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回想:2009/02/04(水):【マリア・カラス】

2012年02月03日
(回想:2009/02/04(水):【マリア・カラス】)

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・生れて初めての執筆活動に入ったら、たちまち昼夜が逆転してしまった。倅が夜行性で随分叱ったものだったが、いや、シンシンと迫る夜気に包まれながらの作業は、確かに脳裏に深く眠っていたネガを感光させて思わぬ映像が蘇ったり、遠い昔読んで感動した言葉が帰ってきたりする。しかしこのままじゃ、本ができる前に体がお終いになるだろうから、何とかせねばならん。

・で、昨夜も起きていたら、深夜に思わぬ映画に遭遇した。2005年の【マリア・カラス最後の恋】である。懐かしさに涙しながらラストまで観てしまった。〔マリア・カラス〕・・・この20世紀最高の歌姫と言われるアメリカ生れのギリシャ移民の子は、美神が降臨したかのような恵まれた容姿と類まれな声量と美声、それと賢かったのだろう、優れた演技力もフルに発揮して、オペラの登場人物に血肉を与えたと後世大きな評価を与えられている。

・〔マリア・カラス〕の全盛期はわずか10年だったと言われ、1923年生まれの彼女が37歳になった1960年には、もうオペラは唄えないほどだったという。ピアノリサイタルの形で〔マリア・カラス〕が最後の舞台に立ったのは1974年の日本、NHKの収録がネットでも観られる。しかし映画【マリア・カラス最後の恋】では、この日本公演の映像が彼女を苦しめる。もう容姿も衰え声が出ていないのだ。

・映画は、ギリシャの海運王で大富豪のオナシスとの奔放な恋を軸のラブストーリィ仕立てだが、最晩年ヒッソリとパリに暮らす〔マリア・カラス〕を再び表舞台に出して、当時のハイテクを使って、現在のDVDプロモーションジャケットのように、派手な映像に〔マリア・カラス〕全盛時の声を吹き変えるという奇想天外な展開になっていく。

・その映像が圧巻なのだ!私たちも知っている『カルメン』や『椿姫』や『トスカ』が、映像とともに素晴らしかった・・・その作品の出来上がりは完璧なものだったが、〔マリア・カラス〕は大衆を欺くことに気付き、自らの足跡を最後に汚すことのないよう、その作品を世に出さないように親友のプロモータに頼んで去っていくエンディング・・・

・〔マリア・カラス〕を演じたイタリア女優〔ルイーザ・ラニエリ〕の美貌と熱演は特筆モノで、次第にそれが〔ルイーザ・ラニエリ〕なのか〔マリア・カラス〕なのか錯覚してしまうほどだった。

・それと、何といって〔ジョルジョ・カビターニ監督〕の、〔マリア・カラス〕への追慕の想いだろうなぁ。愛人オナシスをJFケネディ夫人だったジャクリーンに奪われ、声も衰えてパリで独り、54歳で死んで行った歌姫=ディーヴァへのレクイエム・・・いやぁ、久し振りに〔美人〕を堪能させてもらったわい!

(現・本日)ヨーロッパを大混乱に陥れ、ひいては世界大不況への引き金を引いたようなギリシャのイメージだが、この〔マリア・カラス〕の面立ちは、そのままギリシャの美神の肖像のようである。アメリカ人になったとは言え、結局ギリシャの海運王で大富豪のオナシスに惹かれたのは、ゼニだけではなく血だったのだろ?

・この2005年の【マリア・カラス最後の恋】はDVD化されていないのだろうか?これはイタリア女優〔ルイーザ・ラニエリ〕の美貌・熱演といい、〔ジョルジョ・カビターニ監督〕の映画の出来栄えを是非後世に残すと共に、皆様にも広く観て戴きたい画像・音声であると感じているのだが・・・

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