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私の腎臓あげる!

2010年4月24日

・それは早世したJOEさんと一緒に行った寿司屋だった。大男で人が良さそうな大将と、愛らしい色白のカミサンの店だった。本来の店の場所が新築ホテルの改装中で、今は仮店舗なのだという。カウンターの隅に、高3の同級生が居た。料理屋のオヤジらしくJOEさんが話しかける。私の名を聞いても彼は私が解らなかったようで、「貴方にお兄さんは居ませんか?剣道の強いお兄さんが?」私は答えた。「兄は居ますが、貴方がお訊ねの男は、私本人です!」・・・遊び絶好調の私が、余程若く見えたのだろう。そんなことで店との出会いを憶えている。

・その後、名古屋のド真ん中=錦三丁目で、JOEさんと呑みながらそのカミサンをよく見かけた。色白の美人なのだが、短足の風体にフリルのエプロンが可愛い。その彼女が出前の岡持ちを持って走っているのである。クラブ遊びの上客への寿司の出前なのだろう。寿司屋の大将は〔哲ちゃん〕、カミサンは〔ひろみちゃん〕で、すっかり仲良しになり、よく通わせて貰った。

・大男の〔哲ちゃん〕が脳梗塞を患って暫く後、行って見たら大将はすっかりスリムになって、健気に寿司を握っていた。〔ひろみちゃん〕は中学の息子が居るとは思えないほど、初々しいカミサンぶりだった。私が胸を熱くしたのは、綺麗なトイレの大きなバスタオルだった。それは私がブイブイ言わせていた頃、店にあげた、親友の繊維屋だった木下に作って貰った会社のロゴを刺繍した高級タオルだった。「ひろみちゃん、折角店が綺麗なのに、あのタオルはもう換えたら?」と言ったら、「いえ、あんな立派なタオルは見たことが有りませんから、大事にしているんです」・・・

・その後私も大阪へ来てしまって、何年も音信不通が続いていたが、一昨日私の夢枕に突然〔哲ちゃん〕が立ったので、胸騒ぎがして昨日自宅に電話してみた。電話に出た〔哲ちゃん〕は驚きながらも、その後の話を語ってくれた。曰く「腎臓がダメで、昨年11月店を畳みました。折角の電話ですが、家内は今買い物に出かけています」「なことより、じゃぁ哲ちゃんは腎臓のドナー待ちかい?」「いや、それが、〔ひろみ〕が1個くれると言いますので」「え?他人の腎臓でもいいのかい?」「出来るようになったんです!」

・暫くして〔ひろみちゃん〕が息せき切って電話をくれた。「何にも言わん。あんた哲ちゃんのカミサンっていうより、哲ちゃんのカミサマだったんだなぁ」・・・何年かぶりの私の声に、大はしゃぎしている〔ひろみちゃん〕の声に、私は間違いなく『神』を感じていた。〔哲ちゃん〕〔ひろみちゃん〕、頑張って生き抜くんだよ!おかげで私は、久し振りに心に花が咲いた思いがしたよ、ありがとうな!

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コメント

織伊 様

良いお話を聞かせていただきました。

お知り合いの御夫妻の腎臓の手術が成功して、お元気に
なられることを、私も応援しております。

北風育子さま、

病気の種類は違えど、昨日私の本を送っておきました。
哲ちゃんは19年生だから今年66、ひろみちゃんもそろそろ
還暦か?仲の良い夫婦ですから、腎臓を分け合って頑張って
くれるでしょう。

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