難うございました。そう言われれば、芥川賞・直木賞作品をトンと読まなくなって久しいです。この正月、一念発起して司馬遼の『翔ぶが如く』の文庫本全10冊を再読したのですが、それこそ声涙降る力作でした。彼を『国民文学者』と呼ぶのは正解だとつくづく感じました。

他に、寡作ですが浅田次郎が好きです。東野圭吾なんざ、若いのに天才に違い有りませんね。大手出版社も、出直すなら猛省し、日航や東電並みのリスタートをしなければならないでしょう。電子書籍になってしまえば、「葵の印籠」など役に立ちませんからネェ。

そういう意味で、自然淘汰・ガラガラポンが為されると期待していたのですが、又国がシャシャリ出て既得権益を守ろうとする。『産業革新機構』に役人を天下りさせ150億円もの血税をつぎ込む。そこには末端の街の本屋さんへの思いなど何も無いのでしょうね?

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